blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2013年6月 Archive

2013年6月 4日

めらめらするぜー

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負けん気というのは俺のなかでもスケベ心とおなじくらい

自分を突き動かす原動力となる。


誰かを喜ばせよう!というのは、アイデアを出すときに効果的で頭はすごく働くんやけど、

やはり身体をうごかしたり、めちゃめちゃやる気になるのは、

勝ちたい。という衝動だ。

スケベ心の衝動がどれほどのものかという具体的な話はここでは差し控えておくとして。。


さて、ここ最近、おれは非常にめらめらしている。


そもそも、芦屋でアイロニーを始めたときから、すぐ近くに日本でも1、2を争うであろう花屋があり

ずっと、そこにめらめらしながらやってきている。ありがたい存在だ。

いつかサシで飲んでみたい人だ。


そんなめらめらのおかげか、アイロニーは東京出店に踏み切った。

東京に店舗があるというのは、認知度や、本社が東京にあるハイブランドとの仕事などで大きなアドバンテージとなっている。


でも、まだまだ勝てないなぁと思う。


なにをもって勝ち負けとするのか明確なところはないんだけど、

芦屋の人たちの多くは、あそこが一番だと思っているだろう。

あぁ、書いてたらまためらめらしてきたな。


そんななか、最近は後発の店にもめらめらする。


うちで店長をつとめた二人も新たな勢力となっている。

芦屋店をひっぱってくれていたヒラノは、うちに来る前の同僚たちと大阪の北浜のほうでBONDという店をスタートさせた。

カフェとくっついていて居心地のいい空間といい評判をよく聞く。めらめら。


青山店でがんばってくれていた横山も、

花業界で勢いのある問屋さんである

阪神トレーディングが運営している花屋を任せてもらって、インテリア雑貨や花宇の植物なども扱う苦楽園のMendipsという

店でアイロニーでは前に出る事のなかった横山らしさをだして頑張っている。めらめら。


そしてそして、6月からはまたもうひとつライバルが大阪に出現する。

なんと!!あのパリの人気店ROSEBUDがグランフロントのインターコンチに出現する。めらめらめらめら。

運営するのは大阪の有名花店で、そこで一番実力があると噂を聞いていた森川君が店長を務めるとか。

パリでの研修時の評判もよく、いい店になりそうです。めらめら。

6月5日6日(6日はAM11時までとのこと)には、本国からヴァンソンとシリルも来日するとのこと!!!


関西花業界も熱くなります。

もちろんアイロニーも負けないようにますますがんばります!


お楽しみに!!!

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2013年6月 7日

シャングリラホテルのスイートルームで撮影

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代官山蔦屋書店でFLOWBULOUS ISSUE1を見つけてアイロニーを気に入ってくださった

デザイン会社の方からの依頼で、とある媒体の表紙を13カット撮影して欲しいとの依頼があったんだけど、

そのなかで、3枚は高級感溢れる室内に花が飾られている雰囲気でというような依頼だった。


ハウススタジオを借りて、家具なんかも用意して、と思ったんだけど

ハウススタジオの情報をリサーチしてるときに

芦屋店のとなりでファッション誌をつくっている Palm の西馬さんに電話したら

ホテル借りたら?と教えてくれて、おお!!ということになり


さっそく、ホテルをリサーチ。イメージに一番ぴったりだった、シャングリラホテルのスイートを借りる事に。


一泊23万の部屋だって。。

さすが、家具も洗練されていて、3カットの撮影分の背景もいろいろなアングルがありすぎて決めかねた。

夜のうちに花を活けてアングルを全部決めて翌朝から自然光で撮影と思っていたんだけど、


普通についてる照明があちらこちらといろいろと細かく調光出来て、これは夜撮った方がいいかもと思い急遽夜撮ってしまうことに。

37階のラウンジでは、スイーツやドリンクが常に用意されていて、夜にはお酒も用意されるとのこと。。

ああぁ。。遊びで来てるのならなぁと何度も思いつつ。


あれこれ試していて、3カット撮り終わったのがAM3時30分。。

4時から仕入れだよね俺。。


部屋についてるジェットバスだけ堪能して、部屋を後にしました。。。。


仕入れから戻ってラウンジで優雅に朝食を頂いて、自然光でも撮ろうと思い、そこからまたギリギリまで撮影。

いい写真が撮れました。

花の写真、花を飾るときその空間がとても大事なように

背景で大きく花の印象もかわります。


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パリでの花の写真を撮り貯めて、一冊の本にしたいなぁと思っていたけど、

こういうホテルのすばらしい空間での花写真もいいなぁと思いました。


パリビュラスとホテビュラスです。


最近なんにでもビュラスをつけるのが流行っていて

谷口の自分撮り写真集 タニビュラス というのも候補に挙がっています。嘘。


そうそう、本家フラビュラスの2作目 

6月10日に芦屋店、青山店に届きます!!!


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2013年6月10日

来たビュラス!!!!

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いやぁ。。昨夜くらいからもうそわそわしてました。

20000冊ですからね。

なんかすごいおかしな事になってたりしたら、アイロニーの存続にかかわりますから。


昨日夕方、印刷工場を出発したというメールが届いてたんです。

10日予定とは聞いてたんやけど、もうどきどきです。


今日は3時30分に起きて仕入れだったんですけど、

もういつもよりぱっちり目が覚めました。


そっからは、夢中で仕入れして、帰って来たらマッハで水揚げしてね。気がついたら昼で。


またそわそわしてきました。。。


まだビュラス。。。


はよビュラス。。。


じらビュラス。。。


と意味のないことをFacebookやTwitterでつぶやいたりしつつ。。


いてもたってもいられず、ヤマト運輸のいつものドライバーさんにTELビュラス。


するとヤマトさんは

2時から4時に行きます。
 
 
 
 


くくり雑やなー!2時と4時って2時間もちがうやんー。どんだけ待たすねーーんとかなんとか言ってると!!

 
 
 

来たビュラスーーーー!!!!!


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トラックまで取りに行って、青山に届いた2000冊から1冊だけ抜き取って、チェック!!!


オッケーいい感じ!!

これは売れビュラスですよー。

今日はうまい酒が飲めそうです。


ちらビュラスでどうぞ。
ちらビュラス1.jpg

ちらビュラス2.jpg

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さて、ISSUE 3に向けてまたどんどん撮ります。


実は、ISSUE 3に向けて、そして金曜からのパリ撮影旅行にむけて、わたくし、実はパワーアップしました。


それは、また次回のブログで。


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2013年6月22日

パリ撮影旅行記1日目

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今朝かえってきました。

Facebookはこまめに更新していたのですが、ブログでは今日から少しずつ公開していきたいと思います。

まず、今回のパリ行きの目的は


FLOWBULOUS ISSUE2 のパリでの書店営業と

パリで束ねたブーケと街並の写真撮影です。


色々見に行って吸収するというよりは、

パリ出店への種まきを始めたいなと思ったからです。

フラビュラスに関しては、アイロニーの花を少しでも知ってもらうため、

パリの人たちのリアクションを感じたいため。


ブーケの撮影は

街をたくさん歩いて、地区ごとの雰囲気を感じたい

パリの花の特質を知りたい

日本のお客さんに楽しんでもらって

これらの写真をビジネスにつなげて、パリに行く機会を徐々に増やして出店につなげたい


というもくろみです。


今回は1週間。6月14日から21日まで。


エールフランスの直行便でいくことに。


エールフランスは24キロの荷物を2個預かってくれるようになったとのことで

フラビュラスをたくさん持って行く事ができます。


1冊600グラムのフラビュラス。50冊持っていけました。


11時30分関空発 17時30分にパリ着。

寝不足の日々が続いていたので、昼間でしたが結構寝ました。


今回も水揚げをしたり、ブーケを束ねたりしたいので

6区でアパルトマンをかりました。セーヌ沿いで50平米くらいのワンルーム。

4階ですがエレベーターもありいい感じに作業できそう。

大家さんが英語が話せたので、引き渡しもスムーズに。ちなみに俺の英語は中2レベルです。


荷物をほどいたら早速いつもいろいろとお世話になる斎藤由美さんに日本のお土産を持って行きました。

ムフタール近くのカフェでウェルカムシャンパンをゴチになります。

さてさて今回は撮影旅行なので、まずは花を仕入れてブーケを束ねないとどうにもなりません。

しかしながら、今回の日程、金曜着というのがちょっとまずい。


ランジス市場は火曜と木曜が表日(つまりは市のある日)土曜から始める撮影分の花の仕入れは

前回のようにその辺のマルシェや花屋でと思っていたのですが、最近日本にも進出を果たしたパリの人気フローリストROSEBUDの

ヴァンソンが土曜にランジスに連れていってくれることに!

土曜はいわゆる裏日なのですが、その辺のマルシェなんかよりはずっと花が揃うとの事。


いつもほんとによくしてくれるのです。涙。ヴァンソンありがとう。。


由美さんと別れてフラットの近辺をぶらっとして少し買い出し。


この時期は22時頃までは明るいので自然光での撮影時間もたっぷりあります。

撮影場所を探してふらふらとしていて24時。気候もよいし金曜なのでセーヌ沿いも人がいっぱいです。

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そうそう、今回の撮影旅行を機にカメラを5D MARK3にパワーアップしました。

MARK2でオートフォーカスと高感度撮影にちょっと不満を感じ始めてたのですが、快適でした。


夜景がもっと撮りたくなる。


さて続きはまた次回。

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2013年6月23日

パリ撮影旅行記2日目

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土曜それほど早くない朝。オデオンにあるローズバッドの前でヴァンソンと由美さんと待ち合わせ。

前回のアパルトマンがめっちゃ綺麗なのに、壁が斜めになっていて、立ってシャワーをあびられない構造だったので、

今回はその辺もチェックしていたのに、シャワーがめっちゃちょろちょろっとしかでない。

朝シャワーを浴びて目覚めるのが日課な俺には痛い。

すこしお待たせしてしまってヴァンソンと大阪以来の再会。

あいかわらず顔ちっちゃい。


ローズバッド号に乗り込み、裏日のランジス市場へ。

由美さんを大事にしないと災いが起こるというジンクスの話で

ヴァンソンと二人でオーバーに由美さんを気遣うというネタをしたりなんかしているとランジス到着。


残っているものというより裏日でも入荷しているものもあり、表日に比べて空いてる問屋さん自体も少ないが

いい花がたくさんあった。

ヴァンソンが取引している問屋さんはロットが結構大きめだったが、

残ったらヴァンソンや由美さんに使ってもらおうと思って大人買い。

スイトピーが出回っていて、ダリアが出始めて来たとこだったので、結構いろんな種類の花が買えた。

こっちのダリアはつぼみがついてて可愛い。

以前日本のダリアの生産者につぼみつきで出荷を頼んでみたけど、やはり少し持ちが悪いような気がした。

つぼみ落としてから、つぼみだけの束を出荷してくれないものかとか思う。

市場ないのカフェでお茶してローズバッドへ戻りました。


花をフラットに運ぶのも大変なので、地下をつかっていいよと言ってくれ、ローズバッドの地下で作業させてもらいました。

水揚げをして、ブーケをひとつ束ねて、いざ撮影に!


上ではヴァンソンが歌いながらめっちゃかっちょいいディスプレイを仕上げていました。

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この日はフラットのすぐ近くのポンヌフからルーブル、チェイルリー公園、コンコルド、気づいたらアレクサンドル3世橋まで歩いてました。


なんだか、前よりも狙ってしまっているみたいで、いい写真が撮れないような。。

ブーケを綺麗に撮ることを意識した方がいい写真が撮れるようでした。


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なんとか数枚撮れて、ヨロヨロとローズバッドに戻ろうとする途中

セーヌ川沿いにDRIES VAN NOTENのブティックを発見、ベルギーのほうが趣味に合うのか

今はたまにストールを買うくらいで全然着なくなったけど、昔から好きなブランドなのでちょっと覗いてみる事に。


俺のでかい荷物をみた女の子が、荷物をこっちに置いとけば?といってくれたので、リュックとブーケをテーブルに置かせてもらって服を見ていると、ブーケに興味津々でいろいろと褒めてくれてる。わかりやすい英語でいろいろと話してくれてとても笑顔の素敵な子だったので、プレゼントする人に決定。

今回の旅は、10個のブーケをつくって、パリを背景に20カット撮影して、10人にブーケをあげて笑顔の写真を撮る。という目標を設定しています。


あげるから写真撮らせてくれというとめっちゃ喜んでくれて、あやうく流れでじゃぁこの後飯でもどうかなと誘ってしまいそうなくらい喜んでくれたが、そういえば俺しゃべれないんだった。と迷いを断ち切って撮影。

さすがドリス、いい雰囲気の店内でとびきりの笑顔の写真が撮れた。


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パリに店を出したいねんというと、待ってるわ!と応援してくれた。

ありがとーとビズをして、さっきとはうってかわって軽い足取りでローズバッドに戻った。

その後ローズバッドで明日から撮影するブーケを3個束ねてローズバッドが閉店するので、

ヴァンソンが車で送ってくれて由美さんと研修生のまゆみちゃんと一緒に残りの花をフラットまで運び込んでくれました。


その時点で確か20時頃。ほんと嬉しい事に22時までは明るいので、第2ラウンドの旅に出発しました。


今度は反対側に。ノートルダム寺院を背景にブーケを撮りながらサンマルタン運河のほうまで歩いて行きました。

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気づけば23時。暗くなって、力つきてメトロでフラットまで戻って終了。


ブーケも4個作成できたし、2個目少し撮影出来てる。由美さんとヴァンソンのおかげでいいスタートがきれました。


翌日はお昼からベルナールが自宅で肉を焼いてくれるというのでお邪魔させてもらうことに。前回連れて行ってもらった森で撮影です。


お楽しみに!


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2013年6月24日

パリ撮影旅行記3日目午前編

パリ三日目 日曜日の朝

この日は由美さんの友人でいつもめちゃめちゃよくしてくれるベルナールのうちに行って手料理をごちそうしてもらい、

その後、近くの森にいって撮影を行う予定だ。


なので、空いている午前中にはまた歩いて撮影をすることに。


ネットで撮影候補地を探しているときに見つけたスクワール・ド・プープリエというパリ市内なのに古い一軒家が残っている一角があるというので

行ってみる事に。

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50メートルほどの石畳の道が三角形になっていてその界隈だけ確かにちょっと趣が違う。


古いレンガ作りの壁にツタが這っていて、アイアンのフェンスにはバラが咲き乱れている。


こういうのをいいなぁと思う自分も含めた日本人の感覚というのはなんなんだろう?

ルーツに関係なく、美しいしいと感じるものなんだろうか、

雑誌と映画とかの刷り込みなのか、その時代の職人たちが美を追求した結果なんだろうか。

時が随分経って自然と調和していると感じるからか、


パリの人はどうなんだろう、京都の町を見るように感じるのか。 とか色々考えてみるけどもとにかくいい雰囲気だ。


だがブーケを置く場所があまりない。

運悪く引っ越し業者のトラックもとまっているし。笑。

でもまぁ撮らねば。

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空いてるところでしばらくトライした後はオペラガルニエに。


まぁ、あそこはみんなガンガン写真撮ってるから大丈夫だろう。

置き場所もありそうだし。

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豪華

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絢爛

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っていうかブーケ必要?

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自分の無力さを感じる。。
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もうなにを撮りたいのかわからなくなってきた。

こういうときはとにかく撮ってから考えよう。

と、撮影を済ませて、タイムアップが近づいてる。

フラットに戻るまでに誰かに出会うだろうと道行く人のブーケのリアクションを見ながらフラットに戻る。


あっ、この人という出会いもなく、フラットのすぐ近くまで来たときに、土産によさそうな雑貨屋さん発見、

中を一周するも、ちょっとかわいすぎる雰囲気で出ようとすると、店員の女の子がブーケを褒めてくれた。

はい決定。


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事情を話して写真を撮ったあと、しゃべっていると、お母さんにその写真を送ってあげたいから写真をメールで送ってといって

メモにメールアドレスを書いて渡してくれた。なんだよー誤解しちゃうよーおれー。とか思っていると


アドレスの下に何か書き始めた。

〇〇(店の名前)で働く女。


なにこれ?と聞くと、

あなたはたくさんの人と出会ってわすれちゃうだろうか忘れないように。と

なんて控えめな人なんだー。君の事を忘れるわけないじゃないか、とりあえず飯食いに行こうかと言おうと思ったけど

あっ、俺英語中2だった。と思ってメルシー!と言ってさわやかに店をさった。

とにかく第2ラウンドは無事終了した。

なんとなく不調を感じながらもブーケをあげた人の笑顔の写真に励まされながら、ベルナールのところへいく準備をするために

フラットにむかって走った。


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2013年6月25日

パリ撮影旅行記3日目午後編

日曜日午後

楽しみにしていたベルナールとの再会。

由美さんとRERでパリの少し南の方にあるアントニーという駅まで。

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そこから少し歩いたところにベルナールの家があります。

肉を焼いてくれるというのでおなかをすかせて向かいます。

途中、大きめのマルシェがあり、そこで売ってるチーズが絶品らしく、ベルナールに買って来てと頼まれたと由美さん。

マルシェにはおいそうなものが並んでいて空腹を刺激します。

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もしかしたらと思いながらあちこちまわってみましたが試食を進めてくれる人はいませんでした。。てへっ。


お目当てのチーズをゲットして、また歩き始めました。

郊外の住宅地ですが、多くの家の庭に綺麗なバラが綺麗に咲いています。

ほんとに素晴らしい。

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わー、あそこも綺麗にしてるー、わー、とか言いながらひとんちの庭を写真撮りながら歩いていると

ベルナール邸に到着。そして再会!!

たぶん、オトンの歳のほうが近いと思うけど、なんかベルナールに会うとおじいちゃんちに来たみたいに感じます。

すげー甘やかしてくれる。


前回もお世話になりっぱなしだったので、今回はスペシャルお土産を持って来ました。


大阪に國重という創業230年を誇る刃物専門店で包丁を買ってきました。

ベルナールは料理が得意なのです。

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國重は漢字で名入れをしてくれます。


ベルナールかぁ。。

と考えた末に


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鈴鳴さんにしました。


ベルナールに渡すととても喜んでいました。


すると、すぐベルナールはどこかになにか取りに行きました。


なんだろうとおもっていると、コインを一枚持って来ました。

20セントだったかな。


由美さんに聞くと、ベルナールは古いしきたりを大事にしていて

刃物をもらうと縁が切れると言われていて、そうならない為には少しのお金を返すという言い伝えがあるのだそう。


おおぉ。そういうとこが好きだベルナール。

こんなテーブルセッティングまでしてくれて。。

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小さな皿を渡されて、庭でイチゴを取ってこいと言われ庭に行くと

あいかわらずバラが綺麗に咲いてる。


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綺麗だなぁと思っていると、最近手伝っている森の仕事が忙しくなって草をひいたり綺麗にしていなくてごめんと

ちゃんと説明してくれと言ってる。


と由美さんが話してくれた。


本当にいい人だなぁ。

白ワインで美味しいサラミやソーセージをつまみながら、肉が焼けるのを待つ。

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いい感じに焼けたときに、はっと思い出してキッチンに走ったと思ったら

さっきあげた包丁を持って来て、それで切ってくれた。

切れ味に満足してくれていた。ナイス國重。


最高に旨い肉を食べていると

赤ワインを開けてくれるベルナール。


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俺がすごい勢いで食べ終わっていたので、苦笑しながらすぐ次の肉を切りに行ってくれた。

それからチーズを出してくれたり、フルーツを食べたり、もう満腹になったらなんか猛烈に眠くなってきたけど


このあと、さらにメインイベントがあるのです。

そうフランスで一番お気に入りのベルナールの森に行くのです。


この森はベルナールのうちから車で5分ほどのところにある、市が管理してる森林公園のようなところなんだけど

すごく気持ちのいい森で、名前がよくわからないのでベルナールの森と呼んでいる。

今回はここでも撮影をしようと思ってブーケを持って来てるのです。


車に乗せてもらい森に着くと、入り口からすでにパワーが溢れている。

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そうだここに来るといい気をたくさんもらえる。

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そういうとこもおじいちゃんちに似てる。


早速撮りはじめる。ここは場所を知ってたのでぴったりのブーケを持って来た。

いい感じ。

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ほんとに綺麗だなぁ。


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なにが違うんだろう。

土も日照も豊かなんだろうか。


日本には日本の風土の中で追求した美があるけど、

フランスは有名ではないこういう森も本当に素晴らしい力がある。


ひとしきり撮り終えたころ、ベルナールから由美さんに電話が入り、

管理人のミシェルさんが馬車に乗せてくれるから戻ってこいという。


わー、と急いでいくとミシェルさんとお孫さんが待っててくれていた。

孫のジュリエットの着てるシャツがブーケにぴったりだったのであげる人に決定。


写真を撮らせてもらう。

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かわいい。。大きくなったら飯食いにいこうね。と言おうと思ったけど俺英語中2だった。


ミシェルさんの運転で馬車で森を1周してもらって、120パーセント森を満喫して帰ることに。

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ジュリエットたちは近くに家があるらしく、そこまでベルナールが車で送って行く事に。


ジュリエットの家についたら、ジュリエットが庭のサクランボを食べていいというので庭に入れてもらう。


めちゃめちゃサクランボがなっている。

どうぞとジュリエット。かわいい。。。

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その奥でベルナールが袋にめちゃめちゃいっぱいサクランボを入れている。笑。

どんだけ持って帰るねんと心のなかでつっこんでいたが、実はそれは俺と由美さんの分を取ってくれていたのだった。


ベルナール。。涙。。。


ジュリエット達とお別れをして、帰りはアントニーの駅まで車で送ってくれた。


帰りにベルナールは、森の話をしているときに メルシーアミちゃん と言っていて、

なんのことか聞いてみたら、

ベルナールは、奥さんのアミちゃんとよくケンカをするらしく、そのときに気晴らしにいつも森に行ってたら

管理人のミシェルさんたちと仲良くなって、馬の世話なんかを手伝うようになって、俺みたいな日本人が来ても遊びに連れていけるし

とてもいい場所ができたらしい。

おぉ。メルシーアミちゃん。笑。

そんな裏話も聞けて、ますますふるさと感が高まったベルナールの森。

次回も必ず連れて来てもらおう。

今日のコースは、斎藤由美さんがパリの情報を毎月たっぷり送ってくれる有料の会報購読に登録してる会員なら

ツアーとしてお願い出来るそう。パリに故郷を持てるツアー。なかなかないです。お薦めです!!

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2013年6月26日

パリ撮影旅行記4日目ジベルニー編

4日目 月曜日

この日は行楽の日。笑。

先日エミールクラウスというベルギーの画家の絵を見に行った時に一緒に展示されていたモネの絵がすごく響いて

次にフランスに行ったらジベルニーに行きたいなぁと思っていました。

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一人でいくつもりだったのですが、由美さんがベルナールに頼んでくれて車でのっけてってもらえることに!

しかも、ジベルニーだけじゃもの足りないかもしれないから、最近よく話題に上がるジェルブロワにも連れてってもらおうか?と提案してくれた。


うんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん。

いきたいいきたいいたきいいきたい!


ということで、またしても二人にお世話になることに。


しかーし!!!その朝はすごい雨だった。電車に乗って待ち合わせのアントニーにいくにつれて激しくなってくる。

おっと。。これは撮れないかもなぁ。。


と思いつつ。由美さんも俺も、まぁなんとかなるだろうと思いながら、アントニー到着。


ベルナールが車で迎えに来てくれている。


持って来た二つのブーケをトランクに積み込んでいざ出発。

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ジベルニーもジェルブロワも同じノルマンディ地方なのですが、

実は全然逆方向の端っこと端っことのこと。

1日でどっちもいくことはあまりないとのこと。わがまま聞いてもらってます。。


そういえば前回もベルナールに車でバルビゾンに連れて行ってもらった。

そのときもそうだったんだけど、せっかく乗せて行ってくれるのにいけないいけないと思いつつ、寝不足でついつい寝てしまう俺。

気がついたら到着していた。まずはジベルニー。

そしたら、雨は小降りになっていた。


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入場券を買って施設の中に入ると、モネの暮らした家とその前には広大な花の庭が。とにかくたくさんの花が咲き乱れているが

うまく調和していて心地よい。

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家の中に入っていくとたくさん絵が飾られている。浮世絵も多い。

家の中は写真NGとのこと。


あまりそこにはひかれるものがなかったのでひととおり見て庭へ。

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うーん、素晴らしい。これは庭好きのオカンを連れて来てやりたいもんだと思う。

そして、花の庭を通り抜けたら、いよいよあの睡蓮がある水の庭のほうに。


雨で残念だなぁと思っていたら日が射して来た。

おおぉ!日頃の行い。笑。


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中盤からは見事に晴れ。


そしてモネの庭は本当に美しかった。


異文化のミックスの塩梅だろうか。

たしかにそういう要素はあるかもしれないけど、ここまでくるともうそういう問題でもないような気もする。


それにしてもつくづくブーケは優れた庭に習うところが多いなぁと思う。


色々な要素の組み合わせ、生命力、愛情。


雨のふっているところも見れたし、晴れているとこも見れた。なんてラッキーなんだ。


と思いつつジベルニーでさんざん写真を撮った後、近くのグリルで昼飯を食べて、いざジュルブロワへ!


今日はちょっと短いけど次回は今回の旅で一番よかったジェルブロワ編です。お楽しみに。


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

>>詳しいプロフィールはこちら

FLOWBULOUS01

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ISSUE 1 Faraway so close

FLOWBULOUS02

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ISSUE 2 Conversation

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ISSUE 3 Enchanted

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