blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2012年2月 9日

自分の為に続けます

先日、南青山店のスタッフが興奮冷めやらぬという雰囲気で

こんな写真を送って来てくれた。







震災以降続けていた切り花の無料配布の花を受け取った

子供達が100円握りしめて店に上がって来てくれたのだそう。

南青山店はビルの2階にあるので、ビルの一階の道沿いにスタンドを置いて切り花を置いてるねんけど、花を取ってわざわざ2階に上がって来てくれたのである。お父さんとね。


この写真一枚だけでも俺が今まで配った花以上の価値がある。


こんな幸せな気持ちはいくら出したってなかなか買えへんからね。



被災地の方にすこしでも役に立てれば。

そう思って始めたことやったけど、


申し訳ないが、俺はいい思いをした。


売名とか、自己満足、偽善、とかそういう言葉がつきまとうけど

まさに結果としてその全部を享受した。てへっ。


ああ気持ちいい。



昨日青山店の事務所を片付けていて、大事に取っていたこの花のちからの無料配布の張り紙の最初の一枚が出てきた。



これも宝やね。


こんなんなんぼ出したって売ってへんし。



花にはちからがあると共感してくださったみなさんや

実際に花を受け取って募金しようという気になってくださった方の

お金が集まって

200万近いお金が被災地を支援してる団体に届いた。緊急支援が得意なその団体は、今は、次の段階で活躍する様々なほかの団体と協力して、これらのお金を活用してくれてる。


この花の無料配布を始めて周りの方に協力をお願いしたときに


一年間続けますと約束した。


忘れちゃうといけないので、仲良くしてるひめじ生花の大西に頼んで

毎週月水金、芦屋と青山に100本ずつ花を送ってもらっている。


皆さんが思うよりもずっと安い価格にしてくれているので、

ひめじ生花と生産者さんの協力もあってのことだ。





もうすぐ一年になる。



状況はまだまだよくなっていないし、青山店の周りの人たちでさえ、

未だつづく地震への不安は消えない。



というわけで。勝手ながら俺の自己満足と好感度アップの為に


会社が今以上に傾いてこないかぎりつづけます。


支援先は、またその時々で見直していきたいと思います。


花のちから http://justgiving.jp/c/3008



クリックありがとうございます!!


 


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

>>詳しいプロフィールはこちら

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