習慣
じわじわきてまっせ。
何度も何度も繰り返すなかで、体に染み込んでいくこと。
今朝またボールをもってコートに行った。
最近時々一人で遊んでいる。
学生の頃は本当によくもまぁ、このことばかり考えていたものだ。
ジャンパーやドライブで息が上がったので
フリースローレーンに立って、何度も何度も繰り返した儀式のような動作をして放ってみる。
まぁ、入る。
入る病今だ治らず。
俺に取って今なお唯一神であるマイケルはゲームで目を閉じてフリースローすることがあった。
人は驚くのだけれど、
やっていた人間なら、あれはそれほど難しくない事を知ってる。
体に覚えさせた一連の動作。
シュートを放つ少し前に目を閉じたってそれほど変わりはない。
そうやって同じように目を閉じて放つ。
入る。
入る病やし。
バスケをしていて、仕事に役に立ったのは、何か起こったときに
その事にとらわれない事。
ゲームは笛が鳴らなければ進んで行く。
大きなミスがあっても、否が応でも切り替えて次にするべき事の判断を瞬時にする必要がある。
ましてやリーダーなら、それをチームに促す為に
癖のように、大きな声で次すべきことを指示する。
そのせいで、些細なことに一喜一憂する感情的表現の乏しい人間になってしまったが
まぁ、男だしそれもいいだろう。
切り替えろ次一本。
そうやって一本ずつ。
最後に1点でも相手より多かったら
それでいいのだ。