blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2007年11月13日

エール

アイロニーを始めた頃からずっとお互いを認め合い、助けあったり、競い合ったり

友人であり、ライバルである人に

今年で店は閉めることにしたと聞かされた。


クリエイターとして尊敬を抱き、他の誰にも理解できない部分を唯一共有できる人が、同じフィールドから去ってしまう。決してうまくいってないわけではないし、いまや有名店といっても大げさではないのに。

聞けば彼らしい選択だし、その新しい旅路を応援したい気持ちはいっぱいある。

しかし、そのことを考えると寂しいという気持ちばかりが出てきてしまう。


彼は気持ちを大切にする人だ。

いわゆる常識からはみ出してしまうこともあるけれど、

きちんと大切にするものを持っていて、そのことにとても正直にものをつくっていると思う。

とても不器用に。


彼から仕事のいくつかを引き継いで欲しいと言われた。

それは彼から仕事を認められて嬉しい反面、彼のその仕事を見ることが出来なくなると思うとまた寂しい気持ちになった。


お客様あってのことなので、お客様の求めるものを作ることが一番なのですが、僕がその仕事をするときは、絶対に彼の不器用な想いを忘れないようにしようと思う。


そして、やっぱり気が変わったといって帰ってくるだろうから、それまで暖めといてやろうと思う。

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コメント(1)

お久しぶりです。僕も以前ブログを偶然みて
知りました。本当なんですね。
かなり寂しいし勿体ないと思いましたが、
でもそのパワーもすごいなと感心もしました。応援しているとお伝え下さい。

Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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