素晴らしい披露宴
6月1日
6月の朝はとても気持ちがいい。バスルームの窓から見える裏庭の木々も青々としているし、空の青も綺麗だ。
朝の目覚めもよくシャワーを浴びながらそんな景色を見ていると気力が満ちてくるのがわかる。
6月の僕の仕事への気力が満ちているのにはもう一つ理由があります。
先日、日本中が注目するある披露宴がありました。
その会場の装飾をデザインされたのが、日本を代表するデザイナー 岩井淳氏 でした。
ある縁があって、我々アイロニーは親しくさせていただいており、この披露宴の準備に呼んで頂きました。
パリやニューヨークなどでクリスチャン・トルチュとともに様々なパーティ・デコレーションを手がけてこられた氏の現場に立ち合わせてもらえるという事は、僕にとって非常にエキサイティングな事でした。
また、氏のチームのスタッフの方々の機敏な仕事ぶりはわれわれにとって非常に大きな刺激となりました。
そして特筆すべきは、氏の現場での振舞いでした。
おそらく、総勢100名はいたであろう現場を取り仕切る立場でありながら非常に自然体で、周囲への気配りもあり、ユーモアも忘れず、それでいてデコレーションに対してはなんら妥協は見られませんでした。
徹夜明けで朝食に一緒に行ったときに、タニグチ君は黙ってると怒ってるみたいだよねと、口内炎で口数が少なくなっている僕にも気付いている余裕に、ただただひれ伏すのみでした。
イメージできるという事はこの仕事において非常に重要なことです。
未知なる仕事に対して僕たちは想像力を糧に挑戦していくのですが、それは経験のなさを補う為でもあります。
何よりありがたい経験つませてくれた氏に心より感謝します。
この経験を今のアイロニーの仕事に活かしていけるように取り組んで行きたいと思います。
そしてテレビで見た披露宴は、仕事柄装飾ばかりを見てしまうはずなのに、お二人がとても幸せそうでほんとうに素晴らしい披露宴でした。
心から祝福を。
そして、もう一人。 リハーサルの二回、本番の一回 の計三回 全ての歌詞を微妙に変えて本物の笑いを探求していたムーディ勝山氏の笑いに対しての姿勢にも拍手を。