blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2009年9月16日

おもてなしの行動

今朝 いつもお世話になっている宝飾ブランドのイベント装花があったのでケンとふたりで心斎橋へいきました。 

御堂筋を車で南下しながら、助手席からかわいこちゃんウォッチングをしていると、あることに気が付きました。


見覚えのある、制服を着たキレイなおねーさんたちが、なにやら袋をもってゴミ拾いしているではありませんか!

ただただ純粋に感動しました。


それは、かの人気メゾン エルメス御堂筋店の方々 だったのです。


普段は高級ブランド店に出入りするようなことはないので
このような仕事をさせてもらうようになった当初は働く方々にもなにか近寄りがたい雰囲気のようなものを感じていましたが、
話してみると皆さんとても気さくで、さすが接客業のプロだなぁと感じたものでした。


同じ接客業といっても、ブランドというものはやはり、お客様は大きな代価を支払われるわけで、それに見合う価値を求めていると思います。

お店の方々もそれを満たすためのおもてなしを追求されていて、
そんなことまでと思うような心配りをしてらっしゃると思います。

そしてその一つが、我々が活けさせてもらってる花だと思います。


僕が持っていたイメージは、そんなスマートで、そしてガラス越しに見るようなおもてなしの形でした。


今朝見た光景はそんなイメージを覆すような出来事でした。

御堂筋がキレイだとお客様はとても気持ちいいと思います。

御堂筋店がきれいな場所にあるメゾンだと、御利用されているお客様も鼻が高いと思います。


しかし、お客様にとってもっと素晴らしいのは、それを行動に移されている方々がおもてなしをしてくれる店の顧客であるということ。

これこそが、本当に価値のあることだなぁと感じた朝でした。


そして、この時世に店内装花のコストダウンを一切行っていない、このメゾンの装花を担当させてもらっていることに身の引き締まる想いをしました。

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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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