blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2011年2月 Archive

2011年2月 3日

土井浩一郎さん


いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。


週の後半は芦屋勤務。

店に来たらディスプレイのチェックをして、2階にあがる。

デスクにいくと、東京に行ってる間に届いた郵便物がたまっている。


アマゾンから3冊本が届いていた。

最近ファンページを作ったり試行錯誤してるフェイスブックの本、
イラストレーターを10からCS5に変えたので、その解説本。

そしてカメラのスキルアップをめざし読みはじめた commercial photo


そこで巻頭で特集を組まれていた土井浩一郎さんの記事がめちゃめちゃよかった。

土井さんは現在、パリにも拠点を置いていて世界的に活躍するフォトグラファー。

パリに渡った経緯などがインタビューで描かれていた。


サクセスストーリーが大好物の私。

それだけでも十分おなかいっぱいなんやけど

考え方や、仕事への取り組み方や、感覚が常軌を逸していなくてわくわくした。

こういう世界で成功してる人って、ちょっと感覚的すぎて理解できないことが多い。(私見ですが)


この方はとても論理的で大衆性があると感じた。

その仕事、クリエイティビティが突出していて世界で活躍していると感じてなぜか嬉しかった。




そういう人の考え方や取り組み方や感じ方を聞けるのは非常にありがたい。


『いつも撮影現場で最後に聞かれるのは Are you happy? そこで I'm happy! と答えられるものを僕は撮らなければいけないのです。』

『39歳ころまで毎年作り直した新しいポートフォリオを持ち、NYのエージェンシーを訪ねて
いました。毎年NYへ行くことで世界の中での自分の立ち位置を感じていたかった』

『シンプルだけど強い、最小だけど最大、という相反する要素が画の中に共存してるということは僕がいつも意識しているところ』

『艶感や色気、人を惹き付ける魅力があることもとても大切』

『自らのフェチを磨ききれ』

もう抜粋しきれないくらい共感できたからこそ、自分の足りない部分がはっきり見えた。


素晴らしい芸術家とは鏡のようであると誰かが言っていた。磨かれれば磨かれるほど世界の姿を映し出すと。


私にとって、この人の作品やこの人自身は自分を映してくれると勝手ながら思えて嬉しいひとときでした。



いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。





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2011年2月 4日

先生バスケがしたいです。


いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。


ちょっと前に横山ブログに登場していた横山の高校の同級生、

渡部が訪ねてきてくれた。(親しみを込めて敬称なしです)


昔、何度か飲んで意気投合したこの男から、久しぶりにメールが来たのは数ヶ月前。

兵庫県にプロバスケットボールチームをつくるのだという。



実は、現在南青山店マネージャをしてくれている横山と僕とは大学時代のチームメイト。

付属高校から名将好井監督の元で秘蔵っ子として活躍していた横山が大学1回生の頃、

体育の授業で、センスにあふれ才気ほとばしるプレイを隠しきれなかった私に惚れ込み

飲み会を本業にしていた私を、チームに入るように口説くこと1年。

ついに体育会という汗と下ネタの混ざり合った禁断の世界に足を踏み入れてしまったあの19の夏からのチームメイトなのである。

大学を出てからも東京の郊外のリーグを3大会制覇したり、京都の実業団にもぐりこんでチームを準優勝させたり、大阪の下位リーグで昇格と降格を経験したりと、それほどレベルの高くないところで気持ちよくプレイするという省エネ型のスタイルながら二人で様々なチームを渡り歩き、それはもう例えるなら。。。

えー。。。キン肉マンとテリーマン?

翼君と岬君?

なんかいいのないなぁ。。

反町と竹ノ内みたいなイメージなんすよ。僕のなかでは。うんうん、そうだそうだ。


けっして、ドルチェ&ガッバーナでも藤子不二雄でもないので、そちらの方は誤解しないで下さい。


さておき、何の話かといいますとただバスケットがそこそこ出来たというだけで、もう20年近く一人の男と付き合いがあるということ。


ちょっと理解しづらいこともあるかと思うのですが、チームメイトというのはちょっとした友達とはわけが違うのです。

バスケしかしてないような連中には試合というのはもう自分のアイデンティティを誇示する為の生きるか死ぬかみたいな、またはモテるかモテないかくらいの世界。

それをともに闘い抜くというのは、ベトナムで同じ部隊に所属していました。というくらい大きなことなんです。


あー渡部のためにいい話をしようと思っているのに、方向ちがうなぁ。。


でも、そんな仲間が横山の他にもいて、そいつらとは1年に一回しかあわなくたって横山と同じように思える。

勇気をくれるし、犠牲もいとわないと思える。友達とはちがう特別な感情だと思う。


35年の人生の中でこれを味わえたのラッキーだったと思う。


そして、今までこうやって前向きに困難に取り組めるのも、ひとつひとつ小さな壁を乗り越えてきたからやし。超えたときの気持ちよさが忘れられへんからやと思う。



そしてそれが、なんで出来るようになったかというと

バスケットボールやったからです。

自分にとっては、野球でもサッカーでもできへんかったと思う。


バスケットボールという美しい競技に心底魅了されたからだと思う。


三井が安西先生に 先生バスケがしたいですと言ったシーンは 

大体の人が泣いてるシーンだと思いますが、

こういう人間には特に泣ける言葉やった。
授業中机の下に隠して読んで2限目と4限目に声を出して泣いたし。

今書いてて泣きそうになるし。


あれは井上雄彦がすごいのもあるけど、バスケがすごいんやと思う。


アイロニーをお客さんにとって世界一好きな花屋、マイ花屋にすることと同じように

自分たちのチームと思えるようなチームがあったら人生がどんな豊かだろうと思う。



兵庫に住む人にとってそれをやろうとしているこの男、渡部は実はバスケをしていない。


これから、彼の前には想像できるだけでもきりがないくらいのバラエティに富んだ

困難がアソートで待っている。

 
これを応援して下さるみんなと一緒に一つ一つこつこつと乗り越えて行くことで

バスケットボールプレイヤーとしてチームメイトになれるだろう。


ここ一本いけよ渡部。




そんなわけで、渡部の話を聞いてみようぜという会を開催します。


2月18日(金)20時から 場所は バスケ仲間が二代目な

芦屋の老舗ジャズバー(レストラン?)レフトアローン

会費5000円でおいしい広東料理と飲み放題です。


渡部を応援したい、話が聞きたい、個人レベルで協賛したい、企業レベル協賛したいという方がいたら、谷口 flowbulous@gmail.com までメールください。16日まで受け付けてます。


いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。


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2011年2月 6日

帰りはスキップで


いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。





今年の1月2月は例年に比べてイベント装花がちらほらあったり、日々のギフトフラワーの需要も多い。

まぁアイロニーは小さな店なので、経済や消費の動向にはぴったり当てはまることも少ない。


例年は平穏な日々なので、普段出来ないことはこの辺りにやろうぜとなります。


というわけで、ウェディングブーケのレッスンを2月に行います。


最近はブーケのレッスンが人気で、

*非常に初歩的なラウンドブーケをつくる ベーシッククラス

*自分で花を店から選んで束ねる 花選びブーケレッスン

*旬の花をふんだんに使ってパリで流行のスタイルのブーケをつくる パリクラス

を月に何回かずつ開催しているのですが。


その中でも パリクラスで ブーケドマリエ(ウェディングブーケ)がテーマになると受講生が増えたりましす。


話を聞くと友達のウェディングブーケをつくってあげたいという方が多い。


女性にとってやはりウェディングブーケは特別なものなだと思います。


もちろん美しいデザインや色合わせのポイントなども説明しますが、

水が下がったり(くたっとしおれる)すると大変なので、

失敗しない花選びや、私たちが仕事でしてる納品の仕方などもお話しします。



プロに任せて安心というものあると思いますが、

親友が気持ちを込めてつくってくれたブーケで結婚式をあげるというのも

素晴らしい思い出になると思います。



レッスンだけではなくて、当日の花材の準備や、アドバイスなどもしていますので

遠慮なくご相談ください。



そして、そんな本番をひかえていない人も

ブーケを束ねるレッスンというのは 下処理から束ね終わるまで

ずっと花に触れてるレッスンです。

花にはいろいろな力があると思いますので、対象いびつに仕上がっても

自分が束ねたブーケというのは、他のブーケとは全然違う魅力を持っています。


まだ少し寒い日が続きますが、帰りは自分の束ねたブーケをどこに飾ろうかと

大体の人が春の気分でスキップしながら帰って行きます。


嘘ですが。



まぁそれに近い気分です。




ご予約お待ちしております。


詳しくは アイロニースクールのサイトでチェック!http://www.la-filiere.net/


いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。

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2011年2月 9日

フリーペーパー


いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。






去年、アニエスbのポアンディロニーを見てから、フラビュラスのフリーペーパーをつくろうと決めた。

写真を発表するだけのサイトも出来て、見てもらう環境ばかり整っているのですが。。

肝心の写真のほうはといいますと、牛歩でやっております。


まずは、これを撮りたいなと思う花と出会う必要があるので、全然撮らない週もある。

無理にでも撮っていくほうがいいのかもしれないと思いつつ。

こいつはきれいやなぁと思ったら無理してでも撮りたいのでその感情を待つことにする。


んで、出会っても全然きれいに撮ってあげられへんことも多々ある。

そういうときは、やはり悔しいので勉強する。


そんな感じで少しずつ知識やスキルも磨いております写真道でありますが


ここ数日、何人もの方とフリーペーパーについて話をした。

話した人が僕にとっていい気を持ってると思う方々だったので、これは多分いいサインなのだろうと思う。


はじめは少しずつかもしれないけど日本中で、そしてパリとNYでも配布したい。中国とかも。


アイロニーの花と自分の位置を確認したい。


まったく無駄なことではあるが、この時代無駄なことほど意味がある


ここに置くといいよ、という場所情報お待ちしております。
 


今週は お気に入りのチューリップ、スーパーパーロットをジャスミンと合わせたブーケを撮ってみた。

グリーンウェーブもエロくて好きなんやけど、この色は深いグリーンやボルドーや黒と合わせるとめちゃめちゃ気持ちいい。


少しだけ見えてる花器は ヘンリーディーンの名作 ナポレオン です。

南青山店に一つだけ在庫ありますのでお探しの方はぜひ。




ちなみにこれを撮っていて、あまりに好みなので今月のリュクスクラスのデザインを変更しました。

なかなか冴えてるデザインなのでこちらもぜひ。



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2011年2月14日

作品


いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。





昨日はとても嬉しい仕事をさせていただいた。

東京丸の内にある東京會館というレトロなビルのメインレストランであるプルニエにて行われた挙式披露宴の装花は私のキャリアにとってとても意味のある仕事になった。


一昨年進出したばかりの東京での大きな規模のウェディング装花だったことだけではなく

ご自宅に何度も招いて頂いて打ち合わせさせていただいたお二人が私に言って下さったことです。


これまで私の仕事は、ブランドメゾンの装花やイベント装花が主要なものなので

ブランドイメージを引き立てる装花になるように心がけることが多かった。

その他の花でもクライアントが望まれるものをアイロニーが形にするという一歩下がったポジションを意識することが多かった。



今回、特別だったのは 打ち合わせの段階で新郎様が


せっかくあなたにしていただくのだからあなたの作品性を尊重したい。

そのほうが価値がある。


と言って下さった。


これはちょっと早めだが ベストオブひとこと2011 といってもいいだろう。



私は花屋は芸術家ではない、職人であるべきだと思っているので

今まで自分の花を作品だと思ったことはなかった。


しかしながら、パリ出店を目標に掲げてから、そして東京に進出してからは

クリエイターとして個性というものが、花屋における優れた職人として必要だということを感じていた。


そして去年はそれを意識してきた一年だったので

今回このように言ってもらえたのは、他の誰にも理解してもらえないかもしれないが


パリ出店に一歩近づいたと感じた仕事だった。



花を通じて、いろいろな方と出会い言葉を交わし、その中で少しずつ前に進む。


ほんまにおもろい仕事や。



写真はラフィリエの受講生の方にむけたブログ、ラフィリエ通信の記事にしたいので、今回はちら見せです。すみません。


1年間のコースレッスンであるラフィリエ 去年もこの時期にスタートされる方が多かったので空きができます。
お早めにお申し込みくださいね。
http://www.la-filiere.net



いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。





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2011年2月21日

リカバリーーーーー!!


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人生3回目の盗難(車上荒らし?)にあい、黄昏れておりましたが

本日無事現実の世界へ帰還しましたー。



とにかくPCがなくなってしまったので、せっかくやっと整えた仕事環境をリカバリーするのが大変でした。

愛機macbookairはカードの保険で全額保証されるのでまた購入。初期不良をいれると3台目です。


バックアップ環境をどうしようかなーと考えていたところだったので、一部の写真データが帰らぬ人となってしまいました。。


ええやんええやん、また撮ったらええやないの。。(泣)


しかしながら、モノがなくなるということは考えようによってはいいことで

新しいものが入るスペースができるということです。


過去の2回も、直後に大きな仕事が決まったし

これはなんかあるなぁ。。



と考えることにして、今日からまたコツコツしっかり働きます。



次回のブログでは、パリ出店への一歩とも考えられる、パリへの花のオーダー受付のことについて

お知らせできると思います。


勘のいい方ならお気づきですね。そうあの店と提携します。






いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。






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2011年2月22日

パリに花贈れます

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アイロニーではパリ市内へのお花のお届けを承ります。

パリのお店や個展へのお花のお届け、パリにお住いの友人や恋人に花を贈りたいというご依頼をお受けしています。

オーダーはご希望日の1週間前までにお願いいたします。
(お急ぎの場合は一度ご相談ください。

お花はお任せのブーケとなります。
個展などへのお届けは、器なども用意できますので、ご安心ください。

お値段は100ユーロからとなっております。
(配達料15ユーロ、送金手数料16ユーロ)
器が必要な場合は、120ユーロから承ります。

オーダー時の為替により日本円での決済となります。
お支払は、銀行振込、コンビニ決済、カード決済が可能です。

ご注文はオンラインショップお問い合わせフォームよりお願い致します。

こちら→お問い合わせフォーム


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FLOWBULOUS Issue3をリリース致しました。
A4サイズ128ページフルカラーの写真集が500円
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FLOWBULOUS ISSUE1おかげさまで2万部完売につき電子書籍版の販売開始しました! 

 

芦屋店、青山店、ともに見習いスタッフ募集しています!
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2011年2月28日

自然体


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6.7年前にある雑誌の取材で知り合った女性と先日久しぶりに食事をした。

長い間ずっと仲良くさせてもらっていたのに、じっくり話をしたのは初めてだったように思う。

昔から大人の魅力的な女性という印象だったけど、なんかずいぶん雰囲気が変わったような気がした。

何だろうと思っていたら、飾りがなくなったんだと感じた。


自然体でいることは、実はどんな飾りを身につけるよりも美しい。

花が美しいのはそういうことだ。



この美しい人のオーガナイズで5月にイベントに出ることになりました。

アイロニーのいままでのイベントとは違った大人の雰囲気で

見るとか楽しむというより過ごすというような時間になりそうです。


詳細決まり次第ここで発表しますね。


いつもクリックでの応援ほんとにありがとうございます。

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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

>>詳しいプロフィールはこちら

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