blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2019年7月 4日

ムッシュ・ソール

昨日パリ店にムッシュ・ソールがまた来てくれた。

ムッシュ・ソールとは、近所に住んでいるおじいちゃんで
オーシャンズ11に出てくるベテラン詐欺師のソールに
似ているので親しみをこめて密かにそう呼んでいる。

いつもダンディでハットのセレクトも心なしか、ソールを思い出させる。
杖をついてゆっくりゆっくり歩いて来てくれるソール。
多分うちに来るだけなのに、結構きっちりとした着こなしで来てくれるソールには、
こんにちはムッシュ。ごきげんいかがですか?と丁寧に挨拶したくなる。
ソールはフランス語しか話してくれない。

4年経ってもあいからず挨拶しかできないおれだが、
オーダーはいつもなんとか奇跡的に受けられている。

しかし、昨日はちょっとしたトラブルがあった。

来ていつものように挨拶をすると、
また花を届けて欲しいというようなことを言いながら、
ジャケットのポケットをあちこち探っています。

どうやら携帯を忘れたようです。笑。

そこからは、届け先の名前以外は、自力で思い出そうとしてはるのですが、
寝てはるのかな。。と思うほどの間のあとに、
ちょっとなんか出てきたと思ったら、いやちがうな。。の連続。。

あとで家に帰ってから住所と電話番号を伝えてよ。と話すも、

なんとか自力で思い出そうとトライするソール。

待つ俺。

あれ?また寝た?

とコントのようなやり取りを数回繰り返し、ようやく

家に帰ってから連絡するから、君の電話番号を教えてくれたまえ。
ということになった。

携帯のほうがショートメッセージも受け取れるし、
電話で口頭よりも間違いなさそうだと思って、個人の携帯を紙に書いて渡す。

お支払いを済ませて、お見送りし、30分後、
知らない番号からフェイスタイム(ビデオ通話がかかってくる)

もしやと思って出てみると、画面にソールが現れた。笑。

君の番号にショートメッセージが送れないよというようなことを言っている。

じゃあおれがこの番号にショートメッセージ送るよ。と言ってフェイスタイムを切る。

送る。

30分後、またフェイスタイムがかかってくる。笑。ソールだ。

メッセージを受け取れないという。

メールアドレスを教えろというので、紙に書いて、画面に写す。

伝わったようで、フェイスタイムを切る。

明日の配達までにメールがくればいいなぁと思って
家に帰って飯をくっていると、ソールからまたフェイスタイムがかかってくる。笑。

もはや実のおじいちゃんくらいの気持ちになっている。

メールも送れなかったのか、フェイスタイムで口頭で住所とドアのコードを教えてくれた。

朝起きたら、メッセージで住所とドアのコードが送られてきていた。

送れたんかい。と思いながら、ありがとう!と返事する。

午前中に研修生ゴエちゃんが配達に行ってくれて、
マダムが花を受け取ったところも写真を撮らせてもらって送ってくれたので、

すぐにソールに転送してあげる。

その30分後、ソールが店にやってきた。

マダムの写真をみて褒めにきてくれたのかなと思ったら、

紙に住所とコードを書いた紙を持ってきてくれた。

ソール!もう配達したよ!この写真見てみて!

とマダムの写真を見せると、おお!と言って喜んでくれた。

彼女は今日誕生日なんだよ。
彼女はとてもスウィートでデリシャスなんだよ。と言っていた。

90くらいのおじいちゃんなのにこの現役感。

花を贈る男はかっこいいな。

昨日とはまた違ったハットとジャケットで
かっこいい着こなしをしていたので、いつもかっこいいですね。と言うと、

ほっほっほっと、おれの肩をトントンと叩いて
またゆーっくりゆーーくり歩いて、
店の入り口の3センチくらいの段差の前で一旦立ち止まり、
よっ、と降りて帰っていった。

おれは全然関係ないけど自分をブラピと重ねてソールを見送った。




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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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