チームづくりふたたび

パリに３つめの店を持つというのはそれはそれは興奮する挑戦だったんだけど、

そこでしっかり仕事をしていくというのも

これがまたもうさきっちょからなんか出てくるくらいの挑戦なわけです。

おかげさまで。

それで、パリ店に一人スタッフをおけるようになって、

店がしっかり根を張っていけそうな手応えを感じることができてきたので、

３つの店のことをしっかりやっていくポジションに意識が向けられるようになった。

やっと。ほんと申し訳ない。

花屋にとって一番重要なのは店の雰囲気や花の作り手となる『人』で、

人を生かすのは、『チーム』だと思う。

パリに行き始めてこの２年の間、ずっと人のことがどうしても上手くいかなかった。

アイロニーという全体の目標に置いていたパリ進出は、

おれのわがままであってみんなの目標ではないと感じることもあった。

パリ進出にフォーカスしすぎていて、

各チームの目標やビジョンを明確に示せていなかった。

ここ数日、もう一度いちから、３つの店をそれぞれ、

どういう風にして世界一好きな花屋と思ってもらえるようにしていくかを

考えている。

芦屋本店、青山店、パリ店

それぞれ店のある環境でアプローチは違うと思う。

３つの店で一つのアイロニーではあるが、

願わくば好きな花屋１位２位３位を芦屋店青山店パリ店で

独占できるような店にしていきたいものだ。

そして、もう一つ気づいたことがある。

おれは、アイロニーを自分の望む最高の形の花屋にしていくには

アイロニーの花をできるだけたくさんの人に知ってもらって、

その中で、とくにアイロニーの花を気に入ってくれるお客さんを

増やしていかなければならないと思って、

フラビュラスという写真集を作ったりSNSで

下ネタまじりに面白発信をしようとしたりしてきた。

知らない人ー！ここにこんな花屋がありますよー！綺麗だよー！と

おれなりのやり方で大声で叫んできた。

でも、もう十分なんじゃないかと思った。

もうアイロニーが自分たちの満足のいく仕事をさせてもらうのに

十分たくさんの人が知ってくれているのではないかと思い始めた。

大声で叫びまわるよりももっと大事なのは

今すでにアイロニーを世界一好きな花屋だと思ってくれているお客さんに

どれだけアイロニーの花を楽しんでもらえるかということじゃないかと

思い始めた。

わたしアイロニーが世界一好きな花屋だと思ってたけど

やっぱり間違いなかったわ。と言われるようになっていくべきだと気づいた。

というわけで

ブログのサブタイトルである、

『世界一好きな花屋といってもらえるように』

を

『世界一好きな花屋やとまえまえからずっと思ってたけど

やっぱりほんまに世界一好きな花屋やったわ、まじで。といってもらえるように』

に変更したいと思います。嘘。

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