blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2008年10月 Archive

2008年10月 3日

thanks 6th anniversary

おかげさまで、今月19日にアイロニーのショップが6周年を迎えます。

2階に住みこんで一人でやっていたオープン当初のことを話すと、えーっと驚くスタッフが存在するようになったりして、歴史らしきものも感じられるようになってきました。

店の工事のとき、ファサードにアイロニーの文字が入ったのを見て、フラフラと生きてきた自分からなんか根っこみたいなものがちょっと出た気がして、嬉しい反面、もうフラフラしてられないなぁと繋がれたような気分になりました。

そんなことを思い出しながら、もっと昔の記憶もよみがえりました。

通っていた小学校のすぐ裏にあった校舎よりでっかいクスノキのことです。

つまらない授業のときは、そのクスノキをみてやり過ごしたものです。
その景色は今でもはっきり覚えています。

S田まりちゃんが僕の落とした鉛筆を拾ってくれようとしてオナラをしてしまった事件と同じくらい鮮明に。。


さておき。
クスノキはどっしりと根を下ろしそこから何百メートルも離れたところにまでそれを伸ばしていると聞きました。
暑い日には陽の光に葉っぱがきらきらと反射したり、風が吹けば大きく枝をゆすっていました。

今思うと、クスノキはあの場所から動くことはないけれど、ゆったりととても自由に暮らしているように思います。

風が吹けばその葉っぱはどこへでも飛んでいくことが出来るし、たくさんの鳥たちが羽を休める場所として暖かく迎えることもことも出来る。

あいつ何歳なんやろ。。

最近なぜか時々思い出すので、気になって調べてみたところ、
ネットにもたくさん情報がありました。

十五社(ジゴセ)の森と呼ばれているその木は、一本なのに下から見上げると森の中にいるようだから森と名づけられているようです。

そういえば校歌にそんなそんなフレーズがあったような。。

そしてなんと樹齢700年で近畿で最大の巨木だったそうです。


アイロニーはまだ6歳。

皆さんが温かく育ててくださったおかげであの時ちょっと出た根っこも少しずつ伸びてきました。

葉っぱも増えてきました。


毎年、スタッフみんなでご飯を食べに行っていただけだったのですが、今年はお客様にも感謝の気持ちを形にしたいと思います。

18日と19日に来店してくださったお客様にささやかですが、ポストカードセットをもれなくプレゼントしたいと思っています。

ちらっと覗くだけでも構いませんのでぜひぜひいらしてください。


今後ともアイロニーをよろしくお願いいたします。





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2008年10月17日

嬉しいお客様




社訓を掲げてから顧客満足について考える日々が続いています。

顧客満足について書かれている本を読み漁ってみて

わかったのは、今はまだまったく出来ていないということです。

本当にまったく恥ずかしいくらいできていません。

どうすれば、顧客満足度一番の花屋になることが出来るか?

仕事の合間に瞑想したり、アマゾンでさらに本を買って読んだり、考えるだけにならないように接客してみたり、しながらもやもやした日々をすごしています。

そんな中今日はめちゃめちゃ嬉しいお客様がアイロニーに来てくれました。

大きな病を患ってずっと入院生活をしていた、花業界の大先輩で、

パリ通信でおなじみ6コンや僕やヨコヤマの父親のような存在の愛すべきオヤジがふらりと店に来てくれたのです。

手術がうまくいってもうすぐ退院できると聞いていたのに、最近またちょっと熱がでて調子よくないという噂を聞いたのでまたお見舞いに行かねばと思っていた矢先だったので、それはもうほんとに嬉しくて嬉しくて。

今日は外泊したとのことでしたが、いよいよ退院できるらしく、退院したら朝の散歩コースにアイロニーを入れてくれるようなので、寒くないようにブランケットとお茶を用意しておこうと思います。

自分の店はもう閉めてしまったので、花屋という空間でのんびりお茶をしたいと思うのです。

気の済むまで、毎日でもずっーといてくれたらいいなと思います。

業界の大先輩とか、市場であって色々なことを教えてもらったりとか、もちろんそんなこともあるのですが、単純にこのおじさんの人柄が大好きなのです。

たぶん、6コンもヨコヤマも、市場で仲良くしていた花屋のみなさんもみんなそうだと思うのです。

このことをブログに書こうと、嬉しいお客様とタイトルをつけてみて、

お客様にももっとこんな気持ちを持つようにしようと思いました。

いい花を提供しよう。いいサービスを提供しなければということばかり考えず、もっとアイロニーにきてくれるお客様に心を開いてみようと思いました。

アイロニーを大好きなってもらうには、まず僕がお客様のことを大好きになってみようと思えた日でした。

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2008年10月30日

プライオリティ

IMG_5855.jpg


社長というポジションでするべきことはたくさんあります。

少し規模も大きくなってリーダーの役割はとても大きなものになりました。


皆を導くために、何を優先的にするべきか?

とても慎重に考える必要があります。


よーく考えてみて、一番優先的にしなければならないことは、

今までしてきたことでした。


今いただいている仕事をきっちり心を込めて、

少しでもいいものを作ることに創意工夫する。


他のスタッフを導くことも、

新しいお客様への営業も、

アイロニーのブランディングも全部。

ここに集約されるのだなと気づきました。


あっすげー、と思って書いてみて、

読み返すとあまりに当たり前のことでしたが、

いい気づきだったと思うので消さずにおこうとおもいます。

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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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