blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2012年4月 Archive

2012年4月 1日

NO RAIN NO RAINBOW

昨日3月31日は誕生日やった。


37歳になりました。


今文字にしてみて初めて気づいたけど、けっこうなおっさんやね。

やってること高校生くらいからかわってないのにな。

どのタイミングでおじいちゃんみたいな感じになるんやろう。


ならへんのかな。


そんなことはさておき今年はちょっと特別な一日でした。


ネガティブなことというか、弱音みたいなことはこういう場で外に向かって発したくないねんけど、

アイロニー史を振り返っても今は俺的にけっこうきついときやと思う。

法人にする前に一人でできる仕事の限界に挑戦していたころの次にタフな状況やと思う。

こんな重ならんでもええやろと思うくらい次々と経験を積んだスタッフ達が抜けていって、

芦屋南青山両店同時に新しいチームを作り直していく。

しかも、週の半分ずつでね。


もちろん、スタッフみんなよくやってくれてるし、いいスタッフが集まってくれている。

が、この花屋という職人の世界では週に半分だけでチームを仕上げて行くのは
なっかなかの挑戦やねん。


ふたつみっつ問題を抱えてるところに4っつめが降り掛かって来たりすると

神様のドSっぷりに思わず共感してしまうが、俺がされる分にはまったく感じないので、相性はよくないなと思う。


それでも、強豪と試合するときのあの勝ったら大金星的な美味しい感じを感じて、燃えてくる部分もあるんやけど、



おいおいもうそろそろ好転してきてもええやろと思うときもある。


そんな37歳の春。

俺の誕生日は年度末でもあるので、ふっつうに毎年仕事に追われている。

朝から生け込みのときには雨に降られてとんだ誕生日やなと一日がスタートし

帰りの移動中に飯をすませて午後からは怒濤のオーダーを次から次へと作成してると

あまりの追加注文の多さに花が足りなくなって来た。


週末のオーダーも考えながら隙をみて花を補充するために近くの問屋さんへ車を走らせる。

なんとか週末が乗り越えられそうなくらいの花を買い足すことが出来て

ほっと一息。店に戻る途中
 
 
 
 
 















 
 
 
 
 
 
 
 




やるなー自然。

このサプライズ上手。




雨が降らないと虹は見られない。
 
 
 
メッセージも冴えてる。



そんなことを秘かに思いながら

店に戻って残りのオーダーをつくったらようやく休憩。


腹が減ったとおやつ休憩を待っていると

アイロニーのお約束、みんなケーキを用意してくれていてお祝いをしてくれた。

バタバタしていたので、今日はさすがに用意できてないかなと思っていたんやけど、ちゃんと準備してくれていてうれしかった。


ろうそくの火を消したら、


予期せぬプレゼントが!!






来日中の斎藤由美さんとヴァンソンから、でっかいシャンペトルブーケが!!!!


朝大きな箱に入って届いたのをスタッフが必死で隠してくれていたらしい。



花をもらうってこんな気分なんや。

めっちゃ嬉しいやん。



他にもめっちゃ嬉しいプレゼントを親しい人たちからもらった。


そのものも嬉しいけど、やっぱりメッセージとか選んでくれた時間とか気持ちが感じられると

本当に嬉しい。


今更ながら、今年は大切なことが実感出来た

最高の誕生日やった。



ありがとう。37歳の一年もがんばります!




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2012年4月 8日

新オンラインストア始動!!!!



11年前にネットショップから始めたアイロニーは、今でもネットショップからのオーダーが大半を占めています。


なのでスタッフが覚える仕事も、このインターネット受注や写真処理、決済処理などの比重が大きい。


ショッピングカートというものが出てきたとき、

モノを買うのではないから、どうも違和感がありました。

店頭で、何に使う花か聞いて、どんな花がいいかを聞いて、予算を聞いて、なんていう花屋での花のオーダーのことを考えると

オーダーフォームというのが自然な形だと思いました。


簡単な仕組みで導入コストはすごく安いけど

受注する側は、すごく複雑な作業をする必要が出て来ていました。

伝票発行、コンビニ決済、カード決済。。。。


周りを見渡せば、このオーダーフォーム。

こんなのをつかっているところはどこにもない時代になっていました。


自分も含めて、多くのお客樣もショッピングカートのほうが馴染みがあって

買いやすいようになっているのではと思います。



そして、もうひとつの問題は、自社で開発を依頼したメンバーシップサービスとリマインダーサービス。

思いついた当初は、これはいい!と思ったのですが

弱小花屋がシステムを自社でつくるにはちょっと荷が重すぎた。


我々にとっては大きな予算を費やしたものの非常に中途半端な仕組みになってしまい、運用でカバーする項目が多すぎるものになってしまった。


それに加えて時代のながれは容赦なく、環境に合わせてシステムもどんどん改良が必要になってきて、その度に大きな費用が必要になってくる。

大きなポイントしては、登録した記念日をお知らせしてくれてそれに返信するとオーダー完了になるリマインダーサービス。

そしてオーダーしてくれた花が履歴に残っていくオーダーギャラリー。


これらを利用してくださって、便利に感じてくださったり楽しみにして頂いていたかたには、本当にもうしわけないのですが、

このサービスを維持するのが困難だと判断しました。


今までのオーダーフォームとメンバーシップサービス、リマインダーサービスを5月末で打ち切りたいと思います。



シンプルなショッピングカートに移行することで、

スタッフの負担を軽減し、その他のサービスや、花の質を向上する時間に変えていくことのほうが大事だと思うのです。



そして、なかなか取り組めなかったその考えをスタッフのうめちゃんが形にしてくれました。


まずは母の日のボックスフラワーからスタートして行きたいと思います。

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母の日以降、どんどん商品を充実させて行きます。


新しいアイロニーのオンラインストア、どうぞよろしくお願いいたします。




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2012年4月15日

サンジョルディの日の贈り物



仲良くしている友人達のユニット、メリッサミル

彼女達は現役のモデルさん4人で、ライフスタイルの提案として

商品を企画したり、イベントやセミナーなんかも開催してるユニットです。


そんなメリッサに対抗して、青山店の入ってるパレスミユキの仲間達と

おっさんによるおっさんのためのライフスタイル提案ユニット

パレッサミユキというグループを結成しています。


結成していますと言っても、メンバーの許可を得ずに、勝手に始動している非公認グループです。

活動はおもに、パレスミユキという長屋のようなゆるいビルで

ぐだぐだとしょうもない話をしてるなかから何か生まれたらラッキーだなという

近年まれにみる志の高いグループなのです。


そのメンバーの一人、ブックディレクターでありセレクト書店ユトレヒトのオーナーである江口宏志さん


4月23日はサンジョルディの日だよね。


という話になり。


あっ、サンジョルディの日っていうのはスペインのほうの風習で

バラと本を贈りあったりする日らしいのですが、

日本ではなかなかしてる人をみたいことがないといういぶし銀的な日なんです。






江 「これはもう、おっさんはやったほうがいいよね。」



谷 「はい。」






ということになりまして。



そもそも、本とバラを贈るということは、

ただの贈り物とちがって、


本を選ぶセンス、とさらにバラを選ぶセンス、も必要になってくるんですよね。





江 「これハードルたかいわ。」




谷 「サンジョルディ、ハードル高いっすね。」





と嘆いていたら、たまたま通りかかったパレッサミユキメンバーの

アクセサリーデザイナー himie の下川さんが
 
 



ヒ 「本とバラ選びに本屋と花屋に行くもの、忙しいビジネスマンには

ハードル高いよね。」
   
 


という問題点をいい声で指摘してくれ行き詰まっていたところ。


池ノ上のワインバーAPARTMENTのオーナーで、パレスミユキでアムールといううどん屋をしていた、パレッサミユキメンバーの田口さんがFacebookで、目から鱗発言、


田 「わいが思うにパレスミユキ、本屋と花屋がひとつのビルの同じフロアにあるやん。宏志と谷口くんのところで提案してあげればいいやん。」



!!!



という流れで。。。




っていうのは全部嘘なんですけど、

あー、こういうの勝手に書くと怒られるかなぁ。。

 
 
 
 
とにかく、なんかやりたいねってことで、


江口さんが選んだ5冊の本に

それぞれにバラを選んで


サンジョルディの日に贈って欲しいコラボギフトつくりました。


目標1個に設定していますので、どなたかぜひ。


http://www.illonyshop.com/←こちらで絶賛発売中!!!

↑母の日のオーダーもこちらで受付中!!!!


 
 

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2012年4月22日

4人の2面と8つの季節

以前に偶発的に生まれたコラボ作品。

IMG_3039.jpg


イラストレーター來嶋千歩さんの絵とアイロニーの花。


こんな可能性もあるのかとめっちゃ面白かったので

何かしましょうという話が進んでいます。


引き合わせてくれた藤森香衣さん達メリッサミルの4人をモチーフに

しましょうという話から


4人の女性のそれぞれの二つの面を

八季になぞらえて


1年かけて八つの作品を作ります。



來嶋さんの絵に俺が花を飾って写真を撮る。


その写真をもとに來嶋さんがさらに絵を仕上げていく。


その絵にさらに俺が花を飾って写真を撮る。



4つの行程でどんなものが出来上がるか。


とても楽しみです。


第1作目となる 初夏 のファーストシートが來嶋さんから届きました。

IMG_1899.jpg



モデルは初代爽健美茶ガールのこずえさん。


折りを見て作品展なんかも考えています。

お楽しみに。





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2012年4月27日

雑誌という原点



いよいよというべきかようやくというべきか

ずっと出したいと思っていたアイロニーの花の写真集。


あれこれ考えた結果

A4サイズ130ページ 500円 20000部の雑誌という形で

5月の末にリリースすることができそうです。


うちの規模を考えるとビジネスのことを考えても理想的な形だなと気に入っているのですが


なにかをつくるという個人的な欲求の面をみても、めちゃめちゃ興奮することなのです。


花屋という仕事を選んだときにすごい田舎で育って自然が身近にあったから

まぁ別に感心があったというわけじゃないけど、

草木がどんな風に生えているかっていうのは、嫌って言うほど見ていて

自分の感覚の中にあるということを感じていて。

それはこの仕事にとってはとても役に立つことなので、

ビバ田舎育ちと思っていたんだけど


もうひとつ、田舎で生まれてよかったなぁと思うのは

娯楽が少ないことだと思う今日このごろ。


あるといえばレンタルビデオと本屋くらいで映画と雑誌ばっか見てた。

かっこいい世界にあこがれをもって見てた。



もうファッション誌なんかは全部見てた。

女性ファッション誌もきれいなおねーちゃん目当てでチェックしてたし。


西田尚美とトリッシュが好きやったなぁ。


あっ、脱線しました。失礼。



そういう昔の俺みたいなやつにも、うちみたいな花屋の花の写真が届けば

おもしろいなぁと思う。


ほかにもかっちょいい花屋はいっぱいあるし、

同じような本が一杯並んでたらいいなぁと思う。




10年やってみて思うのは、花屋っていうの好みがあるので、

好きなところを選んで行くことがお客さんにとっても花屋にとっても幸せなことだと思う。

用途に応じて使い分けたり。



ただ、多くの人があまりにも花のこと、花屋のことを知らない。



大きいところ、有名なアーティストの店以外にも

うちみたいな小さな店で、自分の好みにぴったりあった花屋がある

と知ることにつながればいいし


音楽を聴くようにブーケを見るようになればいいと思う。



あそこの花屋の、ファーストはいい。とか

あの花屋の、セカンドまじ神。

あの花屋、2冊同時リリースとか。


最近コンビニで立ち読みばっかりで売れないから付録つけようかとか

エロいページをふくろとじにしようかとか。



まぁ、そんなことはさておき

とにかくもうすぐ形になりそうです。




取り扱ってくれるお店も募集していきます

書店以外にも、カフェや、雑貨屋さん、花屋さんでも、

20冊以上、買い取り、8掛けで。

info@illony.comまで



よろしくお願いします。



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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

>>詳しいプロフィールはこちら

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