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彩。

あれは台風の夜、僕は謎の黒い液体と塩をバケツに溶かし、時たま熱湯を注しながら、

夜な夜な、時に魔女のように微笑みつつ、 色の移らないステンレスのフライパン返しで、

グルグルとあるものを絶え間なくかき回していた。

 

たまにふと、我に返りながら…

「一体僕は、こんな夜中に何やってんだろう。。」

 

謎の液体の中のあるものの正体は、着古した服。

「もったいない」の精神のもと、温度を保ち…休むことなく…腕つりそうになりながら…

夜中に小1時間、ひたすらグルグルグルグル…

 

その甲斐あって一晩乾かすとそれは、何とも言えぬ風合いと色合いに再生。

この色とこの色でこんな色になるんや…

偶然の産物ともいえるこの色合わせはなかなか興味深い。

 

その昔やっていた仕事の関係で、よく染物屋さんにお世話になっていて、

製品染めの、その仕上がりをドキドキしながら待っていたことを思い出した。

染めてみなきゃわからない博打のようなドキドキ感。。

 

「彩」

 

一般的に、識別できる色彩の数は男性に比べ、女性の方がはるかに多く、

ゆえに色を操ることを仕事とするデザイナーやアート系の職種には、

女性もしくは“女性に近いオトコ”の比率が多いといわれている。(花屋もしかり)

 

てことは、男性が見ている“色”よりも、女性はたくさんの色を見ているわけだから、

我々男性よりも、女性の目に映るこの世は、“はるかに美しい”ということではないか!

なんてこったい…おお…

 

そう考えるとこの花に携わる仕事で、先天的にオトコであることが不利になっている、

なんてことも少なからずあるのではなかろうか。。

 

とにかく、男性が女性に敵わないものはこの“色彩感覚”以外にもあるわけで、

例えば、嘘をつく時に伴う心理学的な動作は男性の数倍女性のほうが多く、

それだけ女性の嘘は見破りにくいということを示していたり…

 

ああ、酒が飲みたくなってきた…

 

「所詮オトコなんて、単細胞な下等生物なのです。」

m93-3249-061020

 

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コメント (5)

港の∋ー⊃★:

私も色に関しては敏感で、調子のいいときは、そこに足りない色が浮き上がって見える。
それって女の子やから??
この感覚、説明してもなかなかわかってもらえない…。

Kei:

私もストーブの上でぐつぐつ・コトコト・・・やったことあります。
結構楽しかったなぁ?。

>ヨーコ★

あー、間違いないね。。
それは女の子やからや。

オトコにゃわかんない感覚かもね。


>Keiさん

魔女、やったことありますか…
面白いですよねー

ヘタレの見習い:

この画像に
無言のプレッシャーを感じたのは
ワタシだけでしょうか....

>ヘタレ見習い

期待してまっせー
特訓あるのみ。

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2007年08月05日 07:09に投稿されたエントリーのページです。

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