blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2013年7月 8日

パリ撮影旅行記6日目7日目パラスと呼ばれるホテル

芦屋店も青山店もいくつかのイベント装花の打ち合わせなども動き始めパリ撮影旅行記ちょっとひっぱりすぎだなぁと感じる今日この頃。

今回で書ききることにしました。


さて6日目朝。この日は5時頃目覚めたときは雨が降っていた。

あー、今日は撮影出来ないなぁと思いながら

シャワーを浴びてからシャクヤクのブーケを束ねてみると、雨は上がっていたので、出かける事に。

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オランジュリーのモネの絵を見たかったので、また川沿いを橋や川を撮りながら歩いた。

現在セーヌには34の橋がかかっているらしい。橋には建築美があるし、川沿いには木々もあるし、欄干があるのでブーケを置く場所もあり、比較的撮影しやすい。 


橋ビュラスもいいんじゃないかと思う。
 

798A0490.jpg


実は、このパリでのブーケの撮影、とある企業が企業カレンダーに俺の写真を使いたいと言ってくれてて、去年のパリとブーケの写真が気に入ったようで、

こういう写真ばかりで作りたいんだけど、という話が並行して上がっていた。

ちょうどフラビュラスISSUE 3 や いつか出したい パリビュラス(仮)の為に定期的に撮影に行こうと思っていたし、

それが仕事になるんだったら嬉しいなぁと思っていて、十分仕事になる程の予算も提示してくれていたんだけど、

事情があり、俺の別の写真の方向で進むようになってしまった。
 


でも、パリとブーケの写真の需要はあるんだろうなぁと手応えは感じたし、海外になれば余計に一人で行ってブーケも束ねて撮って来れるという俺のアドバンテージはさらに活かせる。

そんな中、橋シリーズというのはなかなか美しいだろうなぁと思いながら、数枚撮った。
 


オランジュリーは撮影NGなので、写真はないんだけど、とにかく素晴らしかった。

自然光を優しく取り入れた展示の方法はモネのあの絵を見るのに最善の方法だと思った。
 

798A0593.jpg
 

その後グランパレやプティパレのほうに行って数枚撮って、ちょっと入り込みすぎておこられたりして、

休憩と思って入ったレストランが入り口はかっこよかったのに、中はイマイチ撮影スポットがなくて残念だなぁと思っていたら


 
 

あっ、と思い出した。
 


そうだパラスにいかなきゃ。


パラスというのは 宮殿を意味する最上級のホテルの事で、5つ星のさらに上のクラス、

昔は、歴史あるいくつかの超高級ホテルが、暗黙の了解でそう呼ばれていたんだけど、

少し前に、国が基準を決めて審査をし、正式に認定したらしい。

しかしながら、昔そう呼ばれていたところがすべて認定されたわけではなくて、

選ばれなかったところもある。


ちなみに旧パラスは

ル・ブリストル(Le Bristol)、ル・ムーリス( le Meurice)、ル・クリヨン(Le Crillon)、ル・プラザ・アテネ(Le PlazaAthénée)、ル・フーケッツ・バリエール(Le Fouquet's Barrière)、ル・リッツ(le Ritz)、ル・ジョルジュ・サンク(Le George V)


新パラスは

パリにある ル・ブリストル、ル・ムーリス、ル・パーク・ハイアット・ヴァンドーム、プラザ・アテネ フォーシーズンズ・ジョルジュサンク・パリ、

それと地方にあるオテル・デュ・パレ (ビアリッツ)、レ・ゼレル (クルシュヴェル)、ル・シュヴァル・ブラン (クルシュヴェル)、ル・グラン・トテル・デュ・キャップ・フェラ (サン・ジャン・キャップ・フェラ)、だそうです。

地方も行ってみたいなぁ。

 
ホテビュラス。ていうかパレビュラス、誰か依頼してください。
 
 

そう思って、午後はパラスに行く事に決定、まずはフラットに戻る前に、このシャクヤクのブーケを、La Hune のあの人にあげようと思ってまた寄って見た。

 
798A0818.jpg
 

とても喜んでくれた。お互い英語はカタコトなのに結構長い時間話をした。

その中で、フラビュラスは内容も本としてもやはりアートの要素が低い事がネックになっていることがなんとなくわかった。
 

でも、そもそもそういうアートの本でない。多くの人にアイロニーの花を知ってもらいもっとカジュアルに楽しんでもらうための本だ。

でも、今後は、その主旨を守ったまま、優れた芸術作品だとこういう人にも評価されるような域を目指す必要があるということがわかった。

なんだかすっかり仲良くなったような気がしたのでビズをしてお別れ。
 
 


午後はルピナスとカラーでブーケを束ねてパラスへ。

 
一件目は ムーリス。

サルバトゥール・ダリが30年間住んでいたホテル。近年フィリップスタルクが改装に関わったホテル。

リュックを背負ってて、ただでさえ場違いなので、フラフラ入っていって撮影してるとおこられそうなので

ホテルの撮影のときはバーに行ってシャンパンをオーダーするというルールにした。

798A0747.jpg

 


席も空いていれば比較的選ばせてくれるので、撮影に適した席を一瞬で判断し、そこを希望する。

798A0688.jpg


ムーリスはばっちりだった。


薄暗いがカメラを5Dマーク3に買い替えていたので高感度の撮影でカバーできた。


シャンパンのせいもあってか気をよくして、次はプラザ・アテネに。


プラザ・アテネはダメだった。空いている席がイマイチだった。
 

しかし、イマイチな席に通される途中、それはもうパラスにふさわしい上品なマダムが俺のブーケをみてとびきりの笑顔を見せてくれていたので、
 

撮影をすませて、そのマダムにプレゼントすることに。
 

パラスホテルであやしい日本人のバックパッカーが急に近づいてくるのだから、警戒されたりおこられたりしそうだと思ってドキドキしながら

紳士的に近づき片膝をついて片言の英語で事情を説明した。

 

マダムはとてもよろこんで最高の一枚を撮らせてくれた。


798A0769.jpg
 

その後、フラビュラスも渡して、席に戻ってシャンパンを飲んでいると、旦那さんと一緒に俺の席に来てくれて、すこし話をした。

千葉に知り合いがいるとか、花が好きでジョルジュサンクのジェフリーサムの花はいつも見てると行っていた。

俺がいつかパリに店をだしたいというと、とても喜んでくれた。


Facebookに載せるから一緒に写真を撮ってというので、俺もやってるから探すよといったけど、みつけられなかった。

ちゃんと聞いとけばよかったなぁ。 
 


それにしても旦那さんは橋爪功に似てるなぁとずっと思っていたけど、ちょっと説明出来なかったから黙っていた。
 

その後ジョルジュサンクを覗いてフラットに帰った。
 
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翌日7日目、8日目は朝出発するため、実質最終日だ。

この日も朝は雨。


しかし、パラス狙いの俺には雨は関係ない。

朝からクレマチスとカラーのブーケを束ねてブリストルへ。


席はイマイチだったが、帰りにねばって関係ないとこで、もう1カット撮ってみたら、いいのが撮れた。

後ろの絨毯のような絵と椅子とブーケの相性がよかった。

798A0132.jpg


さすがパラス。こういうのがあるからいい。

その次は新パラスである パークハイットに ここもダメだった。綺麗すぎた。

798A0252.jpg

やはり旧パラスのほうが相性がいいかもしれない。


この日は、由美さんと最後の食事の約束の為に、撮影はここまで、OFRに20冊のフラビュラスを納品して、

夕方フラットの大家さんが、保証金を返しに来てくれる約束だったので、フラットに戻る。

お世話になったので、大家さんにブーケをプレゼント。

798A0276.jpg


これで9ブーケ完了。


あとひとつは最終日の早朝だ。

最終日。

曇ってはいたが、雨は降っていなくてよかった。

明け方、いつも人ごみでとれなかったルーブルの入り口付近で撮影を試みるがうまくいかなかった。

結局また橋で一枚。

798A0389.jpg


タイムアップだ。

フラットに戻り、荷物をピックして空港にむかわないといけない時間だ。


でも誰かにブーケをあげて10枚目の笑顔の写真を撮らないと。

しかーし!早朝なのであまり人がいない。いても通勤で急いでいる感じの人ばかり。


スーツケースを引っ張りながらRERの駅まで歩いてる途中。

パリの最後にふさわしい光景が俺の目に映った。


あっ。。。

fusigi1.jpg

あれは。。。

fusigi2.jpg


あいつぜったい暇やん。。

急いで、対岸に渡り、彼女のところにいくとかわっぺりで寝転んでイヤフォンで音楽を聞いてめっちゃノリノリだった。


お取り込み中すみませーん。と事情を説明するとブーケを綺麗ねと言ってくれたので、最後の人に決定。

798A0469.jpg


ありがとう。パリの不思議ちゃん。

というわけで最後は駆け足になりましたが、パリ撮影旅行が終わりました。


1週間で10ブーケは結構きつかったです。

一日1ブーケくらいがいい作品がとれるかも。


ただ、仕事になるとすれば、何個のブーケが作れて何カット撮れるかも重要な要素だと思うので

今回は無理してよかったと思います。


 

次回は季節を変えて違う花を撮りたいなと思います。

仕事につながっていきますように。
 

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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

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