blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2012年7月 6日

彼が原発に反対する理由

IMG_6233.jpg


いつもブログが楽しみな人が二人いるのですが

ひとりは水野敬也のウケる日記で、これはもう8割がシモネタなのですが、

もうひとりはドリアンさんという広島のパン屋さんで、

仕事やパンに対する熱い気持ちやおもしろ話が絶妙なイラストとともに書かれています。

彼は、パンに対してと同じように環境問題に対しても深く考えていて、時々環境に対してとてもわかりやすく

人の気持ちを動かすようなことを書いてくれます。


6月30日のブログ記事にとくに心をうごかかされたので

全文抜粋したいと思います。


原発と、もったいないと、人間だもの


私が原発再稼働に反対の理由

それは、チャンスを失ってしまうからです。
過去、世界のどの国も経験したことの無いチャンス。

それを手放すのは、もったいないです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

10年前、モンゴルの草原で生活したことがあります。

そこではコップ一杯の水で、洗顔、歯磨きを済ませていました。
水は貴重です。
遠くまで汲みにいきます。
水を受ける手も工夫があります。
手のひらを、もう片方の手のひらで、下から支える。(上写真)
無駄にしないためです。

でもしかし、

その節水のプロの遊牧民さんでも、
水の使い放題の都市にやってくると、
水を出しっ放しにして掃除をしていたりするのです。

私はそれを見て、
人間の法則だなと思いました。


「人間は、
 限られたものを工夫して使うことは、得意。
 でも、
 豊富にあるものを我慢することは、苦手。」


食べ物だって、お金だって、そして電気も、同じだと思ったのです。


いや!我慢できる人もいる。
と反論があるかもしれません。
確かにいます。

でも、
100人に1人や5人がそうでは、何にもならない。
100人のうち、60人は、我慢できるだろうか?
できないのです。

だから民主主義で多数決の社会では、
普通では、
目の前に潤沢にあるものを我慢できません。

これは、
「だって、人間だもの」。
しょうがないのです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

でもしかし!
今の日本では、
その我慢ができるのです。


「原発をとめます」
「皆さん、我慢して節電してください」

といわれて、
こんなに国民全体が素直に受け入れるのは、
今現時点の日本以外にあり得ません。

東日本大震災以前ではダメだった。


私が環境問題に20代を捧げていた頃、
どんなにこんな世の中を待ちこがれていたか。。。
夢のようです!


最初にいったように、
人間は湯水のようにあるものを、
我慢できるようには造られていないのです。


しかも、
国民まるごと、多数が、我慢をえらぶなんて、
今まで世界の歴史でもなかったし、

これからもおそらく無いのです。


自らの意思で我慢し、後退することができない。

それこそが、人間の致命的な欠陥、限界で、
それによって滅ぶ、とまで言われていたのです。

環境問題がまさにそうです。
解決策はそろっていても、ただ、我慢ができないだけ。

「環境問題」=「我慢できない問題」なのです。

私たち日本人は、今限定で、その限界を超えているのです。

今なら、
世界中どこの国もが、やりたいけど出来ていないことができるのです。


電気の使用量を減らし、
原発をやめて、
火力もやめて、
自然型循環型エネルギーだけでやっていく。


これはどこの国もやりたいけど、先の理由でできないのです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

でも、
原発再稼働を推進する方々は、
こうおっしゃります。


「原発が再稼働しないと、日本の産業が大ダメージを受ける」と。


でも、
そもそも、
産業が一番のダメージを受けているのは、景気の後退です。


では逆にもしも、
電気が使い放題で、
しかも、
無料になったら。

日本の産業は大きく発展し、
景気も回復するのでしょうか?

それによって、
日本の要、といわれている車も飛ぶように売れ、
電化製品もiPadなみのヒット商品が次々と産まれ、
中小の町工場もどんどん伸びて、
後継者も大喜びで跡を継ぐ、
みんなハッピーになるのでしょうか?

私は疑問です。


私も3代続く会社を経営しています。

このバブルがおわってからの十数年、
そして追い打ちをかけるリーマンショック後の2、3年、
その景気の後退こそが苦しいのです。

大地震も、原発事故も、計画停電も関係ないのです。

原発が何十基もフル稼働していたとき、
私たちは明るい未来を描け、
商売の成長を楽しみ、
次世代に胸を張って受け渡すことが、できていたでしょうか?
そんなことはなかったんです。

原発が動いて、
安価な電力が安定供給されても、良くはならないんです。

もう進むしかないのです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本の技術力をもう一度。です。

省エネの技術は、世界が渇望している技術です。

それを、
日本の国内需要を利用して、研究開発できるチャンスです。

ここまで節電している国なんて、
日本以外にないのですから。


自然エネルギーの技術も、
今世紀最大の世界の課題です。

これが、解決できないと、
人間そのものが滅んでしまうんじゃないかという問題ですから、
売れるとか、売れないとかの前に、
絶対に必要になります。


そして、なにより、ここが一番私たちに取って大きなことですが、

この国ぐるみの、
本気の省エネ、自然エネルギー社会へ向けた取り組みは、
世界から賞賛されるはずです。

なぜなら、
普通の状態ではできないのですから。

先のモンゴルの遊牧民さんの話のように、
普通は、私たちは我慢できないのですから。


地球サミットの盛り下がりが象徴するように、

「やっぱり、人間だもの。。無理だよな。」

と、みんな半ば諦めかけているのです。

それを日本が国をあげてやってくれるのですから。

それは金銭で計算できない。
"尊敬という"莫大な利益を、
日本人全体が受けることになります。


何度もいいますが、

これは、
千年に一度と言われる大震災と、それによる原発事故が起きた。
このショックを受けた直後の、
今の、この時点、限定の、
日本にのみに与えられた、奇跡的なチャンスです。

十年前でも十年後でもない、今だけの。
他のどの国でも出来ない。
世界にとってのチャンスです。


原発を動かすのは簡単です。

あのバブル後からずっと続いている、
じめじめした停滞へ戻るだけです。

時代は前へ動いている。

原発を動かさずに、頑張れるのは今だけのチャンス。

「幾万の御霊の無念、そして失われた自然。
 それらは、
 まったく新しい未来への礎となった」

となるのです。

そうしないと、
もったいなすぎるのです。

だから僕は原発再稼働に反対なのです。

ドリアンさんのブログより抜粋。

ドリアンさんのブログ→http://takineru.exblog.jp/


 
 


たくさんの人の願いが届きますように。
 
 


アイロニ花写真集FLOWBULOUSはこちらから→ http://www.illonyshop.com/


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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