blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2009年10月 Archive

2009年10月17日

やりたいことリスト

南青山店がオープンして、そろそろ一週間が過ぎようとしています。

オープンに際したくさんの方にお祝いいただいて本当にうれしかったです。 ありがとうございました。

さてこの数日、芦屋と南青山を行ったりきたり。

2店舗とはいえ多店舗経営の難しさを感じながら、さまざまな問題点が出てきては それに対応できるように進化していこうとする姿勢を持ったスタッフのみんなを頼もしく見ながら 自分の仕事に取り組めています。

多店舗経営というと社長業で職人の現場を離れると思いきや、 南青山店は、芦屋開店当初と同じような状態からのスタートなので、 横山が休みの日は、谷口一人で店を切り盛りします。

それはそれで、昔に戻ったようで懐かしく、そしていろいろなことに気づけて有意義な時間です。

ひとり水替えをしながら、南青山店の在り方やこれからのアイロニーのプロデュースを考えていると、わくわくします。

東京に拠点を置けたことで、やりたい仕事をもう一度考えました。


・アイロニーのギフトフラワーを関東圏の方にももっと知ってもらいたいということ。

・東京・関西で同じ内容で展開されるブランド店やイベントの装花の一元化。

・ファッションショーや広告の撮影などに使われるよりクリエイティブな要素を持たせた花。

・自身での花の撮影

・パリ進出につながるようなホテル装花。


考えているとあっという間に時間は過ぎていきます。

考えているだけにしておくには、少なすぎる時間なので少しずつ行動を積み重ねて行きたいと思います。


南青山店も芦屋店もディスプレイを洗練させたり、花器などの品揃えを増やしたり、

全国で戦えるようにレベルアップを図っております。

お近くにお越しの際はぜひ、アイロニー芦屋本店、南青山店にお立ち寄りください。



今日は、南青山店を写真で紹介します。


白とグリーンのセンターテープル


パープルとピンクのテーブルにはダリアが綺麗です。


ベルギーの秀逸品domaniの花器や


フランス直輸入クリスチャン・トルチュの花器も


日本では取り扱いの少ない bloom や view on color といった雑誌も


南青山店のsalut!は8000円程度のブーケが5000円です。


といった感じですが、まだまだ間に合わず店内随時改装中といった感じです。

ベランダの植栽や、壁面の鏡や写真パネルも。。。。

スタッフもまだ少なく、さびしくやっておりますので、無理してでも来てください!

谷口は主に週の後半います。

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2009年10月22日

トレンドセミナーと雑誌 Palm



本日南青山店一人店番しております。

芦屋店オープン当初は一人で店にいるのが好きだったのに、

なんかさみしーなー。

芦屋はヒラノとイノウエが途切れることなくきゃっきゃきゃっきゃ言うてるからなぁ。。

家では嫁さんと大樹が、途切れることなくやいのやいの言うてるしなぁ。。


さてさて、そんなことを思いながら黙々と黙々と仕事を。


南青山店をオープンして、早速イベント装花のお話を頂きました。

いつもお世話になっているフランスのトレンドユニオン社様

世界的にも著名な、代表のリー・エデルコートさん本人が来日されてのトレンドセミナー

が10月30日に開催されます。

2011年春夏のトレンドについて。今回のテーマは”RESOURCES"とのこと。

源。一滴の水が集まり、流れを作り、人々を癒し、産業を支え、そして母なる海へと形を変える水のストーリーが、混沌とした時代の再生に、潤い満ちた豊かなアイデアを与えてくれる。

毎回楽しみなオーディオヴィジュアル(綺麗な写真のスライドショーと音楽)を今回は装花のために一足先に見せていただきましたが、映画のようにストーリーを感じることができ、さまざまな想像を喚起してくれます。

あれをDVDにして販売してほしい。。


文化女子大学の協力もあり、大きな会場で、多くの方に見てもらえるようになっているとのことで

受講費も以前よりも下がっている様子。。

水をテーマにしたアイロニーのインスタレーションもあるとなれば、これは行かねば!!

詳しくは こちらまで→ http://www.trendunion.jp/archives.html#entry-82


そしてそして、もうひとつ楽しみな仕事と言えば

雑誌 Palm の撮影。(palm → http://www.palm.charmworld.jp/ja/


palm web magazine にphoto&column 季節を贈る花 を書かせてもらっているのですが、

今度は 母体である palm の撮影の フラワースタイリングをさせてもらいます。

皆さん、Palm はご覧になったことありますか?

関西から出版されているこの雑誌。エディターやスタイリストやカメラマン、ヘアメイク、様々なクリエイターの表現が生かされている、写真集のようなファッション誌です。

現在は、創刊2号が全国の書店にも並んでいるのですが、なかなかの売れ行きで、

今後がとても楽しみな本なのです。

ここまでの仕上がりで500円!?とびっくりです。外人モデルがとてつもなくきゃわいい。。


そして、次号3号にアイロニーがフラワースタイリングするコーナーがなんと10ページ!(予定)

女体盛りや女体盛りを中心にスタイリングしていきたいと思います。あかんよね。


さてさて、そんな palm。昨日web版に

タニグチ担当コラム 季節を贈る花 http://www.palm.charmworld.jp/ja/content.php?article_id=161

がアップされました。

今回は 秋色アジサイ。

青木園芸さんのドルチェオータムを芦屋本店に入荷したばかりのdomani のフラワーベースに活けて撮影しました。

こちらもよろしく。



ギフトフラワーも一人で作成、一人で梱包。ご注文ありがとうございます!

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2009年10月27日

装苑と25ans




昨日は1週間遅れとなりましたが、芦屋本店の7周年お祝いをいつもよくしてくださるコンドウさんのバーカロを貸しきってアイロニファミリーでパーリーしてきました。

色々な仕事をさせてもらえるようになって、関西でもそれなりに知ってもらえるようになってきたけど、

不景気の最中、これからの舵取りをあれこれ考えていると、

一番大事なのは、働いているスタッフの気持ちで、

どんな風に魅せるかとか、どういう戦略で売り出すかとか、より結局

スタッフ全員が気合の入ってる店の花は、なにか伝わるだろうと思い、

7年間やってきて一番の財産は、このときに集まってくれる、この人たちなんやなぁと、思いました。
(もちろん、仕事でこれなかった人たちも!)

そして、そんなアイロニーを厳しくも温かく育ててくださるお客様にも感謝です。



二日酔いもほどほどに、今日は朝から、芦屋本店のディスプレイをしました。

芦屋本店のディスプレイは、ケンとヒラノとイノウエが

僕がやってきて気づいたことをきっちり引き継いで、綺麗に並べてくれるようになっていたのですが、

南青山店のディスプレイをここ数回がんばってあれこれ試行錯誤したので、

綺麗だと思っていた芦屋のディスプレイがなんとなく物足りなく感じるようになりました。


芦屋本店は作業効率を重視した形をとっていたのですが、

8年目を向かえ、進化を優先すべきかと考えました。

新しい方法は、意外と作業効率的にも理に適っており、スタッフそそれぞれの創造性も生かしやすいと思うので、今後が楽しみです。

そうやって気持ちを込めて並べると、花もしゃきっといい顔しよるねんな。


そして、デスクには買ってない2冊の雑誌が。。


そう、芦屋本店は 25ans で、

南青山店は 装苑 で紹介していただきました!

こうやって、多くの方に知ってもらって、アイロニーを気に入ってくださったお客様が来てくださる。


近いからとか、安いから、便利だから、ももちろんありがたいのですが、

ここめっちゃ好みやねん!と来てくださるお客様の笑顔は、何よりも嬉しいご褒美ですから。


多くの人にご紹介いただけるのは本当にありがたいです。


我々もアイロニーらしさを決して失わないよう、切磋琢磨して仕事に、花に、向かおうと思います。


今後ともよろしくお願いいたします。



写真は 南青山店での御依頼、3Lのシャンパンボトルの木箱にアレンジして開店お祝い。


東京ラフィリエ木曜夜コース、ただ今募集中です!4名集まり次第開始させていただきます!







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2009年10月31日

主張せずにPR




昨日は南青山チームは初のイベント仕事でした。

装花としてはそれほど大きい規模ではなく、

会場となった文化女子大学のご好意で時間にも余裕があり、学生さんたちも手伝ってくれるという、なんとなく学園祭ノリの雰囲気で和やかに行われました。


今回、初回の打ち合わせで、セミナーの核となるオーディオビジュアルを見させてもらい
その場で、いくつか提案をしていたのですが、

その中に、水中花をちりばめたシリンダーを壁面いっぱいに並べて、そこに水面が揺れているような映像をプロジェクターで写してみてはどうか、

というものがありました。

夜景のすばらしいとても気持ちのいい空間でしたが、イベントスペースではないし、照明などにも限界があるため、暗くすることと、プロジェクターの映像を照明として使おうと考えていました。


その後、トレンドユニオンさんから、映像ならばパリでのセミナー時に使った映像があるから
それを使いましょうという話に。

よく聞いてみるとそれは Ange Leccia という映像作家のアート作品でした。

波打ち際を どういう風にしてとったのか 上空から固定されたカメラで撮影してあるのです。


惹きこまれるようなとてもすばらしい作品でした。


そこで、急遽我々の花は 脇役になることにしました。


その映像を魅せる空間演出の為のインスタレーションに変更です。


学校のホールのエントランスというスペースを、少し癒しの空間に、水辺の森のようなイメージ

にしようと。

そして、プロジェクターを映し出す壁面とプロジェクターとのスペースに人が割って入りにくいような導線作りという役割。


東京でアイロニーを多くの人に知ってもらうには、あまり印象は残せない選択肢でしたが、

我々の仕事ってこういうものなのです。





すごいなーこんなことできるんやー、みたいな評価にはならないのですが

皆さん喜んでくださっていて、とても楽しい仕事でした。


しかし、見てくれている人はちゃんと見てくれているもので、

南青山チームでセミナーを聞かせてもらっていると、途中で

エデルコートさんが、

今日会場のエントランスに今回のテーマをとてもよくあらわした

映像と花のインスタレーションがありました。

映像はフランスのアーティスト Ange Leccia が提供してくれたもので

花は ジャルダン・デュ・イロニーのアツシタニグチが手がけました。


と皆さんに紹介してくださいました!

ありがとうございますー。アイロニーやねんけど、ええでー。


企業のクリエイターや方向性を決めていくような方々百数十名にとてもいいPRができたと思います。

一番後ろのほうに座っていたので、多くの方が振り返って見てくださいました。


いやー、よかったよかったと、安心したのか、

その後、後半のセミナーで本域の居眠りに入った、チームアイロニーのまゆまゆが

ガンっ!!!とおもいっきり机に頭をぶつけ、同じくらいの人が振り返って我々を見ていました。。


こんなチームアイロニーですが、東京・関西近郊でイベント装花もさせてもらっていますので、よろしくお願いいたします。




 
 

南青山店のsalut!5000yenもいい感じでした。





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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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