blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2016年1月21日

経験を積むということ

最近青山店のトーヤの活躍がめざましい。


今年の6月から店長候補として入社したトーヤ。

彼はもともとアイロニーのディプロマコースに通ってくれていたところをスカウトした。

ディプロマを取ったらアイロニーに履歴書を出そうと思っていたらしいのだが

前店長の退職のタイミングがあり、こちらから声をかけさせてもらった。

すごく嬉しい誘いだけど、母の日までが今働かせてもらっている花屋をやめるわけには行かないという返事は

これからいろんなことを任せていくこちらにとっても嬉しい返事だった。


ヨッシーの退職まで急ピッチで引き継ぎをして、夜もろくに寝ずにいろいろなことを覚えて行ってくれた。

もちろん同時期にサポートとして入ってくれたザッキーの存在も大きかった。


ふたりとも経験豊富で要領よくすぐに仕事を覚えたとはいえないが

お局OLのように厳しい前店長に食らいついていた。

自分のキャリアを考えたときに

おれは十分な修行ができなかったと今でも思っている。

自分の住んでいたところや経済的な事情なんかからも選択肢は狭かったし

ここだというところ見つけてもその店とタイミングが合う人はわずかだ。

おれは、夜中のアルバイトで生計を立てながらフリーランスでアイロニーを立ち上げるという道を選んだ。

経験豊富な同業者の存在にはいつも焦りを感じていた。


だから今でも経験にはものすごく価値を感じるし

利益を無視したりリスクをとっても経験のためにさせてもらう仕事もある。

パリ出店もその一つだと思う。


そして、今おれの店で経験を積むスタッフたちのことを思うと

おれが経験を積んできたときよりも、より重い重圧のなかで経験を積んでいるように思う。


おれには失うものはなかったし失敗したら自分だけの責任だったが

彼らは、おれやアイロニーの看板には泥を塗りたくないというプレッシャーとも戦ってくれている。


おれは責任はおれがとるものだからもっと思い切って挑戦して失敗すればいいと言うけれど、

おれが彼らの立場だったら、人に迷惑をかける方がきついと思う。

しかし、それでも誰かの店で働いて経験を積むということのメリットは、

一人のフリーランスではなかなか経験できないことを経験できると思う。


そして、そのあたえられたポジションをチャンスと思うか、

安い給料でこき使われてると思うかは、人それぞれだ。


前店長のヨッシーはかなりの急務で青山店の店長になってもらったので、ものすごく大変だったと思うけど

自分のことをシンデレラボーイと言っていた。


もうすぐ自分の店をオープンするヨッシーの成功をできる限り応援したいと思うし、

あいつならきっと成功するだろうと思う。

新しい店長のとーやも同じように大変ななか頑張っている。

おれは職人だけど経営者として、いろんなことを考えないといけない。


アイロニーの職場環境はお世辞にもいいとは言えないだろう。

花屋のなかでは、個人商店から法人成りして、社会保険も完備できるようになって少しはましになったかもしれないけど

一般企業に比べたら決していいとは言えない。

それを改善していくのはおれの手腕だし大事な仕事だ。


でも、おれの花を評価してくれる人がたくさんいるのは、自分でいうのもなんだけど

夜もろくに寝ずに仕事に打ち込んできた日々がたくさんあったからだとおもっている。


アーティストでもアルチザンでも、どちらでもいいけど、

この仕事は、四六時中花のことを考えて、四六時中そのことに打ち込んでいる人には

勝てないと思う。


こんなこというとまた悲しませたり、怒られたりするけど、

たまの休みに家族と過ごしているときにもおれはずっと焦りを感じている。


きっちり休んで切り替えがちゃんと出来る方がパフォーマンスが高くなるということもよく聞くし

しっているけど、

いまだに出来ない。(すまん嫁と息子)

それだけ頑張らせるんだから、できたら褒めてやるのかと言えばそうでもない。

褒めるのもあまり上手くない。

自分と比べておれだったらもっとこうできたのにとおもってしまうこともある。

そんなおれでも、この新しい青山店の店長はものすごく楽しみだ。

果敢だ。


失敗も勇敢にたくさんするし、目上の人に愛される資質をもっている。


すでにたくさんのおれのお客さんからお褒めの言葉をもらっている。

今年のおれの課題は人を育てることだ。


一番苦手なことにようやく挑戦している。


一人前の花屋を何人も育て上げること。

彼らが独立して成功すること。

独立せずにずっと勤めあげられるような会社をつくること。

必ずやりとげる。



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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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