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2008年12月 アーカイブ

2008年12月03日

神秘。

 
先日、知人であり、画家である塩崎敬子さんの作品展があった。
 
彼女の作品には、花を題材にしたものが多いのだけれど、
 
その表現は、いわゆる一般的な花の絵とは一線を画するものであり、
 
シンプルで過度に飾ることのない、花本来の強さや儚さを表現していて、
 
日々花に携わる仕事をしている我々から見ても、非常に魅力的に映るものだった。
 
 
 
なかでも「薔薇宇宙」と名付けられた画集を出版されているだけあって、
 
塩崎さんの真骨頂ともいえる、バラを題材にした作品は圧巻で、
 
幾重にも重ねられたその花びらには、まさに神秘的な宇宙といえる。
 
 
 

 
 
 
誠に大袈裟ではなく、このように花に神秘を感じることは、
 
日頃から花に接していると、しばしば遭遇することで、
 
「コイツどないなってんねんやろ…」などと感心することも多い。
 
 
 
春夏秋冬、季節毎に様子を変化させ人を感動させるのは、
 
どちらかというと動物たちではなく、物静かな植物たちのほうである。
 
 
 
芸術の秋も通り過ぎて、いよいよ本格的な冬の到来。
 
きらめく街は人や車で賑わい、他の業種同様に花業界の繁忙もピークを迎える。
 
時には都会の雑踏から抜け出して、美術館巡りなんぞいかがでしょう。
 
たまには現実逃避もいいもの…
 
 

 
 
 
 
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2008年12月08日

More Trees。

  
例年よりも暖かく、台風が来なかったお陰もあって、紅葉が美しかった今年。
 
芦屋の街ももう冬支度…
 
 

 
今年も12月8日がやって来た。
 
「もしジョンレノンが生きていたら、9・11以後の混乱に何を感じ、
 
いまの環境問題にどういう行動をして、世界にどんなメッセージを送ったのだろう?」
 
こんな切り口で、雑誌“SWITCH”にアノ教授こと坂本龍一が特集されていた。
 
今の政治や環境の問題に対して取り組んでいる坂本龍一氏を、
 
ジョンレノンにかわりうる、世界規模の影響力を持った存在だと位置づけている。
 
 
 
教授が立ち上げた大きな取り組みに、「More Trees」というプロジェクトがある。
 
非常にシンプルでわかりやすい「もっと木を」という名のとおり、
 
一秒間にサッカー場一面分が消失していると言われる地球上の森林を守り、
 
破壊の一途をたどる環境を改善し、この地球を次の世代に残していこうというもの。
 
 
 
この「More Trees」に関して、僕が特に賛同できる点が二つあって、
 
ひとつは、このプロジェクトは、ただ木を植えろというのではなく、
 
日本国内においては、間伐(木を間引いて森を育てる)を推進している点。
 
戦後、林業を目的に植林された杉や檜などの人工林が4割を占める日本では、
 
適正な間伐をすることで森に光を当て、下草を増やし、土壌を育て、
 
森が本来持っている保水力を高め、健全な森に戻して行かなければならない。
 
これは近年多発している洪水や鉄砲水に対しても有効だと言われている。
 
 
 
もうひとつは、「もっと木を」という言葉が示しているように、
 
“禁止”“反対”などといった、ネガティブで否定的な表現は一切使わず、
 
前向きで希望に満ちた言葉の表現をもって、運動を展開していこうとしている点である。
 
この暗いご時世には大切な気配りかもしれない。
 
 
 
残念ながら今日の環境問題や団体には、いろんな環境利権が複雑に絡み合っていて、
 
疑ってかからなければならないものが多い。
 
最後的には個人の判断に委ねられる現代だからこそ、
 
世界的なリーダーが求められているのだろうか。
 
確かに坂本龍一氏ならその資質十分な気がする。
 
 
 
今日で没後28年、未だその魂は衰えない。
 
ジョンがいま生きていたらどうだろう…
 
そう考えるだけでこの世界は、少し正しい方向へ導かれるような気さえする。
 
 
 
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2008年12月18日

輝。

 
高橋尚子の引退会見終了時、記者団からの拍手の多さに、
 
国民栄誉賞の意味が少し判った気がした。
 
シドニーで金メダルを取った翌日のインタビューで彼女が笑顔で、
 
「走るのが楽しくて今朝も走ってきました!」と言っていたことを思い出す。
 
 
 
スポーツ選手が若くして引退するのは世の常だが、
 
ミュージシャンのようなクリエイティブな仕事をする人々もその大半は、
 
創作能力の高いのは若い頃である。
 
 
 
キャロルキング,リチャードカーペンター,ビリージョエル…
 
全盛期、世界の頂点にいたビートルズは来日した当時、まだ26歳の若者だった!
 
 
 
つまり何かを創造するのには、若い頃の感性に勝るものはないワケで、
 
成功したいのであれば、若いうちに成し遂げるべきだということだ。
 
果たして33歳は若いのか?という疑問は置いといて、
 
「今のうちに」やらなければならないことが山のようにあるといえる。
 
 
 
ある著名な人物が、「生き急ぐのはいいことだ」と語っていたことを思い出す。
 
近頃、まさにそう思えてならない。
 
ただ落ち込むことなかれ、年を取ることは素晴らしい。
 
一本の映画「SHINE A LIGHT」が、それを物語っている。
 
 
 
 
 
改めて見て、このオヤジたちは最高にカッコイイ。
 
今のうちにバリバリ働いて、ゆくゆくはこんなオヤジになりたいものだ。
 
 
 

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2008年12月31日

年の瀬2008。

 
毎年恒例の儀式のように…
 

 
神戸ルミナリエが終わり、身内にクリスマスカードを出し、
 
KFC所属の兄夫婦からチキンが届いたかと思うと、あっという間にクリスマスは去り、
 
お正月に向けてのディスプレイ装花に走りまわり、
 
年末恒例のお正月レッスンに、今年一年間のお客様をお招きし、
 
各家庭に旅立つ、お正月用のギフトを山ほどお見送りする…
 
 
 
いよいよ今年も暮れる。
 
 
 
世の中がまるで暗闇を彷徨っているような状況ではありますが、
 
年が明け、心機一転すれば、優秀な人類のこと、世界はきっと良くなります。
 
 
 
  
やがて来る新しい季節にも、花が持つ魔法のようなパワーを借りながら、
 
アイロニーが少しでも世の中を明るく彩ることが出来ればと願います。
 
 
 
来年も引き続き、変わらぬご愛顧を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
 
皆様、よいお年を…
 
 
 

 
 
新年は5日より営業致します。
 
 
 
 
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