blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2010年10月11日

娘よ。




独立して花屋を始めて、自分ひとりでは仕事がまわらなくなってくると

パートタイマーを雇おうということになる。


初めて人を雇い入れるというときには、まったくもってなにもわかっていなかったなぁと思う。


少し前に、独立経験者で人も雇い入れたことのある社員を雇い入れたことがあったが、

自分はオーナー側の気持ちがわかるといっていたが、そいつは何にもわかってなかった。


人生をかけて大事に大事に育ててきた店というのは、それは人生で

お客様はじめ色々な人が関わってくれているので、

自分の意思だけで拡げたりたたんだり出来るものではなくて


社会の責任の一部を担って店なり会社なりを生かしていくべきである。


そして、それをさせてくれるのがスタッフである。


能力に応じた賃金を支払うということではなくて、家族の一員として責任をもつ必要がある。

スタッフにやりがいと報酬を提供できる場所をつくること。

親が子を育てていくことと同じだ。投げ出せるものではない。


そういう風に気づかせてくれたのはスタッフでした。逆に彼女達が愛情をもって育ててくれた。

僕自身もそうやって接することが出来るとはまだ言えないけど、意識するようになってまたスタッフの気持ちも変わったように思う。


彼女もそんなタニグチの過渡期から頑張ってくれている人で

人数も少ない頃だったし、いろいろたくさん失敗もしでかしたので思い出もたくさんある。


多少どんくさいところがありながらも一生懸命な彼女のがんばりは、スタッフの頑張りが褒められる今のアイロニーの大きな礎となった。

一度は辞めてしまおうと悩んだこともあった。

それでもがんばってがんばって、晴れて寿休暇に入ることになった。


入ったばかりのころは恋愛にも消極的になっていたのになぁ。。



マサキチの彼氏は、いい子を見つけたと思う。

これから家族を築いていくのに一番大切なのは投げ出してしまわないことだ。


困難は多かれ少なかれ待ち受けていて、そのときそのときに最強の敵、最後のボスのような顔して立ちはだかってくる。タオパイパイもフリーザと同じような雰囲気だった。


とにかく、いい家庭を築いていくだろう。


まったく心配ない。

本当におめでとう。


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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