2012年
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今年の正月はいつも以上に仕事のこと店のこと会社のことを考えた正月でした。
おもに仕組みについて考えた。
勢いでやって来た部分を整理して仕組みに落とし込むと頭の中がすっきりして来ていろんなアイデアがでてきた。
今一番ワクワクしてるのは、レストラン化。
といっても料理を始めるわけではなくて、
レストランのようにスーシェフとかメートルとか明確に役割を決めて、
そして、その役割につくためのそれぞれの仕事内容を、箇条書きにまとめたものを
入ってすぐのスタッフにも全体図がわかるようにする。
こういうことって会社だと評価制度みたいなことなんやろうけど
会社からの評価の為というより、スタッフ目線で
ひとつひとつクリアしていって、これ全部クリアできたら一人前やっていう
めちゃめちゃわかりやすい目安をつくる。
こんなこと普通の会社なら当たり前に整備されてる部分なんかもしれけど
はずかしながらうちにはなかった。
これは、俺が俺目線で仕事してるので
出来るやろ。とか、ここまではよこいよ。っていう感じやったから。
今まではそれでなんとかなってたんやけど、
新体制は経験の浅いスタッフや年の若いスタッフも多くて
今までのやり方では絶対にうまく行かない。
新チームのスタッフの名誉の為に言うが
今までスタッフと比べて劣っているわけでは決してない。
花屋の仕事は花の仕事だけではないので、他業種からの経験はすごく生かせるし、人間性がとても重要だ。
俺は総合力で見ると今のチームの方が絶対に上に行ける確信がある。
このレストラン化を思いついたのも実は芦屋店の新スタッフトーマスのおかげだ。
トーマスことオオタツトムは 7年間保育園で保育士をしていた。
ある日花の仕事に目覚めて花屋を目指すことになる。
経験値はないに等しいがスタッフに欠員が出来たときに
見習いスタッフだったトーマスにまず声をかけた。
トーマスは保育士をしていただけあって、人当たりがとてもソフトで
よくゲイだと思われるが、実は好きな女にはグイグイ積極的な男だ。
どんくさくて車の運転も下手っぴだ。
要領もなかなか悪く、俺の舌打ちがもっとばかでかい音がでればいいのにと思うこともある。
しかしながらだ。
真面目さに関しては、この男、花業界でもトップクラスであろう。
俺はそういう男が嫌いではない。
今は失敗を繰り返してるが長い目で見れば、必ずチームの大事な戦力になると確信している。
その証拠として、この真面目さが俺をトーマス目線にさせて
このレストラン化を思いつかせた。
他のみんなも、これで仕事に取り組みやすくなったら、トーマスに感謝すればいい。
この仕組みがきっちり浸透して、数年後には会社も数段レベルアップして
トーマスも、かなりのフローリストになっていることだろう。
でももしかしたら、俺の舌打ちが店からアトリエに聞こえるくらいにでかい音が出せるようになっているかもしれない。
2012年。アイロニーとトーマスと俺の舌打ちをどうぞあたたかく見守ってください。
クリックありがとうございます!!