おもてなしの心
12月2日
ここ数ヶ月ずっと準備し続けたアイロニー史上最大の仕事を終えた。
始まりは6月 ひとりの花嫁がアイロニーに来てくださった。
12月にある披露宴の花をプロデュースしてもらえますか?
聞けば名古屋のマリオットアソシアホテルで行われるとのこと。
ホテルへの会場装花の持ち込みはよっぽどのことがないと認めてもらえない。
ホテル側の許可が出れば、デザインを書いてホテルのフローリストに製作してもらうことは出来るかも知れません、と答えた。
しかし、その後メールなどでやり取りしていて、アイロニーの花をとても気に入ってくださってる気持ちが嬉しく、何とか実現するように出来る限り協力しようと思った。
ただでさえ難しいホテルへの持込みに加え なんと400名を超えるビッグウェディングには、我々が予想出来ないような困難があったにもかかわらず、花嫁が本当に根気よく、また素晴らしい心配りでアイロニーの装花の道を整えてくださった。
花嫁の想いはホテルの方にも伝わり、前週に前撮りの為のブーケを納品に行くとブーケ作成の為にと広い部屋が用意されていた。駐車場で車の荷台で仕上げをと思っていたのに。。
当日も、タイムスケジュールをアイロニー用にも2部用意してくださっていたり、花嫁の気配り心遣いに本当に感動を覚えながらすがすがしい気持ちで仕事を進めることが出来た。
ブーケも本当にその花嫁のためのたった一つのデザインが出来た。
ホテルのフローリストも非常に協力的で、うまく仕事を進めることが出来た。
なんといっても、強力な助っ人 苦楽園の6コンテンツの田中氏が駆けつけてくれた。彼の現場での仕事を始めてみたが、素晴らしいフローリストというのは活けられる花が安心しているように見えるのだなと思った。
チームアイロニーも本当にいい動きを見せ着々と成長していると感じた。
そして、この日このときまで、やっぱり僕自身は花のことばかり気になっていたので、リハーサル時にあらためて驚いたのが
電通さんが進行に入り、麻生太郎氏が乾杯の挨拶、劇団四季からお祝いのビデオレター、ドレスはカツラユミさんが花嫁の為にデザインしたもの、引き出物は人間国宝がこの日のために作ったもので作成過程がテレビで放映されるとのこと。。
自分のお仕事もしながら、これだけのことを打ち合わせしたり、準備していくなかで 我々に対してあれだけの心遣いをしてくれていたと思うと感服するばかりです。 打ち合わせ時にこちらが指定したお店に予約を入れておいてくれたこともありました。。
パーティはゲストに対するおもてなしの心が大切だと思うのですが、このお二人はそれにかかわるすべての人に対してもその心があらわれていたと思います。
この披露宴にかかわった多くの人が本当に気持ちよく、それぞれのいい仕事が出来たんだろうなぁと思います。
この仕事でお世話になった関係者の方々に心からのお礼と
素晴らしいお二人に心からの祝福を。