blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2019年7月 6日

自分流の進化


今日は、一日中パリ店の経理仕事に追われていた。
すこしずつ人にお願いできることはふやせているものの、
まだまだ自分でしなければならない花以外の仕事は多い。

閉店時間をすぎていたので、
どこかで飯を食ってのこりは帰ってやろうと思ったんだけど、
アレックスのイブが綺麗で、なんとかこれを
綺麗に束ねたいなぁと思って、オーダーもないのに何か束ねようと思った。

そういえば、最近よく頼んでくれるお客さんが
テーブルセンターピースを頼んでくれるんだけど、
そうすると、浅い器から広がって垂れ下がるような
生け方が選択肢の一つに上がってくるんだけど、
なぜだか日本だとおれはあまりそれをする気にならなかったので、
たまーにしかしなかった。

ここ最近、ニーズが重なったことと、
誰だったかヨーロッパのフローリストが剣山を使って
生け花的ではない投げ入れをしているのをみて、
レッスンのバリエーションにいいなぁと思っていたので、

剣山をここ最近いくつかの仕事で試している。

ランジス市場にも剣山は売っていたので、買ってきて、
さて、試してみようと思うと、ほんとにしなかったんだなぁ、
手持ちの花器に浅いコンポートがないことに気づく。

そして、この前ようやくちょうどよさそうな器を買ってきていたので、
今日はアイロニーなら こういう器にどういけるかなと思って、試してみることに。

1日経理仕事でぼーっとしていた脳がみるみる元気を取り戻すのがわかる。

なんでもそうだけど、人がやっているのを見て、
いいなぁと思ったら、おれは取り入れてみるべきだと思っている。

だけど、自分流に進化させられなかったら、外には出さない。

と決めている。

箱に入れている花があって、ふたを開けたときの
サプライズのギフトというのはとてもいいけど、
うちならもっと自然な感じにしたいなぁと、
下箱を印ろう型にして、花を下箱より高く生けられうようにして、
少しのスペースだけど、ブーケのときのようなレイヤーを
それぞれの花の間に作れるようにできたので、商品としてラインナップに加えた。

それをざっくり見たのか、同じく印籠型にするならまだしも、
印籠型じゃない箱に、飛び出すように花を生けてしまっているのなんかを見かけると、
わかりやすい劣化だなぁと思ってしまう。

まぁでも、印籠型の箱にして、なんていうのも誰でも考えつくことだし、
おれが考えたみたいなことは言うつもりはないし、
しらないだけで、絶対に昔に誰かが思いついてやっている程度のものだ。

ましてや、円柱の筒型の箱にカリグラフィー的な字を書いて花をいける、
みたいな世界中のインスタでよくみるものが
日本で特許を取れているのとかはいろんなことが信じられない。

そんなことを考えたり、考えなかったりしながら、
アレックスピアジェを浅い花器に剣山を使って生けてみたんだけど、
別になにか特別なことができるというわけではない。

剣山は、

フローラルフォームをつかうのは非エコか。
という問題からきている部分もあるのだと思う。

このことについては、ヨーロッパのほうがその意識は高いと思うが、
実際のところどうなのだろう。

チキンネットやほかの方法での花留めでもなんでもいいんだけど、
結局水換えしようとしたら、生け直しなので、

お客さんのところに納品して、水換えしてなるべく長持ちさせたいわ、
という人のところには、ブーケがいい。

それなら、すごく浅い器用のブーケの束ね方を定義したほうが、
価値があるんじゃないかと思って、全部抜いて、いちから束ね直す。

普段のアイロニーの束ね方と全く違う束ね方にせざるを得ない。
が、別にできなくもない。

かなり短く切っていけてみると、空間を広く使うヨーロピアンな雰囲気になる。
綺麗にはなるけど、別に目新しくもない。
フローラルフォームを使っていままで生けていたのと大差ない。

結局、フローラルフォームは非エコかどうか?
使うのか使わないのか?
という問題になる。

なんにも答えの出ないまま、経理仕事に戻る。

みなさん、ご意見ご感想、この話をすすめていってくれると嬉しい

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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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