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敬老。の巻

お盆には少し遅れてしまいましたが、先週お休みの日にお墓参りに行ってきました。
結婚してから実家の方のお墓参りには一度も行ってなかったんです。

父方のお墓は遠方でなかなか行けないんですが、母方の方は大阪市内なので車でブーンと行ってきました。

従兄弟14人の中で一番末っ子だった私は、祖父母にはほんとによくかわいがってもらいました。

姉ヲカ含め従兄弟女子チーム8人は順調に結婚して行き、長らく売れ残っていたのが私だけだったので、
独身時代はお墓参りに行く度に「私の事忘れてないよね?」と、他力本願。
終盤は「おばあちゃん出雲大社の神主の娘だよね?出雲大社って縁結びの神様だよね??」と、半脅迫気味に他力本願。

おばあちゃんはちゃんと私の事覚えていてくれて、遅ればせながらめでたく嫁に行けました。

なのに・・・お墓参りには一度も行ってなかったんです。


念願だった『自分が作った墓花を持ってお墓参り』がやっとできました。
おばあちゃんはお洒落な人だったので、とびきりお洒落な墓花を作って持って行きました。
お墓に供えてみると、ヴィヴィットな色目が映えてとても綺麗でした。

おじいちゃんとおばあちゃんが喜んでくれているのを感じました。
二人の声が聞こえてくるようでした。



この仕事を始めてから祖父母の事をよく考えます。

戦後、小さなスポーツ用品店から商売をスタートさせ、晩年は繊維会社を営み成功したおじいちゃん。
“もうかりまっか?”“ぼちぼちでんなー”をあたり前に使っているような生粋の大阪商人でした。

私が知っているおばあちゃんは裕福なお洒落マダムでしたが、
スポーツ用品店時代は、子供をおんぶしながら、万引きする人を追いかけてとっ捕まえたという武勇伝を持っています。
お商売をしながら4人の子供を育て、家事も完璧にこなしてました。
そして、おばあちゃんのお料理の味はおじいちゃんの自慢でもありました。


今もし二人に会えるなら・・・
アドバイスをもらいたい事が山ほどあります。

最近おじいちゃんが夢に出てきました。
仕事で消極的になっている私に、「おじいちゃんがお手本見せたる。」って言ってくれました。
それしか覚えてませんが、きっと天国で私の事を応援してくれているのでしょう。

仕事も子育ても家事も・・・おばあちゃんのようになりたいと思ってはいるんだけど、仕事と家事だけでもう既にちーん。。。
やっぱ明治生まれの女性には敵わないですね・・・。


こんな風に久しぶりに祖父母に想いを馳せることができました。
だから、お墓参りって大事なんですね。



「わしが生きてるうちにあんじょうせーよ。」
(“あんじょうせーよ”は関西弁で、“大事にしろよ”って感じの意味です。)
生前の祖父の口癖でした。
自分でそれを言うところが典型的なB型っぽい・・・


もし、二人が生きていたら、アイロ二花を贈って、私はこの仕事がんばってるって事を伝えたい。
でも、それができないから、時々お墓に自分で作ったアイロ二花を持って行く事にします。

もうすぐ敬老の日です。
皆さんもおじいちゃんやおばあちゃんが生きていらっしゃるなら、生きてるうちにあんじょうして下さいね。

結婚してかわいいおばあちゃんができたので、私は旦那さんのおばあちゃんにアイロ二花を贈ります♪




こちらはお友達の出産祝いに贈ったお花です☆


新しい生命の誕生に・・・
故人を偲ぶために・・・

人生にはお花が付き物ですね。

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2008年8月31日 20:50に投稿されたエントリーのページです。

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