blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2011年12月 Archive

2011年12月 3日

御祝と別れとお礼と二人の挑戦と

われらが南青山店マネージャー横山に

待望のBABYが生まれました。


友人達の子供を泣かせ続けたターバン魔人もついにパパに。


うちの息子大樹が生まれる前に生まれた友人の子供の時と違って、

大変なことも、めちゃめちゃ幸せな瞬間も思い出すので


喜びと応援とが混じったような感覚があった。

 
 



そして、もうこの前からこんな忙しい時期に必死でスタッフを探してるので

お気づきの方も多くいらっしゃるとは思うが

横山が今年いっぱいでアイロニーを去ることになりました。
 
 



大学のときに体育会のバスケ部で出会って以来、

実業団に潜りこんだり、各地のクラブチームでもずっと同じチームで、ディフェンスをして天才的なスティールからくれたアシストはもう数えきれない。

アイロニーが俺ひとりで廻らなくなったころ軌道に乗ってき始めた仕事を辞めてアイロニーに加入してくれた。

サポートというにふさわしい、けっして自分を出さずに俺がやりやすいようにを考えて仕事をしつづけてくれて、


青山に進出するときも横山がいないと決心はつかなかっただろう。


アイロニーや横山を取り巻くいろいろな状況。


そういうことを、いつも熟考に熟考を重ねる横山なりに出した答えです。



まぁあれです。

ヒラノやしーちゃんのときもこたえたけど

これはだいぶきつい。


まぁ、でも何の仕事のしがらみもない、旧友でチームメイトの横山が俺の人生に戻ってくると思うとそれはそれでいいかとも思う。


少し前から感じてるのは、

俺の器に入りきらない大きな何かが入ろうとしているということ。


要するにちっちゃいということなんやけど、


俺の大事な3人は小さな俺の器に入れておくことは出来なかった。


なんとなくこう思うが器の広げ方があるのかどうかはまだ知らない。

持って生まれたものなのか、いつか大きくなるときがくるのか。



よく分からん話はおいといて


タイミングや成果うんぬんより、

横山には心から

本当に心からお礼を言いたい。



そして、これからはお互いに笑けるくらいの困難が待ち受けている(笑)


でも大切なのは、こういう大変な時期も仲間がいると笑い飛ばせるということだ。


別々の道ではあるが、心には同じユニフォームを着て立ち向かおうと思う。

 
 
 


今月は横山のアイロニーでのラストダンスです。

ぜひ横山のレッスンやブーケを楽しみに来てください。



あっ、毎週月曜は横山休みです。



クリックありがとうございます!!


 








 





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2011年12月 9日

勝ち方



人生の多くの時間を俺はバスケットボールをして過ごしました。


大学まで体育会でやって、その後も各地のお遊びクラブチームでしたり、

地方の実業団に潜り込んだり、

神戸に来てからは、近くの大学の体育館にクラブチームの連中が集まって練習してたので3年くらい前まで週に3日はしていた。


色々なレベルのところでプレイしたけど



大学を出て、東京に出て来てフリーターみたいな時期

町田市のリーグで大暴れしていた時期があった。


閉鎖的なリーグでそんなにレベルは高くなくそれでいて、低すぎない感じ。

それはそれは気持ちよくプレイさせてもらった。



今思うと、そのころ気づいたことがとても多かった。


全体を俯瞰できるレベルだったので、9人のことを考えることができたゲームも多くあった。


バスケットというのはめちゃめちゃ激しくて、あらあらしくて、瞬発力の必要なスポーツだけど

やっていることはマラソンのようなものだ。



何度も流れが行ったり来たりして、最後に1点でも多くとっているほうが勝ちだ。


一時期、自分のチームを率いて、よその市のチームのところに試合に行きまくるというような時期があった。

もう普通ならちゃんと働いてる歳なのに。。なにやってたんだろう。。


そのときゲームをしていて、9人(俺以外のコートにいる人ね)をみるとちょっと勝てないかもしれない感じだった。

ちょっと3本決めてみてよと言われれば、簡単にできるくらいのレベルなんやけど、相手5人が本気で俺のことを止めようと思って来たらちょっとめんどくさい感じ。


なので、ずっとあまり派手なプレイをせずに、味方の4人にがんばってもらった。

ちょっとミスが続いて離されそうな時だけ、ボールをもらった。


そうやって、なんとか苦労して均衡したままゲームは終盤を迎えた。


2分を切って、あと何ターンかというところから、味方からブーイングをもらいながら全部ボールをもらった。


3本くらい立て続けに1オン1で楽にシュート決めると

相手は、あいつなんとかしないとダメじゃんとなるんやけど、

そのころにもうゲームは終わってしまう。



それまでは、総合力で負けそうだなと思ったら、はじめからすぐに全部ボールをもらおうとしてがむしゃらにシュートを放っていたけど

あー、こういう勝ち方もあるのかと学べたゲームだった。



名将フィルジャクソンは よくバスケを人生に例えたけど

俺は、人生がバスケのようだと思う。



リーマンショックで、装花の仕事が減ったとき相手に流れが傾いたけど

東京に青山の一等地(にあるボロビルの2階)に進出することができた。


スタッフの離脱が重なったけど、新しいチームを俯瞰してみると

前よりももっといいところまで行けると思えるスタッフが集まってくれている。




俺の人生はすべて俺の手のひらの上で起こってることやねん。



クリックありがとうございます!!


 





















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2011年12月13日

天国と地獄




青山の新チームは女子3人という構成になるため

大変大変とか言って実は楽しいんじゃないの?とそろそろ感づかれ始めた今日この頃。


目標が定まると俄然やる気が出てくる猪突猛進タイプの俺は

おかげさまで忙しくさせてもらっています。


そんななか今日は朝から銀座へ。


日頃よりアイロニ花をいろんな人にすすめまくってくれている

素敵ガールズ4人組のメリッサミル。

個々にモデルとして活動する傍ら、ライフスタイルを提案するグループを組んで活動しています。

そんな傍らしきりにアイロニ花をいろんな人に紹介してくれているいい人たちなのです。


そんなメリッサミルのミホちゃん。


彼女は雑誌ストーリーとかによく出てる人なのですが

実はアクセサリーブランド 27.Allenのデザイナーでもあります。


そのアレンのショップが 今日13日からクリスマスまで 松屋銀座の1F特設アクセサリーコーナーに出現してます。


今年で4年目のようなのですが、なんと。。



このショップ。。 スタッフは みんな彼女のモデル仲間。。

十数名のモデルやタレントさんがかわるがわるお店を切り盛りしてるそうです。

そして、お店を訪れる人もそんな彼女たちの友人達が多く、

この時期の松屋銀座一階の美女率がぐっ!ぐーーーーん!と跳ね上がるそうです。(アイロニー近隣アクセサリーデザイナー談)


そんな夢の国に期間中アイロニー花を飾らせてもらえることになりました。


いつも必ず現場は自分の目でチェックしないと気がすまないプロ意識の高い俺は、いつも通り現場に花を活けに。


美女達と写真を撮ったりしながら完璧に仕事を遂行してきた。


アレンの作品はいくつか見たことがあったのだけれど

今回は新作もあって商品構成に厚みが加わったせいもあり

彼女のイメージするアレンの世界観がとてもよく表現されていて、

そんな世界観にきちんと花を添えられるようにあれこれいろんなことを考えたのでミホちゃんからアレンっぽいと言ってもらえてほっと一安心。


IMG_1374.jpg






いやぁ楽しかったなと思いながら一日を過ごし




今夜は。。





パレッサミユキ忘年会。



パレッサミユキは メリッサに対抗して、おっさんのライフスタイル提案をしていくおっさん4人のグループをつくろうという俺の発案に

本人の許可なく参加してるということになっている

アイロニー南青山店のあるビル、パレスミユキの 素敵本屋さんユトレヒトのオーナー江口さんと

同じくパレスミユキにアトリエを構える人気アクセサリーブランドhimie のデザイナー下川さんと

今は引っ越してしまったパレスミユキのカフェアムールのオーナー田口さんと

俺の4人で構成されています。



そうです。おっさんだけなのです。。


そのメンバーに、最近アイロニーとユトレヒトのあるフロアに

出来た お洒落アパレルショップ 1LDK の店長と

5階に越して来た、江口さんの友人と


おっさんだらけの忘年会に嫌々出かけてきます。




クリックありがとうございます!!


 
 






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2011年12月14日

オネエのススメ




懸命なタニグチブログ読者の方はご存知の通り、株式会社アイロニーは体育会体質なカンパニーです。

気合いと根性を何より大切にしています。


そんなわけで、オーナーからの指示なんかも激しい口調で発せられることが日常なのです。


谷口も横山も体育会時代には、関西弁のきつい言葉でチームメイトや後輩を叱咤激励してきました。そんな体質が染み付いているのです。



しかしながら、我々が育ったのはあくまで漢の世界。


アイロニーのほとんどは女子スタッフなのです。



お花の世界を夢見て蝶のようにアイロニーに迷い込んだかわいこちゃん達には
激しい口調での指示ではこわがられてしまいます。


しかし、大切なことを伝えるには 時には激しい言葉も必要です。



そんななか、最近俺が提唱してるのは

オネエ上司です。




例えば、

おいおいおいーお前その仕事にどんだけ時間かかっとんねん、ほんまええかんげんにせーやごるぁぁー。

とドスの利いた声でついつい言ってしまうところを


君、その仕事は通常5分くらいで完了させることが出来る内容だよ。

と紳士的に言っても怒りににも似た本当にしっかりやって欲しいという思いは伝わりにくい。



そこで!オネエ上司を活用すると!


ちょっとアンタさっきからいつまでその仕事にかかっちゃってるのよー!もういいかんげんにしなさいよ!殺すわよ!


と、殺すと死ねとか通常絶対に言ってわいけないようなフレーズでさえ

なんだか柔らかくマイルドに伝わるのです。



それを聞いたスタッフもやんわり受け止め、タニグチのオネエキャラに

少しおかしささえも感じながら、よくよく内容を噛み砕いてみると

そうとう怒ってるな、これはしっかりがんばらなきゃと、

きつい言葉だけど、優しいオネエ言葉で包まれた愛のある言葉なんだわ。と

仕事に向かっていくわけなのです。



どうです?


あなたも早速明日からオネエ上司しちゃいなさいよ。




クリックありがとうございます!!


 


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2011年12月16日

人種



12月は、ほとんどの花屋仲間がバタバタと走り回ったり

遅くまではたらいたりしている。


大変だとか、しんどいなとか、嫌やなとか、一回も思ったことがないので

そのへんなかなか気づいてやれないのだけれど


めっちゃ重いもんもったり、寒い中冷たい水触ったりして、夜遅くまで働いてくれてるの女の子たちを見てると大変やなぁと思う。


今日、昼飯が夕方になって、さっき晩飯を店からアトリエへの移動中にすませながら、他の花屋仲間の寝てないツイートなんかをみてると


たいして儲かるわけでもないのにみんなこんなにがんばってて


これはもう、職業とか、花が好きとかじゃなくて

人種やなと思った。



たどっていったら意外とみんな祖先がつながってるかもしれない。


植物と話が出来て、人を喜ばすことができる。


そういう血が流れてるのかもしれへんね。




みんながんばろーぜー。




クリックありがとうございます!!


 




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2011年12月20日

クリスマスとお正月




芦屋も南青山もおかげさまで年末のご挨拶のお花や

クリスマスギフトのご依頼をたくさんいただいております。


1年の締めくくりの挨拶に使ってもらえるのは嬉しいことだし、

二人のイベントを盛り上げる花として選んでもらえるのもめっちゃ嬉しい。


今年からようやく南青山店も年末の花屋らしくなってきました。

そういえばもう3年目なのですね。


来年は多くのイベントが3年目を迎えます。

芦屋のときも3年目から目に見えて変わってきたことを思い出します。


そして、芦屋の店舗も10月に10周年を迎える。


特別な年だ。


今年は、本当にいろいろなことがありました。

年が変わっても何も変わらないことはたくさんあるけれど


きちんと締めくくって新たな気持ちで新しい年を迎えることは

いいことだと思います。



写真はレッスンでつくったクリスマスのキャンドルアレンジ。


年末には両店でお正月用に飾って頂くアレンジのレッスンがあります。

http://www.la-filiere.net/news/post_27.html


レッスンに来られない方には、もちろんお正月用のアレンジやブーケの発送も
承っております。


例年通り、ランやマムなどをつかってアイロニーらしい和モダンなアレンジをお作りさせていただいております。



ご予約お待ちしております。




クリックありがとうございます!!


 



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2011年12月26日

年末年始営業のお知らせ。



クリスマスが終わる25日の夜。

それはお正月の準備の始まりでもある。


装花契約をさせてもらっているいくつかのブランドの花を

25日夜の営業終了後と26日朝の営業開始前で

手分けしてお正月らしい装花に変更します。


それにあわせて、アイロニー店頭の花もがらりとお正月用の花に変更します。


クリスマスもいいけど、お正月の花は和の雰囲気と日持ちを意識した仕入れで

なんか気持ちが引き締まるような思いがする。



今年はとくに一所懸命働いてきちんと締めくくりたい。


来年はきっとみんなにとっていい年になる。



アイロニー年末年始営業のお知らせ。


芦屋本店 
12月31日18時まで 1月5日11時から


南青山店
12月30日17時まで 1月9日11時から

オンラインストア
休まず営業しております。メールの対応などが遅くなる場合がありますが、毎日作成出荷はしておりますのでご依頼ください。




クリックありがとうございます!!


 



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2011年12月31日

第二創業期



2011年大晦日。


今年は人とのつながりをより強く感じた一年でした。

皆が不安になり寄り添いあった。


立ち止まって人生を見直して新たな道へと一歩踏み出す人も多かった。


会社だけを見るとアイロニーも大きな変化を遂げた。

三人のスタッフが新たな道へと歩み始めることになった。


芦屋、南青山の両店ともが新しい体制をつくって行くことになった。


おかげさまでどちらの店にもアイロニーというチームを作って行くにふさわしいと感じさせてくれる気持ちをもったスタッフがすぐに集まってくれた。


来年はアイロニーにとって第二創業期になります。


この一年の舵取りが次の10年を決める大事な年であり

このタイミングでこのメンバーが集まったことはチャンスだと思う。



個人商店の延長だった花屋が社会に必要とされる会社へと一歩一歩踏み出していきます。



こういう予感と決意を感じながら今年一年を締めくくれることを
ありがたく思います。


いつもあたたかく見守っていてくれる皆様

本当にありがとうございます。



よいお年をお迎えください。






アイロニー年末年始営業のお知らせ。


芦屋本店 
12月31日18時まで 1月5日11時から


南青山店
12月30日17時まで 1月9日11時から

オンラインストア
休まず営業しております。メールの対応などが遅くなる場合がありますが、毎日作成出荷はしておりますのでご依頼ください。




クリックありがとうございます!!


 
























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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

>>詳しいプロフィールはこちら

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