blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2010年1月27日

パリでの一歩




昨日パリより戻って来ました。

何から書きましょうか。。ほんの一瞬でしたが伝えきれない程の経験を詰め込んで帰ってきました。

その美しさを感じた事は、きっと自分自身の仕事にとって、アイロニーにとって、とても大事なものになると感じました。

その美しさは歴史からあふれ出る職人や芸術家たちの叫びのようでした。

その静かな叫びの中で暮らすということは、現在の職人たちにとってどれほどの影響をもたらしているだろうかと嫉妬を覚えました。

そしてそんな叫びの中でたくさんの人の温かさを感じることが出来たことが何より幸せでした。


今回、とても貴重な経験となったのは、あるお客様からパリでの仕事の依頼を頂いたこと、そしてそれを助けてくださった方の存在があったことです。


パリ行きの数日前、芦屋本店のお客様から、パリに行った際、知人のレストランに花を飾ってくれないだろうかとの依頼を受けました。

パリでアイロニーの花を見てもらいたい僕にとっては、願ってもない嬉しい御依頼でした。

そしてそれより少し前にご連絡頂いていたパリでフローリストとして活躍されている女性の温かで細やかなサポートで、一歩目としては考えられない程スムーズで、ワルツを踊るような気持ちで仕事をすることができました。

踊ったことはありませんが。。


その女性は、パリにあこがれるフローリストが皆必ず口にする斉藤由美さんという方で

僕がこの仕事を始めるよりももっと前に、かのクリスチャントルチュのもとで働かれていて

昨今は、VALDAというフローリストでホテルリッツの装花に携わりヨーロッパのホテル装花の賞獲得に貢献した女性です。

お会いするまでは、その経歴からすごく強い芯のあるイメージを持っていましたが、

噂に聞く感じや、メールでのやり取りの雰囲気はどうも感じが違う。

いったいどんな方なんだろうとどきどきしながらの斉藤さんとのパリでの一日は夢のようなあっという間の出来事でした。


朝タクシーで斉藤さんをお迎えにあがり、車内で緊張の中ご挨拶。

やはり柔らかい雰囲気の、でもそれはしっかりとした強い芯があるからこそ出せる雰囲気なのだなとわかりました。

ランジスを案内していただき、花材と花器を選びました。




僕の予定では、花を抱えて帰って、狭いホテルのバスルームで何とか水揚げをして、花を活け、タクシーでレストランに届けるつもりでした。


なのになんと!!斉藤さんの友人のムッシュ・ベルナールが車で来てくださって、

作業が出来るスペースまで送ってくださるとのこと。ええーーー。。いいのでしょうか。。


仕入れを済ませた後、市場にあるカフェで3人でランチ。とってもおいしいプレートにワインも少し。。




スタッフの皆様すみません。この日このとき完全に楽しいだけのひとときでした。。


ムッシュ・ベルナールもすばらしい人で渋いんだけどもかわいらしいという、みんなに愛されていてそして
それよりもっと深い愛で周りのみんなを包んでいるんだろうなぁという人でした。


そして、その後アトリエに向かうと、そこはパリのフローリストで今はオーナーが別の仕事で忙しく使っていないというスペースでした。

オーナーの息子さんが鍵を開けてくれて、シャッターを開けるとわくわくするような空間が待っていました。

バスケのとき、シューズの紐をしっかり結んで、さぁとコートに入るときのような感覚。


コンクリートで出来たイケテル作業台で、早速明日のコンポジションを作り始めました。




木立のクリスマスローズとビバーナムとオレンジのバンダとフューシャより少し深い色のバンダ


パリらしいではなく、アイロニーらしいと思える花を選びました。






窓からパリの街を見ながら、花を活ける。ああぁなんと贅沢な時間でしょう。。


気分よく作った花は気分のいい仕上がりで、明日の納品が楽しみになりました。


そして、その後その花をベルちゃんの車でホテルにもって帰り、そこでベルちゃんとはお別れ。。

本当にありがとうございました。彼に感謝を伝える言葉を知らない自分がもどかしかったです。


その後は斉藤さんにパリのイケテルフローリストに案内してもらい、めらめらとライバル心に火をつけメンチ切ってきました。

でもキャトリーヌだけはかわいかったので目がハートでした。。


そして、斉藤さんお勧めのフレンチで、斉藤さんの親しいフローリスト仲間と4人で美味なフォアグラなどを頂くという、芦屋や南青山で留守番をしてくれているスタッフになんて説明したらいいのだろうと考えてしまうほど、素敵な一日でした。

翌日からはちゃんと仕事しましたから。。無謀な飛び込み営業しましたから。。


と、まだまだ書きつくせないパリ出張ですが、

本当に斉藤さんのおかげですばらしい経験が出来ました。


以前に、尊敬するフローリスト岩井淳さんにも感じたことでしたが、

素晴らしいフローリストというのはとても敏感に周りの人に気がついて、それにスマートに対応できるのだなと再び感じました。

僕もそう思われるようなフローリストでありたいものです。


yumiさん、本当に本当にありがとうございました。




さて、その後のパリはまたの機会にということで。



斉藤由美さんのガイドは、ブログから依頼することも出来ます。

http://ameblo.jp/yumisaitoparis/

花のレッスンとセットで夢のようなパリを味わうことが出来るので、せひ一度経験してください。


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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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