blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2011年5月 Archive

2011年5月 1日

あじさい店長




久しぶりにもとの位置に戻ろうとしたらあのひとが帰ってきています。



 

母の日の1週間前になると、普段はアイロニーには並ばない鉢物が店の前にたくさん並びます。

福岡県甘木の西岡花園さんという生産者さんのアジサイなのですが、オランダからの輸入切り花のアジサイで見かけるような肉厚な花びら(がく)の質感、花期が長く、色の変化が楽しめる品種をいくつか選んでいます。


なかでもこのラフカットジュエルは絶妙な色合いでアイロニーでも大人気の品種です。




その他にも、変わった咲き方のいろいろなアジサイや、今年はカランコエのグリーンローズ、パリという人気品種も入荷しました。





このアジサイの鉢コーナー、年々販売数を増やしています。


ここを取り仕切るのが、社員のスタッフではなく、スーパーパートタイマーのまこちゃん。

まこちゃんはこの時期になると、あじさい店長を任命されます。

接客モードのスイッチが入ります。


店の前を通って一瞬ちら見でもしようものなら、

光の早さであなたの隣に移動するあじさい店長に売りつけられます。


そして隣町まで聴こえる甲高い声でウフフーーと笑います。



あじさい店長は花屋歴が長いので、いいものをよく知っています。

そんなあじさい店長が惚れ込んでいるアジサイたちなのです。


そして毎年このアジサイ店長が一番このアジサイを買ってくれています。

いやぁうれしい事です。


アジサイが売れるのもうれしいのですが、

まこちゃんが、この時期アジサイ店長になってるときの

責任感をもってがんばってくれる感じがめっちゃ好きです。

今年も打ち上げ焼き肉でアジサイ店長を讃えたいと思います。


ウフフフーーーー。




母の日の注文もお待ちしております!
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2011年5月 2日

飯より水揚げ




久しぶりにもとの位置に戻ろうとしたらあのひとが帰ってきています。



 
今日から母の日ウィークに突入です。

ギフトの出荷数なども増えてきて、必然的に仕入れ量もいつもとは比べ物にならない量になります。


朝から始めた水揚げ作業が、今日は終わったのが15時でした。

アイロニーは3カ所の市場から花を買っているので、アトリエに届く時間もまちまち。

そろそろ終わって飯くえるなぁーと思っていたら、大田からの荷物つきましたー!となって、じゃぁ先にやってしまおう!となるのです。


何があっても12時には昼ご飯、17時30分にはおやつ休憩という規則正しいリズムを守りたい私ですが

水揚げだけは優先したくなります。


花は、生産者さんが切って箱に入れて出荷して市場に届いて、それを花屋が買って帰って、という流れのあいだ


水を飲めていないのです。(バケツに入れて流通してるものもおおいですが)

その仮死状態になっている花にもう一度水分を補給して蘇生させるのが水揚げです。

いわば心臓マッサージと人工呼吸のようなものなのです。(大げさ)


でもまぁほんとに体内の水分がなくなりすぎると、もう水揚げしても元気にならないやつもいるのです。


元気になるやつも、やっぱり水を切らしていた時間が長いものと短いものでは短いやつのほうが元気です。


飯食う少しの時間ですが、やはりちょっとでも早い方が、その後のきれいさが変わってくるように思ってしまうのです。




今日は、新ふくしまのダリア ブルーピーチが入荷しました。

福島の花を!というわけではなくてもこれは外せない一品です。


他にも、渋谷さんのクレマチス、

イブピアジェやマリアテレジア、リメンブランス


お気に入りの花たちがぞくぞく入荷しました。



水曜、金曜と徐々に量が増えて行くので、今日はまだ序の口ですが

ことしもたくさんのスタッフが参加してくれて、完璧な体制で

この大仕事に挑みたいと思います。


そして、打ち上げ味楽園で焼き肉や!

母の日の注文もお待ちしております!
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2011年5月 4日

レギュラーサイズボックス




二位の斎藤由美さんが5月22日のイベントについて書いてくれています!




 

今日から母の日のギフトフラワーの出荷がはじまります。

発送分のご注文は7日午前中まで受け付けております!


オンラインでのご注文はこちらから!hahanohi2011.jpg

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2011年5月 5日

スピード




首位まで数ポイント差!ありがとうございます!




 

昔からお送りした花の写真をメールでお知らせするサービスは実施しているのですが、アイロニーが今のような体制を築けていないときは、仕事に追われ写真メールを送るのも、落ち着いてから、2、3日後になっていました。

今も、メール写真についてはパソコンやカメラなどのトラブルがあるといけないので、2、3日かかる場合があります、と事前に説明しているのですが、

特別な事がない限り、発送した日、つまりはお相手が受け取る前日には写真をメールでお送りしています。


ウェブ受注と写真メール返信を担当してくれているスタッフミツコがパソコンにへばりついて作業してくれています。(ここが一番大変なポジションだと思う)


贈り先様に届く前にどんな花かわかっていると気分的に全然違うと思う。


おかげで、お客様からのお礼のメールの件数が、全然違う。


そしてお礼のメールを頂くと、一気に疲れが吹き飛ぶ。


そしてまたいい花をつくろうと思うし、花にもいい気をもって接する事ができる。


少しの事で、いい循環をつくる事ができる。



こういうことが、まだ他にもあるかもしれない。


と改善点を考えながら今日も歌いながら楽しく取り組もう。


オンラインでのご注文はこちらから!hahanohi2011.jpg


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自分について気づいた事




1位のグリさんとの差はここからいつも縮まりません。




 

こんな一年で一番忙しい母の日ウィークの最中でも

自分が好きすぎる私は、自分についての発見をして

あー、俺ってそういうとこあるよね。と関心したりしている。



今年の母の日はアトリエでずっとバンクバンドのベスト(3枚から自分で選んだ)

を聴きながらというか歌いながら、制作スタッフとして

つくりまくっているのですが、


今日他のスタッフが先にアトリエでつくり始めていて

遅れていくとバンクバンドがかかってないんですよ。


802(FM)を聞いてるんです。


まぁ私も敬愛するナカジマヒロトがおもしろトークで

キャッチーな曲ばかりかけてたので、これは聞くべきだなと思ったのですが


なんかアトリエのFMが時々電波が悪くて音がめっちゃ悪くなるんですよね。



ヒロトの番組とはいえ、こんな音の悪いFMのほうがバンクバンドのCDよりもいいのかこの人たちは、と思いながら遠慮しつつアトリエで作業を始めたのですが

あー、これは昔ヨコヤマも言ってたけど、俺が何回も何回もおんなじCD聴いてるのにうんざりしてるな、と思ったんです。


そして、作業をしながらなんなんやろ、この何回もおんなじCDを聴いていたい病は。と考えたのです。


そして、もう一つ気になっていた事も合わせて考えていました。


ここ数日ずっと同じ服を着てるのです。俺。



服にとってもよくないし、衛生的にもよくない。(インナーは替えてますよ)



そんなことを思いながら、いてない間に配置が変わったり進行の変わってるアトリエにいらっとしながらまた自分のやり方に戻していて、ふと気づきました。



精度を上げたいポイントがここにあることに。



ディスプレイとか、制作とか、日々繰り返す作業をするときって

同じことをやっているようで、


よりいいものを、

よりいい方法を、


と考えているので、その他のことを出来るだけ同じにしたい。


その他の事が変わると、そっちのことにもちょっと気がいってしまって

本当に精度を上げたい、制作の仕事への気づきがちょっと減ってしまうのではないかと思っているのではないだろうかと思いました。



終盤は、しっかり自分の思うところにすべてを配置して、

バンクバンドを歌いながら、まこちゃんにコーラスの指示もしつつ

歌いながらやっていたのですが、



やはり、その方が圧倒的に気づく事、感じる事が多い。


花の組み合わせや配置、在庫とのバランスから葉っぱでつける微妙な味付けまで

こうしたほうがいい。と気づく量が圧倒的に多いのです。



うわー、ここまで書いたの読み返したら、

また俺に興味がありすぎる俺以外の人に無益なことを延々と書いてしまったー。



でも、まぁそんなわけでスタッフの皆さん、

俺が集中して仕事したいときは音楽はあきらめてください。

また服が汚れていたりちょっと匂ったら注意してください。



さぁ、明日もあの服着てバンクバンド歌おうー。

まこちゃんコーラスよろしく。


オンラインでのご注文はこちらから!hahanohi2011.jpg




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2011年5月 7日

メッセージ




また底力にやられております。。。




 
母の日である5月8日に届くようにと

ご注文いただいた花の出荷を今日チーム一丸となって終えました。


今年は連休あけてすぐの母の日なので、うちのような花屋は注文数はすくなくなるのですが、

5日から今日までの出荷件数は約400件と

昨年を上回った。


これはもちろんスタッフのみんなの日頃の仕事が評価された結果だと、ほんとうにお客様にもスタッフにもありがたく思うのだけれど


今年は、メールで届く注文内容を一件一件目を通していて

メッセージの部分に込められている気持ちが

例年とは少し違うと感じた。


あの地震でいつも以上に感謝や愛情を感じる事が出来たという一面もある。


お客様の気持ちをうちの花がきちんと届けて


ひとつでも多くの笑顔が生まれる事を願います。




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2011年5月10日

ルエルが恋したバラの秘密




よしまた追いかけよう。




 


母の日は本当にたくさんのご注文ありがとうございました。

今年は終わって二日後に疲れが押し寄せるという非常に残念なアラフォータニグチです。

おかげさまで、目標には届かなかったものの、去年の数字は上回る事が出来、打ち上げ焼き肉をめっちゃうまかったです。


そして、焼き肉をチャージしたらもう翌日には次の仕事に向かって働き始めます。


まず次なる山は 5月22日 大阪淀屋橋にある有名なビル 芝川ビルにて

フランス雑貨を取り扱うルエルさん企画で行われるイベント

ルエルが恋したバラの秘密 で

人気のバラ作家ローズファームケイジさんのバラ1000本を

つかって芝川ビルの屋上テラスを飾り、


僕が撮りためたローズファームケイジさんのバラの写真のスライドショーと

ルエルさん、ローズファームケイジの國枝健一さん、とタニグチの3人で

このバラの魅力を語るというトークセッションをする予定になっとります。


その後のパーティ時にそのバラをつかってちょっとしたデモをして、来場のかたにブーケをプレゼントしたいと思っています。



このイベントで販売されるバラにまつわるグッズの収益はすべて被災地への義援金となりますので

どうぞ自粛せずに、おもいっきりこの素晴らしいバラの魅力を楽しみにきてください。


僕も今回のこのバラオンリーという装花、とても楽しみにしています。


こんなバラたちです。


会場でドヤ顔のタニグチとお会いしましょう。

お申し込みはこちらから→http://Luelle.exblog.jp/15746603/

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2011年5月11日

花屋の手




心が折れるくらい離されたけど逆に燃えるなぁ。




 

今新幹線で芦屋に戻ってます。


飯食うの忘れてて新幹線のワゴン販売のおねーさんにカツサンド頼んだら、

もうないと言われて、一番飯っぽいつまみと缶チューハイを買った。


鯛ちくわとナッツを食べて、手についたナッツの塩をペロッとしようとして

久しぶりにうれしくなった。。。



手がちょっとぼろぼろ。



花屋の手ってぼろぼろです。


傷とかアクとかね。


昔は俺ももっとぼっろぼろやった。

バラのとげにやられたり、でこぼこの茎についてる葉っぱを一気にとったりしてどんどん汚れて皮が分厚くなって行く。


どんくさいことして、ナイフで手切ったりしてね。



一人でアイロニーを切り盛りしてるころには

そんな手を見て、いっぱしの職人になったような気がして誇らしかったものです。



でも最近は、水揚げとかそういう仕事がどんどん俺の手から離れて行って

クライアントとメールでやり取りしたり、紙の上で絵を描いてデザインをしてそれを活けてもらったり、ツイッターでしょーもないことをつぶやいたり。

チームの中での役割があるので、その仕事をすることが大切なのはわかっているけど



なんか、汚れてぼろぼろの手を見ると


胸を張りたくなるもんやねんな。







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2011年5月14日

ぼく600さい




パリで活躍する3位の由美さんがまた美女図鑑をアップしてくれています。




 

今日は3週間ぶりのオフ。

まずは 朝から息子大樹(たいじゅ)を保育園に送って行く。

ママ友100人できるかなが密かなスローガンだ。

前回は泣いてたのに、ばいばいーと言って保育園に走っていった。


その間に、嫁さんと久しぶりに二人なので映画でも行こうということになって

西宮ガーデンズへ(六アイのmovixが閉館していてびっくりした)

時間の都合でたまたま観た映画 阪急電車 は思いのほかつぼで

なんでもないところで何回か泣いた。



終わったらすぐに大樹を迎えに。


午後はなにも決めてなかったんだけど、

急に和歌山の田舎にある実家に行きたくなって車をはしらせた。



もちろん両親や兄一家(甥と姪が4人いてめっちゃかわいい)に会うのが一番の目的なんやけど


時々会いに行きたくなるやつがいる

それは大樹の名前の由来になった

小学校の裏にいる楠。


通っていた小学校のすぐとなりに校舎よりでかい楠がそびえている。





まぁ、そんなでかいのが近くにあるので小学校の教室の窓からの景色は

大半がこの楠というナイスな学校だった。


新緑の季節、窓一面が楠の葉っぱがキラキラして風に揺れて

昔はあたりまえでなにも思わなかったけど、その風景がときどきよみがえると

なんて贅沢なんだろうと思う。



この楠は 十五社の森 という一本の木なのに森という名前がついている
すごいやつだ。

樹齢は600年。近畿で一番の巨木だ。



有名なお寺や神社、歴史的建造物に行ったときにその歴史に思いを馳せるときがあるけど、


こいつは生きているので、その歴史のなかで何を見て来たのか

どんなことを考えていたのかと

そして、これからもずっとここに生きて、何を見て何を感じるのだろうと


不思議な気持ちになる。


ここにくると、いろいろな事が感じられて

こいつがいてよかったと思う。



小学校からのつきあいじゃなくても、そんな木があると

人生はまた少し楽しくなるかもしれません。


今年は国際森林年だそうです。

my favorite tree ありますか?

















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2011年5月18日

ローズファームケイジさんへ行ってきました。




最近大田市場でもいろいろな仲卸さんにブログみてるよー!と言ってもらってうれしい今日このごろ。




 
今週末、大阪でLuelleというフランス輸入雑貨などを扱うセレクトショップをしてる古くからの友人の企画で、

とあるバラ生産者さんのバラに焦点をあてたイベントに出るのですが


その縁があって、先週農園を訪ねてみました。


むろん、有名な生産者さんなので、名前は知っていましたが

僕の仕入れルートにはそれほど目にする事がなく縁遠い感じでした。


ただ、このイベントをするにあたって、スライドショーの写真を担当する事になり、100本近く、様々な品種のバラを撮影用に送ってもらったときから、とても特別な雰囲気を感じました。


今まで好んで仕入れて来たものとはどこか違う。


1品種だったら気付かなかったかもしれませんが

ほとんどすべてのラインナップを一同にみたので

この生産者さんのテイストをすごく感じる事ができました。



そのときはなにかわからなかったのですが、自分に必要な何かを感じたように思いました。



そして、農園を訪れたこの日、

自分の感じていたものが何かがよーくわかりました。



車で1時間30分くらい。滋賀県ににあるローズファームケイジの國枝さん親子は バラ農家の2代目と3代目。


バラをそだてるのではなくて、バラが育っている環境を整えて手助けする。

そしてその手助けは、助けるだけでなく、時には厳しく接するようなものでもある。そのほうがいい花を咲かせたりいい種をつくる。



さらに印象的だったのは、お二人ともバラからたくさんのことを学んでいると話されていたこと。

今の時代もっと多くの人が植物のサイクルに大切な事を学ぶべきだ。


その他にも立場は違うのにこんなにも共感できるものなのかと

久しぶりにテンションがあがって多弁になってしまった。



そして、僕のこれからにとって一番の収穫は、

この人たちの 和バラ という感性。





ガーデンローズのおもむきがあるのに、日本の良さをしっかり感じられる。


はじめに送ってもらっときに感じたのはこの感覚だったのです。


何度も言ってるけど、僕はパリに店をもちたい。


海外では、生け花に対する評価はすごく高い。

でも僕はバックボーンに生け花をもっていない。


多分もっと奥の深いところではつながっていると思うけど、 

おそらく一般的な外国人がみた生け花の特徴的な部分は持っていないと思うのです。




でもそれで勝負したいと思う。


そして、その感覚がこの 和バラ にはあるのです。



以前にパリに行ってランジスで花を仕入れながらその日に活ける花のデザインを考えたときに、パリっぽいこと、日本的なものがどちらも一瞬頭をよぎった。


でもすぐに、いやいやいやアイロニーらしいものをつくってやろう。と思い直した。


そのときに、このバラがあったらどんなにいいものが出来ただろうかと思う。

パリのスタイルに魅せられて育った日本人のフローリストの表現したいテイストをどれだけたくさん伝える事ができただろうかと思う。



そうやって、僕にとっては日本と世界を感じる事の出来る素材との出会いだったのです。


僕の仕入れルートにももっと流れるように早速道作りをしました。



アイロニーのお客様にももっとこのバラを見てもらえると思います。


ご期待ください。

イベントはもう120名ほどの申し込みがあるそうで、東京開催の話もあるとかないとか。。





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2011年5月24日

ファミリー(ルエルでのイベントを終えて)




順位に変動が!!




 
日曜のルエルさん主催のイベント、ルエルが恋したバラの秘密が無事終わりました。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました。


また会場装花を手伝ってくれた、見習いスタッフと

現場研修として参加してくれたラフィリエの生徒さんや卒業生に感謝です。


会場装花は、ローズファームケイジさんのバラを生かす為のシンプルなデザインにしました。

そして、デモンストレーションでつくるブーケは、少し個性を出してアイロニーらしい色合わせやデザインで見ていただきました。


このバラはローズファームケイジの國枝健一さんが、滋賀県からわざわざ二度に渡って芦屋本店まで車で直接運んでくれたものです。


1週間前に僕が農園を訪れたときに、こんなんあったらおもろいと言ってた雰囲気のバラも試験的に切ってくれていて、

当初1000本といってたのが結局総数1300本と鉢物15鉢。


このレベルのバラがこんなにあったら、どうやったって綺麗やん。。と

逆にプレッシャーも感じつつ、自分のテンションがあがった感じを皆様にも見てもらえるように心がけました。


芝川ビルモダンテラスのレトロな雰囲気も今回のイベントにぴったりの場所で

心配だった天気も晴れすぎず、パーティ時には雨も上がって完璧な天候でした。



僕が撮った写真のスライドショー、

健一くんとのトークセッション、

デモンストレーションでは、思いっきり贅沢なブーケを束ねさせてもらった。

そのブーケをプレゼントをするジャンケン大会では、数少ない男性参加者(しかも芦屋の野菜王子ことCAの福原くん)がゲットしてしまうという事件もあり、

バラとおなじくらい、たくさんの笑顔もみれた一日となりました。



そして、一番印象に残ったのが、2階にあるルエルショップ内での打ち上げ。

ルエルのミカさんがはじめの挨拶で、このイベントに懸けていた思いを話してくれました。亡くなられたお母様のこと、そのことによって気づいたこと。そして、それをこうやって形にできたこと。


ルエルは、ほんとにいい店だなぁと思いました。


このイベントにたくさんの人が手伝いに来てくれていました。

レナちゃんやジャニーズな息子くん達がスタッフとしてしっかりサポートしていたことも、もちろん大きな要因だと思うけれど


雰囲気がファミリーだった。チームというよりファミリー。


この事は今どんなビジネスにおいてもとても大切な事。


合理的で無駄なく役割分担されたチームより、

お互いを思いやるファミリーのほうがいい結果を出せている例が多い。


ローズファームケイジさんもそう。

農園を訪れたときに感じた。本当に素晴らしいファミリーだ。



そういうアイロニーもファミリー度では負けてないいない。

店長ヒラノが、仕事のまじめな話をしている最中に
ふっつーーに僕の事を、お父さん と呼び間違えてくるくらいファミリーなのだ。(ちょっと違う?)



なんかそういう空気が引き寄せ合って、あのバラ達を通じて

来てくれたお客様達を笑顔にすることが出来たんだ、きっと!と



アルコールを飲んでないのに、どんどんはじけていじられまくって

出してはいけない素のキャラが出てしまったいた

健一くんを見ながらつくづく思ったのでした。









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2011年5月26日

6月の花嫁




斎藤由美さんのブログにアイロニーがパリへの花贈りの依頼があったときにお願いしてるROSE BUDの活躍がのっています!




 
芦屋本店でのブライダルをメインで担当してくれてる店長ヒラノから、6月に向けてブライダルのことでブログ書いてくださいと言われたので、アイロニーのブライダルフラワーについてひとつ。

日本では梅雨時期で結婚式はなかなか大変なことも多い6月ですが

ジューンブライドといって、6月に結婚した花嫁は幸せになるという神話をもとにした欧米の言い伝えを武器に業界ががんばってくれているおかげで6月もウェディングのお仕事が多いのです。


といっても、今のブライダルフラワーのほとんどは式場と契約してるフローリストが装花を担当します。契約フローリスト以外の装花はあれこれと理由があるようで、どこの式場もNGです。

まぁ、契約して長期的に利益が出せるようにいろいろな事をしているので、急にどこぞの花屋が仕事の枠を奪うとなると計算が狂ってしまったり、
日頃の連携もあるでしょうし、勝手のしらない花屋が何か失敗をしでかしたりということもあるのでしょう。

新郎新婦の夢を出来るだけ叶えたいという気持ちとのせめぎ合いお察しします。


アイロニーは、とくにどこの式場とも専属契約をしていません。


これはですねー。実はどこからも声がかからないから。。というわけでは決してないんです!笑

時々誘ってもらうんですが、



基本的に、アイロニーのスタンスとして、どうしてもアイロニーの花がいいっていう人の仕事を優先したいのです。

それが世界一好きな花屋といってもらえるようになるための近道だと思っています。


適当になるべく安く仕上げてください、という仕事の追われて

いつかくる私の結婚式は絶対アイロニーの花で!と思ってくれてる人の

仕事が受けられなかったらバカですからね。




それじゃ、アイロニーがしてるブライダルの仕事というのは、どういう仕事かといいますと。




まずは、ウェディグブーケです。

これはさすがに、新婦のお母さんが手作りで見たいなことも往々にあるので、持ち込み禁止のところは少ないです。


式場装花はどうしても駄目らしいけど、せめて身につけるブーケだけはアイロニーで。というかわいすぎる花嫁のブーケを担当させて頂くわけです。

2週間前くらいまでにアイロニーで花を見ながら打ち合わせをして、ブートニアとヘッドドレスも合わせてご依頼いただき、当日式場にお届けします。



そして、式場装花も絶対にアイロニーじゃなきゃという、もう奪いさってしまいたくなるようなかわいすぎる花嫁の場合


今までの例としては、

持ち込みOKの式場でのパーティ。




もしくは、



アイロニーがお二人と式場契約花店の間に入ってデザインを担当するというパターンがあります。

このデザインを担当するパターンの場合、

式場側に支払う装花費用とは別に、アイロニーにお支払い頂くデザインフィーがかかってきます(デザイン箇所にもよりますが大体15%)
が、お二人の側の視点からコストを抑えるよう契約花店に依頼できる点や、

なかなか、うまくまとまらない好みや感覚のすこし違う契約花店側のクレームへのリスクも軽減されるようなこともあります。


まぁ、こういう場合、往々にしてよそ者が関わってきやがったという感じに露骨に意地悪されるようなこともあるような話を聞いた事もあるのですが


いまのところ、どこのホテルやレストラン、また契約花店の方々も

協力してお二人のためにいい装花をしましょうねというチーム的視点で温かく迎えてもらっております。







という感じでやっとりますので、大切な日の花をアイロニーでと考えてくださるかたは、ぜひぜひお気軽にご相談ください。






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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

>>詳しいプロフィールはこちら

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