blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2013年1月31日

喜びと悲しみと

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この数週間1月だというのにスケジュールを詰め込んでバタバタと忙しくしている。

少し考え込んでしまいそうだったので動きたかった。


俺はこの仕事は100パーセントいい仕事だと思っている。


植物の美しさに触れ自然の偉大さを感じ、人の想いを形にして笑顔を見ることが出来る。


誰かの人生の特別なシーンに花を添えて笑顔を輝かせたり。


誰かの深い深い悲しみに寄り添ったり。

 
 


友人から世界一軽くて世界一綺麗なブーケをつくってと頼まれた。

病院の中にある教会で行われた結婚式の事前撮影。

花を束ねるときは自然とそれを持つ人をイメージする。

あげる人。受け取る人。

中には深く感情移入してしまうこともある。


いろいろな想いが頭や身体を巡った。

他の花にも影響があったかもしれないと思う。


喜びと悲しみというのは表裏一体だと教えてもらった。


つらいことがあるからこそ喜びは輝くし

幸せを感じれば感じるほど悲しみは深くなる。


花がどうして、嬉しいときにも悲しいときにも使われるかというと

両方を表しているからだと誰かが言っていた。


枯れてしまうという美しさ。

知ってはいたけど、このことを強く感じた数週間だった。

 
 


式当日のブーケはつくることができなかった。


その花はまわりのひとの悲しみに寄り添う花になった。

 
 
 


今回のことでとても大事な二つのことを受け取りました。


ガンという病気について。


検診をうけること。保険に入っておくこと。
 
 
 

早く見つかれば治ります。


それは俺も知っていました。


でもあまりに高額な治療費についてはしらなかったです。


治療費が高額な為に、充分な治療を受けさせてあげることができない家族の気持ち。

 
 

できること、すべきことは

そういうことを少しでも多くの人に伝えることと

日々を一生懸命に生きること。


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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