blog du I'llony 世界一好きな花屋といってもらえるように 芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーオーナー谷口敦史のブログ

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2009年7月 Archive

2009年7月 5日

ヒマワリのちから




前回ブログでお伺いしてみたラフィリエ木曜昼クラス。

すぐさまお二人申込いただきましたのであとお一人での開始となります。

楽しみにお待ちしております。


さてさて、毎月僕が一番好きなデザインができるリュクスクラス。

今月は、ヒマワリを使うことにしました。


普段好んでしている、パリスタイルと呼ばれる雰囲気や、ブランド装花などでクライアントから求められるラグジュアリーな雰囲気を出したいデザインでは、

ガーベラなどもそうですが、このヒマワリという花は平面的なフォルムや、単価の安さ、一般的な認知度の高さなどが、マイナスに働いてうまく使えないなぁというイメージが強い花でした。

でも最近、イメージが変ってきたというか、

自分の中でのプライオリティに変化が出てきたのか。。

やっぱり、この花が人々に与えるパワーというのはすごいものがあって。

ここ最近それを聞いたり、感じたりしていると、無性に使いたくなりました。


そして、なんと言っても 黄色。

お世話になっているトレンドユニオンのエデルコートさんいわく、

黄色は今後10年、ピンクに代わるような人気の色になる。とのこと。

黄色への認識の変化とともに、ヒマワリへのイメージの変化も少なからずあるのではないでしょうか。


とにもかくにも、レッスンに来てくださるアイロニーファンをがっかりさせない、かっちょいいデザインに仕上げさえすれば、

あとはこの花のもつ力が、多くの人を明るい気持ちにしてくれるだろうなぁ。。

という訳で今月のリュクスクラス。

ヒマワリのモダンコンポジション”ご予約お待ちしております。

詳しくはこちら→レッスン専用サイト ラフィリエ

レギュラークラスも ヒマワリです!

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2009年7月16日

世界で一番素敵な仕事




最近某所であたらしくブログを書くことになり

アイロニーを知らない人にこれからアイロニーを知ってもらおうという視点で考える機会が増えました。

自分自身初心に帰れていい感じです。


今日はそこから抜粋です。

************************************



その昔、この仕事に興味をもったきっかけになった映画がありました。


クリスチャン・スレーターが演じるその主人公は

花屋は世界で一番素敵な仕事だ と言いました。


それから12年たった今でも、心の底からそう思います。


先日 見習いスタッフを希望する女性を面接したときに

彼女が最後にこんな質問をしました。


この仕事をやっててよかったと思うときはどんなときですか?


僕らは、毎日一歩一歩成長していこうと

どんな仕事がしたいか?と聞かれたら

大規模なブランドのパーティ会場の装花をしたい、

ホテルの壮大なデコレーションをしたい、

そんな風に僕らのクリエイティビティを生かせる仕事をしたいと思います。


でも、その先を想像すると、


見たことのないような空間演出ができたと思える自分たちの満足感よりも、


そこに訪れた人が笑顔になること。

招いた人の気持ちが伝わること。


そっちのほうがはるかに自分たちの満足感は高い。


でもそれよりももっともっと気持ちいい至福の時と呼べる瞬間がこの仕事にはある。


今まで、仕事をしていて泣いてしまったことが何度かある。

いつも、なにも予想していなかった配達の車の中でした。


プレゼントである花を届けたとき、お届け先の方が花を受け取った顔を見たとき

依頼主の気持ちが伝わったと深く深く感じることがある。


贈る人 贈られる人 

その人たちをよく知っているわけではないけれど

そのふたつの心の深い深いところに触れたような気持ちになって

気分が昂ぶってしまう。


配達を終え、車に戻ると涙があふれていた。


比較的ドライな自分にもこんなことってあるんだなぁとわれながら驚きますが、

少し落ち着くと 花屋ってすげぇ!とみょーにハイテンションになります。


今は自分で配達して直接手渡すことが少なくなったけれど、

花を手に取るときは、いつでもそのときの気持ちをよみがえらせることができます。

簡単に。


それくらい、素晴らしい瞬間なのです。



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2009年7月20日

メルマガやってます。

皆さん、Liz(リズ) flower style magazine を御存知ですか?

ひそかにひそかに、時々出しているアイロニーのメールマガジンです。

その昔、HTMLメールマガジン(写真とかも載せられるメールマガジン)が出始めだった頃、アイロニーはまだまだ黎明期だった頃に創刊されたものの、仕事に終われ記憶の片隅に追いやられていたメールマガジン。。

life with flower をテーマに、タニグチではなく女性の視点からアイロニーやアイロニ花を紹介するということで Lizという名前をつけたような。。

そしていつかは、店頭で紙媒体でつくるアイロニ新聞へと育てたいと始めたメールマガジン。。


スタッフが加入し始めた頃に、編集長を任命してみたものの続かず、オネエ言葉で自分で書こうかと考えたりしていたメールマガジン。。


再開しました!と告知してまた消えてしまうと情けないので、密かに密かに再開しておりましたメールマガジンが、ようやく体制が整ってきましたので、またお知らせをさせていただきます。


といいましても、新編集長は、現在育児休暇中のカタヲカなので、月に一回出してくれればいいなぁと、スタッフとみんなで協力して出していきたいと思っております。

出産や育児で仕事に制限ができてしまうスタッフにもできる仕事をもっともっと増やしていきたいと思っているので、大事に育てていきたいものです。

なかなか出ませんが、花の紹介やアイロニの仕事の紹介や、店頭のディスプレイの紹介や花器の紹介などなど。。1回1回はとても充実した内容ですのでぜひぜひ御登録してお楽しみください。

下のフォームの空欄にメールアドレスを入力して御登録ください。

バックナンバーはこちら
http://www.melma.com/backnumber_120160_4507679/


















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2009年7月26日

東京に店を

といっても、東京出店の話ではありません。。

ちらっと出ていた空き物件の話も、どうやら現在の借主の移転の話が延期の方向になったため、

アイロニーの東京出店は、まだ先の話となりそうです。

いつか来るそのときの為に、全力で体制を整えます。


さてさて、ではなんだそのタイトルは、ということですが。

今回の ラフィリエ(アイロニーディプロマ取得コースレッスン)の話です。


今回のテーマは、カラーサークルと質感による花選び

色彩や配色について花にもあてはまることや、花だからこうなる、というようなことを

今まで感じてきたことを解説したり、生徒さんといろいろな花についての質感や印象をディスカッションしたりしました。

このテーマは講義枠なので、レッスンはしない予定だったのですが、

一番の理解を得るには、実戦が不可欠と思い、

講義の後半は、アイロニーのお店に降りてきて、実際に花を選びブーケロンをつくってもらいました。

皆さん、わいわいとあれこれ悩みながら、花を組み合わせてとても楽しそう。

なにか、吸収してくれている瞬間だったと思います。


さて、芦屋の2クラスはいいのですが、東京クラスはどうするねん、と。。

店ないやん。。


ということで、花器をたくさん持っていって、一日限りのアイロニー東京店をつくりました。




講義だけだと思ってこられた生徒さんにサプライズプレゼントです。


苦労のかいあって、東京クラスの生徒さんも皆さん、思い思いの花合わせでブーケを作られ

楽しく、そして何かを得てくれたと思います。


そして毎回毎回、こちらも勉強の連続です。

次回は、またまた講義 写真の撮り方と重要性 です。

より充実した内容になるように、また一から勉強しなおしています。


芦屋クラスは 木曜昼に増枠予定で予約受付中(もうお一人さま申し込みでスタートします)

東京クラスは、若干空きがございますので、ぜひ興味をもたれたかたは

レッスンのサイト ラ フィリエ http://www.la-filiere.net/ をご覧になってください。

教室でお会いできるのを楽しみにしております。

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2009年7月31日

イベントとしての出張レッスンと気づき




昨日久しぶりに大きなプレッシャーを感じる仕事をさせていただきました。

某有名ブランドのVIP顧客様をお呼びして行われるイベントに、アイロニーの人気レッスン

僕とヨコヤマが担当する、リュクスクラスを選んでいただいたのです。


これは、とても嬉しいことで、もちろん僕のデザインを気に入って開講当初からずっと続けて下さっている方々の存在があってこそのリュクスクラスなのですが、

個人的な好みの枠を超えて、イメージをとても大事にされる企業様が、

VIPへのおもてなしとして、アイロニーのレッスンを認めてくださったということは

とても大きな自信につながることでした。


それと同時にとてもとても大きなプレッシャーにもつながりましたが。。


花の少ない時期ですが、あれこれと試行錯誤してブランドイメージをテーマにした

書き下ろしデザインで挑んだプレゼンは、方向性と大筋のデザインは喜んでいただいたものの、

VIPの好みにより細やかにあわせた微調整を行い、仕入れの都合による

若干の変更も許されないほど、細かく打ち合わせしました。


予定していた希少な品種のランがどの市場をさがしても見つからないという事態になりましたが、

アイロニーの全仕入れルートをあたって、生産者から直送してもらったり、

一日3枠行われるため、レッスンの時間管理が分刻みで行われたり、

持てる力を出し切ったレッスンとなりました。


クライアントからはVIP顧客様ということで、くれぐれも。。と念に念を押されていたのもまた

緊張感を高めましたが、さすがVIPと呼ばれるお客様は、皆様とても上品で周りへの心遣いや気配りがすばらしく、皆様で花を楽しんでくださる様子に心がほぐされました。


レッスン終了後、合間に休憩を挟めなかったわれわれのためにご用意してくださったお弁当を頂きながら、数十のブティックを統括されていて、今回のイベントにわれわれをご指名してくださった方といろいろとお話させていただいて、いろいろなことを教えていただきました。

いつきても感じる、ブティックの方々のいい雰囲気はこの方が持っている愛情と情熱の賜物であることがわかりました。


そして、帰りの車でもう一度考えていて、

VIPのお客様がたのあの上品ですばらしい心配りの雰囲気も、そういう想いで働く人の長い長い積み重ねの賜物なのかと気づきました。


本当に貴重な体験ありがとうございました。


8月のリュクスクラス、ご予約お待ちしております。今月は人気のラン バンダ を使います。

詳しくは→http://www.la-filiere.net/#luxe-header






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Auther

florist jardin du I'llony
creative director
Atsushi Taniguchi

谷口 敦史
1975年3月31日生まれ

芦屋と南青山とパリに店を構える花屋アイロニーのオーナーフローリスト。 独学ながら自然のバランスと花のもつ色気をコンセプトにしたデザインが多くのブランドに認められ店内装花やイベント装花などを手がける。 企業への花をつかった商品企画や広告への花写真の提供など幅広く活動。 自身の撮影による写真集FLOWBULOUS(フラビュラス)は現在ISSUE3まで発刊し累計45000部突破。

多くの人に世界一好きな花屋がある人生の豊かさを感じてもらうことを目標に邁進中

>>詳しいプロフィールはこちら

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