blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2013年7月 Archive

2013年7月 2日

パリ撮影旅行記4日目ジェルブロワ編

さてさて、先週末は恒例のスタッフ旅行があり、ブログの更新がちょっと滞りましたが再開しましょう。


4日目、午後はジェルブロワに行きました。


俺はまったく知らなかったんだけど、テレビや雑誌の影響でここ数年で注目度が高まったとかで、

由美さんが提案してくれた。


ジベルニーとは同じノルマンディ地方に分類されるらしいんだけど、端っこと端っこみたいで、ベルナールにはほんと無理なリクエストを

聞いてもらったと思う。。


そして、また移動中、だめだだめだと思いつつ寝てしまう俺。。


ノルマンディの景色はなだらかな丘陵地帯が続いていて、時々牧草地、と思ったら時々林があったりして

なんだか気持ちいい。助手席だったら俺じゃなくても寝ると思う。

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そして、断片的にノルマンディの景色を楽しみつつ2時間。


ジェルブロワの文字が見えた!!

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そこからはもう映画のセットのようなどこを見ても絵になる街並。

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由美さんのテンションも上がってました。

車が止まった瞬間、飛び出してもう夢中であちこちを撮りまくっていました。

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フランスでもっとも美しい村々に認定されたという

歴史のあるこの村も、フランスとイギリスの百年戦争の影響で廃墟のような時代があったようです。

その後、画家のアンリ・ル・シダネルが引っ越して来て、自分の家の周りにバラを植え、城跡を綺麗な庭園に蘇らせ、

村人達にこの歴史のある建物の周りにバラが咲いていたらとても綺麗だよと薦めたようです。

村人達もそれを聞いて、自分の家の庭だけでなく、家の周りや道ばたにもバラを育てるようになり、今のような美しい村になったんだとか。


小さな村だから出来たことかもしれませんが、すごいことだなぁと思います。

パリに行く前、知人たちに、いいものたくさん見て来て仕事に生かしてねと言われ、

いや今回は、パリに進出するために種まきに行くんだ。と強がっていましたが


今回もこの日は間違いなくインプットの日でした。

ちょうど村の端っこのほうで撮影をしているとなりのベンチでひとりのんびりしてるおばあさんが綺麗ねと言ってくれたので

写真を撮らせてもらいました。

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その後、もう少し村を散策して、一件だけあるというビストロで休憩して帰ろうかということになりました。

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日本人がよく来るようで、席につくと、ジェルブロワが取り上げられている日本の雑誌を数冊もって来てくれました。

由美さんとベルナールがお店の人と話したところ、その男性がオーナーで、小さい頃はここで暮らしていてその後パリに引っ越して大人になって仕事もしてたんだけど

この村の事はずっと心のどこかにあって、家族を連れて帰って来て、昔住んでいた家を改装して、宿とビストロを始めたのだそう。


雑誌にのっていた小さな女の子が彼の娘さんだと教えてくれました。

と話してると、娘さん達を迎えに行っていた奥さんが二人の娘さんを車に乗せて帰って来ました。


ああ、そうだ、ジベルニーで撮影したブーケは誰にもあげなかったので、彼女達にあげようということになり

撮らせてもらうことに。


事情話して、姉妹に並んでもらい、おねえちゃんにブーケを持ってもらうと、

おねえちゃんが、ちょっと待ってと妹と立ち位置を変わりました。

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へー、おねえちゃんがボケで、妹がつっこみとかそういう立ち位置あるのかな?と一瞬思いましたが

おねえちゃんが、妹の服を指差したところみると、なんかこぼしたのか、ちょっとシミみたいなのが付いてます。

立ち位置を変わって、ブーケを真ん中にもつと、妹の服のシミが隠れるんです。


なんて優しくて頭のいい子なんだ!!!

フラビュラスをあげると、宿泊客の部屋に置いとくよと言ってくれていたそうです。

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美しいバラの村を訪れて泊まった部屋でフラビュラスと出会ってくれる人がいると思うと嬉しくなります。


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そして、いろいろな嬉しさでおなかいっぱいになりながら、ジェルブロワを後にしました。

そしてその後は、またベルナールに乗せてもらってパリに戻り、由美さんにお礼するためにエッフェル塔の最上階でシャンパンをごちそうする事に。


初めて登ったエッフェル塔。高いところというのはある種実生活から距離を置いて自分をも俯瞰できるようなところがあるので

ときどき登りたくなります。

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自分が店を出したいと言っている街を見渡すと、いろいろな気持ちが沸き上がってきました。


どんな気持ちか?


一番は悔しいような気持ちでした。


まだまだ遠くの存在。


でも沸き上がって来た気持ちが悔しさでよかった。


一番の原動力になるからね。

ほんとにいい一日でした。


由美さん、ベルナールに感謝です。ありがとうございました。

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2013年7月 5日

パリ撮影旅行記5日目パリの命の恩人

5日目 火曜日

この日は またローズバッドのヴァンソンに乗せてもらって、ランジス市場へ。

今度は表日。しかも早い時間にお願いしたので、品揃えもちがう。

よくランジス市場にいくと日本の市場よりすごいという人がいるけど、おれはそうは思わない。


俺はいつも、東京ではオオタ 、関西にいるときは ナニワ、ヒメジ、を中心に花を仕入れているけれど


それぞれにいいものがあって、どこかがずば抜けて優れているとは感じない。


ランジスもそうだ。早い時間に行けばレアなものもあるんだろうし、上顧客にはこっそり裏からいいものが出てくる事もあるみたいだ。

日本では目にしないものもあるし、日本のもののほうが綺麗というものもたくさんある。


日本でオランダから入荷してるものに関しては、輸送のコストと時間の違いがあるので当たり前だが

相対的にランジスのほうが高品質で、低価格だなぁと感じるものがおおい。


なので、そういうものと、目にしないものを中心に仕入れをした。


買うとわかる事がたくさんあるので、残り5個をつくって有り余る花を仕入れた。

それでも、我慢したほうだ。 こういうとき、もっと売り先があれば仕入れる事ができるのにーと思う。


パリでも早く店用にたくさん買えるようになりたいものだと強く思った。

でもやはり、写真を撮るという仕事用に今まで一番花を買えた事が嬉しかったのか

由美さんがとってくれていた写真をみると楽しそうだった。一歩ずつ前進だ。


仕入れした俺.jpg


由美さんが資材を買いに行ってる間に、ヴァンソンと市場内のカフェに行ってエスプレッソを。


この回の仕入れは、量も多く、残り3日分なので、アパルトマンで降ろしてもらって作業することに。

アトリエだ。

昼過ぎまでかかって一人で水揚げして、白とグリーンのブーケを作った。

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午後は、フラビュラス取扱い書店の開拓も兼ねて動こうと思った。

まずは前回奇跡的に取り扱いを決めてくれた Ofr に 

覚えていてくれて、本を出すとフラビュラスかー、と言ってくれた。フラットにたくさん持って来てるからあとで20冊持って来ていいか聞くと

もちろんと、またOKしてくれた!!

やったぜー。


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勢いにのって、前回断られたところにもまた挑戦しようと思った。


中でも サンジェエルマンにある La Hune という 1949年から続くという有名な本屋は品揃えもかっこよくて、取り扱って欲しいなぁと

思ったところ。ISSUE 1 のときは、二言くらいであっさり断られた。笑。


今回は見本誌もわたせるし、もしかしたら!と思いLa Hune にむかった。


今回はブーケを持っていたからか、店に入ったときからなんか話しかけられて、いい雰囲気だった。

花のちからはすごい。


アートコーナーがある2階でも、何か探ししてるの?的な感じで話しかけてきてくれたので、その人にアタックしてみた。

じっくりとフラビュラスを見てくれて、あれこれ考えている様子で、奥に行ってPCで何か調べたり、もしかしたらいけるんじゃないかという空気だった。

写真-1 のコピー.jpg

が。。結局、断られた。


うーーん、惜しい。何が悪いというか、いろいろな要素がありそうな感じだったが、

残念ながら俺の語学力では、具体的なところまでは聞けなかった。


まぁ、でも一歩前進だ。ブーケもすごく綺麗だと褒めてくれた。

しかし、これはまだいい写真が撮れてないので、この人にあげちゃうわけにはいかない。


La Hune を後にして、リュクサンブール公園にむかう。


ちょっと距離があったからチャリンコでいこうと思って、ヴェリブを借りようとピコピコやっていたら

通りの向こう側から女の人が通りを渡って来て、どこで買ったんだ?この通り沿いにある花屋?とか結構グイグイ聞いて来てくれた。


いやぁ、これ?俺がつくってん。日本で花屋やっててさー写真撮ってんねん。あっ、この本あげるよー。と上機嫌でフラビュラスをプレゼント。

喜んでた。

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いいリサーチになるなぁと思った。

地域によっては、ブーケに目がいく人が少ないなぁと感じることもあったし、

受けがよくないのかなと感じるブーケもあった。


リュクサンブール公園には、撮影ポイントがいっぱいあった


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ここだけで数枚撮れたなぁと思っていたら

ベンチに座っていたお姉さんが、綺麗ねと言ってくれたので、このお姉さんにあげる事に。

名前を聞いたけど、何度聞いても発音出来ない名前だった。

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その後、帰りに一番始めにブーケをあげた子がいるドリスヴァンノッテンに寄って、フラビュラスをあげに行った。

行ったら別の女の人しかいなかったんだけど、フラビュラスを渡しといてもらおうと思って本を出したら、

あー!あなたね、ちょっと待っててと行って奥から呼んで来てくれた。

ほんとに感じのいい子で再会を喜んでくれた。

フラビュラスも二人とも褒めてくれてた。

写真-1.jpg

そうそう、この日はフラビュラスをばらまきまくってるけど、こんなこともあった。


Ofr で気をよくして La Hune に向かう途中。

猛烈にトイレに行きたくなった。

おおぉ、この辺ちょっとよくわからないし、最短時間でトイレにたどり着きたいなぁと思っていたら

マクドナルド発見。


いそげーとかけこんだ。もう限界が近い。


でも、マクドナルドならトイレくらいあるだろうと、ちょっと俺の気も緩んでいた。


そしたら!!! マクドナルドのトイレが!!!!


ドアがマンションのオートロックみたいに暗証番号入れないと入れない!!!


おー!!なんだーーこれーーー!!!とと思って、


今から、オーダーしてトイレ貸してと店員に聞いいてたら間に合わねーーーー!!!!


と心が折れそうになったそのとき、

とある女性がレシートをさっと渡してくれて、書いてある暗証番号を指差してくれた!!!


おおぉーー、これかーーー!!!!

ぴぽぱぴぽぱぴぴぴ(結構長い)

がっちゃーーーん。


開いたー!!!!

 
 
 
 
 

そして静寂。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


余裕をとりもどした俺は、


そのカップルにも命の恩人だと伝えて、お礼にフラビュラスをあげた。


写真-1 のコピー 3.jpg


ありがとう。君たちの事はわすれないよ。。


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2013年7月 8日

パリ撮影旅行記6日目7日目パラスと呼ばれるホテル

芦屋店も青山店もいくつかのイベント装花の打ち合わせなども動き始めパリ撮影旅行記ちょっとひっぱりすぎだなぁと感じる今日この頃。

今回で書ききることにしました。


さて6日目朝。この日は5時頃目覚めたときは雨が降っていた。

あー、今日は撮影出来ないなぁと思いながら

シャワーを浴びてからシャクヤクのブーケを束ねてみると、雨は上がっていたので、出かける事に。

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オランジュリーのモネの絵を見たかったので、また川沿いを橋や川を撮りながら歩いた。

現在セーヌには34の橋がかかっているらしい。橋には建築美があるし、川沿いには木々もあるし、欄干があるのでブーケを置く場所もあり、比較的撮影しやすい。 


橋ビュラスもいいんじゃないかと思う。
 

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実は、このパリでのブーケの撮影、とある企業が企業カレンダーに俺の写真を使いたいと言ってくれてて、去年のパリとブーケの写真が気に入ったようで、

こういう写真ばかりで作りたいんだけど、という話が並行して上がっていた。

ちょうどフラビュラスISSUE 3 や いつか出したい パリビュラス(仮)の為に定期的に撮影に行こうと思っていたし、

それが仕事になるんだったら嬉しいなぁと思っていて、十分仕事になる程の予算も提示してくれていたんだけど、

事情があり、俺の別の写真の方向で進むようになってしまった。
 


でも、パリとブーケの写真の需要はあるんだろうなぁと手応えは感じたし、海外になれば余計に一人で行ってブーケも束ねて撮って来れるという俺のアドバンテージはさらに活かせる。

そんな中、橋シリーズというのはなかなか美しいだろうなぁと思いながら、数枚撮った。
 


オランジュリーは撮影NGなので、写真はないんだけど、とにかく素晴らしかった。

自然光を優しく取り入れた展示の方法はモネのあの絵を見るのに最善の方法だと思った。
 

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その後グランパレやプティパレのほうに行って数枚撮って、ちょっと入り込みすぎておこられたりして、

休憩と思って入ったレストランが入り口はかっこよかったのに、中はイマイチ撮影スポットがなくて残念だなぁと思っていたら


 
 

あっ、と思い出した。
 


そうだパラスにいかなきゃ。


パラスというのは 宮殿を意味する最上級のホテルの事で、5つ星のさらに上のクラス、

昔は、歴史あるいくつかの超高級ホテルが、暗黙の了解でそう呼ばれていたんだけど、

少し前に、国が基準を決めて審査をし、正式に認定したらしい。

しかしながら、昔そう呼ばれていたところがすべて認定されたわけではなくて、

選ばれなかったところもある。


ちなみに旧パラスは

ル・ブリストル(Le Bristol)、ル・ムーリス( le Meurice)、ル・クリヨン(Le Crillon)、ル・プラザ・アテネ(Le PlazaAthénée)、ル・フーケッツ・バリエール(Le Fouquet's Barrière)、ル・リッツ(le Ritz)、ル・ジョルジュ・サンク(Le George V)


新パラスは

パリにある ル・ブリストル、ル・ムーリス、ル・パーク・ハイアット・ヴァンドーム、プラザ・アテネ フォーシーズンズ・ジョルジュサンク・パリ、

それと地方にあるオテル・デュ・パレ (ビアリッツ)、レ・ゼレル (クルシュヴェル)、ル・シュヴァル・ブラン (クルシュヴェル)、ル・グラン・トテル・デュ・キャップ・フェラ (サン・ジャン・キャップ・フェラ)、だそうです。

地方も行ってみたいなぁ。

 
ホテビュラス。ていうかパレビュラス、誰か依頼してください。
 
 

そう思って、午後はパラスに行く事に決定、まずはフラットに戻る前に、このシャクヤクのブーケを、La Hune のあの人にあげようと思ってまた寄って見た。

 
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とても喜んでくれた。お互い英語はカタコトなのに結構長い時間話をした。

その中で、フラビュラスは内容も本としてもやはりアートの要素が低い事がネックになっていることがなんとなくわかった。
 

でも、そもそもそういうアートの本でない。多くの人にアイロニーの花を知ってもらいもっとカジュアルに楽しんでもらうための本だ。

でも、今後は、その主旨を守ったまま、優れた芸術作品だとこういう人にも評価されるような域を目指す必要があるということがわかった。

なんだかすっかり仲良くなったような気がしたのでビズをしてお別れ。
 
 


午後はルピナスとカラーでブーケを束ねてパラスへ。

 
一件目は ムーリス。

サルバトゥール・ダリが30年間住んでいたホテル。近年フィリップスタルクが改装に関わったホテル。

リュックを背負ってて、ただでさえ場違いなので、フラフラ入っていって撮影してるとおこられそうなので

ホテルの撮影のときはバーに行ってシャンパンをオーダーするというルールにした。

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席も空いていれば比較的選ばせてくれるので、撮影に適した席を一瞬で判断し、そこを希望する。

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ムーリスはばっちりだった。


薄暗いがカメラを5Dマーク3に買い替えていたので高感度の撮影でカバーできた。


シャンパンのせいもあってか気をよくして、次はプラザ・アテネに。


プラザ・アテネはダメだった。空いている席がイマイチだった。
 

しかし、イマイチな席に通される途中、それはもうパラスにふさわしい上品なマダムが俺のブーケをみてとびきりの笑顔を見せてくれていたので、
 

撮影をすませて、そのマダムにプレゼントすることに。
 

パラスホテルであやしい日本人のバックパッカーが急に近づいてくるのだから、警戒されたりおこられたりしそうだと思ってドキドキしながら

紳士的に近づき片膝をついて片言の英語で事情を説明した。

 

マダムはとてもよろこんで最高の一枚を撮らせてくれた。


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その後、フラビュラスも渡して、席に戻ってシャンパンを飲んでいると、旦那さんと一緒に俺の席に来てくれて、すこし話をした。

千葉に知り合いがいるとか、花が好きでジョルジュサンクのジェフリーサムの花はいつも見てると行っていた。

俺がいつかパリに店をだしたいというと、とても喜んでくれた。


Facebookに載せるから一緒に写真を撮ってというので、俺もやってるから探すよといったけど、みつけられなかった。

ちゃんと聞いとけばよかったなぁ。 
 


それにしても旦那さんは橋爪功に似てるなぁとずっと思っていたけど、ちょっと説明出来なかったから黙っていた。
 

その後ジョルジュサンクを覗いてフラットに帰った。
 
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翌日7日目、8日目は朝出発するため、実質最終日だ。

この日も朝は雨。


しかし、パラス狙いの俺には雨は関係ない。

朝からクレマチスとカラーのブーケを束ねてブリストルへ。


席はイマイチだったが、帰りにねばって関係ないとこで、もう1カット撮ってみたら、いいのが撮れた。

後ろの絨毯のような絵と椅子とブーケの相性がよかった。

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さすがパラス。こういうのがあるからいい。

その次は新パラスである パークハイットに ここもダメだった。綺麗すぎた。

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やはり旧パラスのほうが相性がいいかもしれない。


この日は、由美さんと最後の食事の約束の為に、撮影はここまで、OFRに20冊のフラビュラスを納品して、

夕方フラットの大家さんが、保証金を返しに来てくれる約束だったので、フラットに戻る。

お世話になったので、大家さんにブーケをプレゼント。

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これで9ブーケ完了。


あとひとつは最終日の早朝だ。

最終日。

曇ってはいたが、雨は降っていなくてよかった。

明け方、いつも人ごみでとれなかったルーブルの入り口付近で撮影を試みるがうまくいかなかった。

結局また橋で一枚。

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タイムアップだ。

フラットに戻り、荷物をピックして空港にむかわないといけない時間だ。


でも誰かにブーケをあげて10枚目の笑顔の写真を撮らないと。

しかーし!早朝なのであまり人がいない。いても通勤で急いでいる感じの人ばかり。


スーツケースを引っ張りながらRERの駅まで歩いてる途中。

パリの最後にふさわしい光景が俺の目に映った。


あっ。。。

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あれは。。。

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あいつぜったい暇やん。。

急いで、対岸に渡り、彼女のところにいくとかわっぺりで寝転んでイヤフォンで音楽を聞いてめっちゃノリノリだった。


お取り込み中すみませーん。と事情を説明するとブーケを綺麗ねと言ってくれたので、最後の人に決定。

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ありがとう。パリの不思議ちゃん。

というわけで最後は駆け足になりましたが、パリ撮影旅行が終わりました。


1週間で10ブーケは結構きつかったです。

一日1ブーケくらいがいい作品がとれるかも。


ただ、仕事になるとすれば、何個のブーケが作れて何カット撮れるかも重要な要素だと思うので

今回は無理してよかったと思います。


 

次回は季節を変えて違う花を撮りたいなと思います。

仕事につながっていきますように。
 

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2013年7月12日

今年のスタッフ旅行で思った事

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毎年6月になるとスタッフ旅行というのがあります。

スタッフ旅行と言っても、全員連れて和歌山にある俺の実家に帰るというだけの話なんですけど。


俺の田舎は和歌山県伊都郡かつらぎ町というところにあって、

和歌山と言っても奈良と大阪の境のほうで、海はない。


高野山の麓のほうと言えばなんとなくわかる人もいるかもしれない。

なぜ6月かというとね。ホタルが舞うんですよ。それもすごくたくさん。

山がクリスマスツリーみたいになることもある。

もう何度も行ってるスタッフもいて、たまには違うとこに行きたいと思ってるかもしれないんですけど、


俺は、この旅行が気に入ってる。

なんかちょこちょこと温泉とか、ラーメン屋とか、組み込んでるけど


一番気に入ってるのは ホタルと高野山。

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高野山はね、なにが気に入ってるかというと 

自然と祈りが1000年以上共存してきた場所だからです。

その雰囲気というか空気はやはり素晴らしい。地球全体がこうなるといいなぁと思う。

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それとホタルはね、

俺が子供の頃はそんなでもなかったと思う。

でも、俺もよく知らないんだけど、多分農薬とかの使用が減ったんだろうか、川が綺麗になったんだって。

それは時代の流れ的なこともあったかもしれないけど、綺麗にしなきゃっていう意識もあったんだと思う。


そしたら、ホタルがめっちゃとぶようになったんだって。

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今、選挙活動まっただなかのある候補者がさ、まぁ、ある候補者っていうか三宅洋平なんだけどね、

俺はこの人がしゃべってる言葉全部がめっちゃ気に入ってるんやけど

こんなことを言ってた


俺は子供にこう言いたい、あの辺りの山もね、あの川もね、昔はすげー汚かったんだよ。

水は飲めなかったし、泳ぐ事も出来なかったんだよ。

って。

普通俺らの世代は反対の事を言われてる、昔はあの川で泳げたんだよ。と


それをもう一回綺麗にして、子供達に、綺麗にしたから泳げるんだぜって教えて大事にしてもらいたいって言ってた。


やっぱり自然っていうのは、美しいし、すごいものだと思う、めちゃめちゃ好きで大事なものだ。


それをみんなと感じたいと思うので、俺はこの旅行が気にいってる。


仲間がたくさんいるということを親に見てもらうのも親孝行やしな。

さてさて、そんなスタッフ旅行。


今年は、初の試みがひとつあった。


青山店のヨッシーがね。

青山で今まで考えられなかった数字を叩き出してるあのヨッシーがね。


卓球部だったというので、


卓球大会をしようと思って、簡易ネットとラケットを買って行ったんですよ。


ヨッシーは年も若いんで、普段は芦屋店のみんなにも青山店のみんなにも色々つっこまれる

感じなんだけどさ、この日はヨッシーにスターになってもらおうと思ってね。


ヨッシーが卓球で全員抜きをするというかっこ良すぎておもしろいという絵を思い描いてたんですよ。

13人で行ったんで、12人抜きですよ。


普段はあんななのに、卓球やらせたらすげーなヨッシー!って盛り上がるじゃないですか!


でね、


蓋をあけたらね、


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6勝6敗。。
 
 
 

まぁ、でも久しぶりに腹よじれるくらい笑いました。

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2013年7月17日

Talkin' Bout a Revolution

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ここ数日Facebook でも Twiiterでも三宅洋平のことばかり書いている。

花の写真がみたくてフォローしてくれてるみなさん、ごめんなさい。


俺のなかではFacebookとかTwitterって、個人的な意見。

エロいことも考えてるから言うし、家族の事も書く。

ブログは、アイロニーのPRのためのものという位置づけが感覚的にある。

だから、FacebookとかTwitterはいいけど、ブログにこのことを書くのはどうかなと思っていた。


ここ数日、親、兄弟、友達に連絡して、参院選のこと、三宅洋平のことを話した。


そんなこと、一度もしたことなかったので、びっくりしていて、ひいてる友達もいたけど、笑。

お前がそんなに言うならと言ってくれた。


三宅洋平というのは 今回の参院選 比例区で 緑の党推薦として 立候補してる人です。

もともとは ミュージシャンです。 昔名前を聞き始めた頃は、歌うまいなーと思ったけど、

音楽的に、あまり好みではなかったので、そんなに感心もなかったです。


それが、だれかのFacebookの記事で 三宅洋平の選挙フェスのことを 知りました。



おもしろいアプローチだなぁと思って、歌のうまさに惹かれて聴いてて、

数分で、彼が自分の求めいてる政治家だとわかりました。


政治家になにを求めているのかもわかってなかったんだけど、三宅洋平の言葉を聴いていて、

何を求めていたかわかりました。

そして、いくつもいくつも彼の演説の動画を見て


求めてたらあかんかったということに、気づきました。

おっと、いけない。仕事でもプライベートでもなんでもやるのは自分で、おこることの原因は自分にある。

そう思ってたのになんで、政治だけはおっさんたちのせいにしていたんだろう。

自分でしなきゃ。原発をなくすのも、戦争のない世の中も、自分でしなきゃ。

それを喚起したのは、三宅洋平の行動です。

テレビでみる政治家のおっちゃんがよくわからない言葉でがんばってるんじゃなくて

俺らが立っているすぐ近くで俺らの言葉を叫んでがんばっている。

三宅洋平には政治家として圧倒的な才能がある。


人の心に言葉を届かせる才能がある。

三宅洋平には政治家として話し合うために必要だと思う姿勢ももっている。

争わない。


新宿での街頭演説のときに、いきなり乱入してきたおじさんとのやりとりも彼のやり方を示していた。

広島では、アメリカを許そうと言った言葉にアメリカだけは許せんのじゃと怒ったおじさんとじっくり話をして、
最後に二人で記念写真を撮ってた。

京都では、限られた演説時間の中で、途中で出て来た迷子の女の子の家族探しをしてた。

大阪での家庭用のソーラーパネルの蓄電器のくだりの小芝居とかは大好きだ。真剣だがユーモアは絶対にどんなときも必要だから。


関係ないやんかって思う人もいるかもしれないけど、

ぜひ、アイロニーの花を好きな人にはこれらの動画をがっつり見て欲しい。


グレーな世界が色とりどりになっていくように感じるから。


悔しいが俺のブーケなんかよりもはるかに調和がとれていて自然で煌めくような夢があって涙が出るほど美しい。

 
 
 
 

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2013年7月24日

ディプロマコース入会するなら今です

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さてさて、ランキングがた落ちですねー。笑。


先週はちょっとあれこれ考え込んでしまいました。


気を取り直して、今日は思いっきり宣伝をしたいと思います。

アイロニーのレッスンはいつでも来てもらえる単発クラスが多いのですが

1年もしくは2年かけてカリキュラムを受講していただくコースレッスンもあります。

他のクラスに比べて、ちょっと突っ込んだ、仕事にも関係するようなことを中心にしています。


自宅アトリエで教室を始めたいとか、すでに花屋で働いてるんだけど、幅を広げたいとか、

もちろん、どうせやるなら本格的にというまったくの未経験の方もいらっしゃいます。


カリキュラムはこんな感じです。

【 Le Bouquet 】

1、Minimalisme en blanc et vert de bouquet?
  白とグリーンのブーケのミニマリズム 

2、Le secret d'un bouquet romantique
  ロマンチックなブーケの秘密

3、Le Bouquet graphique
  デザインにこだわったショーブーケ

4、Le Bouquet champetre
  自然の素材を使ったナチュラルなブーケ

5、La methode de faire un grand bouquet
  大きな花束を作る方法

【 La Composition 】

6、Le Bouquet pour composition
  コンポジションのためのブーケ

7、Le Panier du jardin automne
  秋の庭のかご

8、Centre de table au diner
  夕食の席に置くコンポジション

9、La Composition pour faire produits attractive
  商品を引き立てるコンポジション

10、L'Abbonement pour les marques de mode
   アパレルブランドの定期装花

11、L'Abonnement pour les marques de bijou
   ジュエリーブランドの定期装花

12、La Composition pour nouvel An
   新年を迎えるコンポジション

【 La Grande compositions 】

13、Les decors magnifique pour hotel
   ホテルなどの壮大なデコレーション

14、Les decors du parti de la haute marque
   ハイブランドのパーティデコ

【 Noel 】

15、Les decors monochromatiques
   ノエル 白と黒のデコラシオン

16 Lq couronne de noel avec des materiel a la mode?
 ノエル 流行に合わせた素材を使ったシンプルリース

【 Le bouquet de mariee 】

17、Le Bouquet a la mode de paris
   ブーケマリエ パリの流行のウェディングブーケ


18、Le bouquet du mariage qui utilise Bridey
   ブライディをつかったウェディングブーケ

【 La conference 】

19、Necessite et comment prendre des photos
   写真の重要性と撮り方(講義)

20、Selection de fleur par un cercle de la couleur et le toucher d'une matiere
   カラーサークルと質感による花選び(講義)

21、La necessite du croquis et Presentation
   デッサンの必要性とプレゼンテーション(講義)

22、Plusieurs methodes pour Presentation
   様々なPRの方法(講義)

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単発クラスと違っていいところのひとつに、毎回同じメンバーでクラスメイトとの輪が広がる点があります。


ラフィリエの生徒さん同士が和を広げて、一緒に市場にいったり、食事に行ったり、仕事で絡んだりするのをみていると


縁を取り持ったような気分になって嬉しくなります。

一年中いつからでも始められるのですが、ちょうど毎年今くらいのタイミングで入られる方が多いので、

ちょうどメンバーが入れ替わって行きます。なので始めるなら今です。


新しい輪を広げて行ってください。

在校生卒業生対象の特別単発クラスも企画中です。

芦屋クラス、青山クラスともに体験受け付けておりますので、お待ちしております!


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

>>詳しいプロフィールはこちら

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ISSUE 1 Faraway so close

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ISSUE 3 Enchanted

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